PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 357「お金はちょっとで良い」/ "Just a little money is OK"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 357「お金はちょっとで良い」
 

私は2016年に自営を始めましたが、良かったこととして以下のようなものがあります。

 

ーーー

1. 会社員でなくても、普通に生活していけるレベルの収入を得られることが分かった。

2. 税金や社会保障費を自分で払うため、どれだけコストがかかっているか確認するようになった。

3. 社会の仕組みで改善が必要な場合、政治家に陳情に行って状況をきちんと伝えるようになった。

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上記の中でも一番良かったことは1であり、会社組織を出て新しいことを始めようとする場合の足かせは、結局お金の問題だったりします。

 

健康であれば、生活に必要なお金を稼ぐことはできます。

 

そのため、やりたくない仕事を嫌々やっているよりは、やりたいことを「とりあえず始めてみる」というスタンスで行動する方が合理的であることを確認できました :-)。

 

今回紹介する資料「還暦からの底力」は「歴史・人・旅に学ぶ生き方」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。

 

「先進国のなかで世界一の平均寿命を誇る日本は、始皇帝が夢に描いていた理想に近い世界を実現したといえます。

 

しかも、人口トップ10の国々のなかで平均寿命トップ10に入っている国は日本のほかにありません。

 

ところがわが国の高齢化社会についてメディアや巷で見かける言説は、公的年金保険が崩壊して世の中には貧困老人があふれかえる、あるいは人々の寿命が延びた分、寝たきり老人が増加して周囲の負担がどんどん重くなる、といった将来の不安をあおるものばかりです。

 

高齢者や高齢化社会の将来はお先真っ暗というわけです。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

 

人間は年を取ったら活躍とは程遠くなり、貯蓄や年金を食いつぶしながら生きていくしかないのでしょうか。

 

そんなはずはありません。」(引用終わり)

 

今回紹介した資料「還暦からの底力」の著者である出口治明氏は、還暦(60歳)の時にライフネット生命を開業し、現在は立命館アジア太平洋大学(APU)学長を務めています。

 

本書でもう一つ面白いと思ったのは、出口氏がそれほど貯金を持っていないという点です。

 

出口氏が多くの貯金を持たない理由は、「働けば良い」という非常にシンプルなものです。

 

出口氏は、「元気に毎日働いていれば頭と体を使うため介護状態になる可能性を低減でき、仮に介護が必要になっても介護保険があるから問題ない」とも説明しています。

 

PDCAカフェで若手の方と話をしていると、「将来が不安である」という理由で年金や保険の話がしょっちゅう出てきますが、私は法律で加入が義務付けられている保険しか使っていません。

 

日本の場合、高額療養費制度が整っていることから、医療費の自己負担に上限があります。

 

高額療養費については、出口氏と共にライフネット生命を起業した岩瀬大輔氏の「生命保険のカラクリ」で詳しく説明されています。

 

日本の社会保障システムは資本主義社会とは思えない至れり尽くせりの状況であるため、公的な保険や年金に入っておけば、ほとんどのケースに対処できるようになっています。

 

また、会社員が自営を始めた場合、2年間は前職の健康保険を利用できる「任意継続」という仕組みまであります。

 

生命保険のカラクリ (文春新書)

生命保険のカラクリ (文春新書)

  • 作者:岩瀬 大輔
  • 発売日: 2009/10/17
  • メディア: 新書
 

 

というわけで、皆様もやりたいことがある場合、とりあえずやってみましょう :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「還暦からの底力」を読みながら、チャップリンの名言である「人生に必要なものは、夢と勇気とサムマネー」を思い出しました。
 

原文は、「Life can be wonderful if you're not afraid of it. All it needs is courage, imagination ... and a little dough.(人生は恐れなければ、素晴らしいものになる。必要なものは、夢と勇気 … そしていくらかのお金である」となります(「dough」は「パン生地」のことですが、ここでは「金銭」の意味になっています)。

 

私が自営を始めて分かったことは、「仕事は楽しいものであり、健康であれば何とかなるし、生活に必要なお金(サムマネー)を稼ぐことは可能」ということでした。

 

過去のPDCA日記でもお伝えしましたが、我々は社会保障が整備されている世界に生きています :-)。

 

これは非常に幸運なことであり、チャレンジングなことはあるかと思いますが、チャップリンの言うように「夢と勇気とサムマネー」があれば大丈夫でしょう!

 

 

P.S.2「金がないからできないという人は、どれだけ金があっても何もできない人だ」というのは、阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ創始者である小林一三氏の名言です。

 

PDCAカフェでも、「お金がないから新しいことができません」とコメントされた方がいました。

 

「このPDCA日記はお金をかけずにやっています」が、私の回答です :-)。

 

そういえば、ユニコーンも名曲「大迷惑」の中でこう言っていますよ。

 

「お金なんかはちょっとでいいのだ~♪」

 

大迷惑 (シングル・ヴァージョン) -UC30 若返る勤労 Remastered-

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  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「ちょっとの」 = 「just a little 

 

今回出てきた「ちょっとの」の英訳は、「just a little」になります。

 

「お金はちょっとで良い」を英語で表現する場合、「Just a little money is OK」とすればよいですね :-)。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 357 "Just a little money is OK"

 

The material introduced today "The power from the age of 60 (Japanese only)" has a catchphrase of "How to learn from history, people, and travel", and the following phrases were impressive.

 

“Japan, which boasts the world's longest life expectancy among developed countries, has achieved a world that is close to the ideal that the first Emperor of Qin dreamed of.

 

Moreover, no other country has the top 10 life expectancy among the top 10 countries in the population.

 

However, the discourse that we see in the media about Japan's aging society is that public pension insurance will collapse and the poor old people are flooded in the world.

 

The future of the elderly and the aging society is completely black.

 

But is that really the case?

 

As humans grow older, they will be far from active, and will they have to live while eating out their savings and pensions?

 

That shouldn't be the case." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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