PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 379「オシャレに気を配る」/ "Pay attention to fashion"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 379「オシャレに気を配る」
 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私が通った最後のフランスの学校がマーケティングの研究で有名であり、某有名高級ブランドの元経営者だった教授が教鞭を取っていました。

 


私が通っていたビジネススクールの「高級ブランドマーケティング(Luxury Marketing)」という授業で、その教授が述べていた以下の話を今でもよく覚えています。
 

「フランスの高級ブランドが女性向けに広告を打つ際には、3つのテーマがある。

 

1つ目は『完璧な美しさ』、2つ目は『良い仕事を持つこと』、最後は『良い母親になること』である。」(教授コメント終わり)

 

彼によると、10代後半から20代前半の女性に向けて高級ブランドがマーケティングを行う場合、最初のテーマである「完璧な美しさ」を全面的に広告に押し出してくるそうです。

 

日本の女性雑誌で言えば、20歳前後の女性をターゲットにしている「non-no」や「JJ」などの雑誌に登場する女性のメイクやファッションを見れば、「完璧な美しさ」に焦点を当てていることが分かりますね :-)。

 

(20歳前後をターゲットにしている女性雑誌)

non-no: https://nonno.hpplus.jp/ JJ: https://jj-jj.net/

 

20代半ばから30代前半の女性に向けての高級ブランドの広告は、「完璧な美しさ」に加えて、「良い仕事を持つこと」をイメージさせたキャリアウーマンの写真や動画を組みこんでくるとのことでした。

 

「完璧な美しさ」と「良い仕事を持つこと」を意識したファッションを展開している雑誌としては、30歳前後の女性をターゲットにしている「MORE」や「CLASSY.」などがあります。

 

(30歳前後をターゲットにしている女性雑誌)

MORE: https://more.hpplus.jp/more-models CLASSY.: https://classy-online.jp/

 

30代半ば以降の女性に対しては、「完璧な美しさ」と「良い仕事を持つこと」に加えて、「良い母親になること」を刷り込むような広告を、高級ブランドのマーケターは考えていると教授は話していました。

 

40歳以降の女性をターゲットにしている「VERY」や「InRed」などの大人向け女性雑誌の表紙を見ると、「完璧な美しさ」「良い仕事を持つこと」「良い母親になること」の全てを実現させた(?)女優やモデルなどが表紙を飾っていますね。

 

(40歳以降をターゲットにしている女性雑誌)

VERY: https://veryweb.jp/ InRedhttps://tkj.jp/inred/

 

私はいつもコンビニに行って雑誌コーナーを横切る時は、この教授の3つのテーマを思い出しながら女性雑誌の表紙を眺めています。

 

女性雑誌の表紙を見ると、20代前半までをターゲットにしている雑誌の表紙は「完璧な美しさ」、20代半ばから30代前半向けの雑誌は「完璧な美しさ」と「良い仕事を持つこと」、30代半ば以降が読者層の雑誌は「完璧な美しさ」「良い仕事を持つこと」「良い母親になること」をイメージさせた女性が全面的に打ち出されています。

 

そう言えば、私がニューヨークで働いていた時に出張などで日本に一時帰国する際、外国人の女性同僚からよく、「日本の女性雑誌を買ってきてくれ」と頼まれていました。

 

私は当時、ニューヨークの国際部門に所属しており、南米、中東チームと席が近かったのですが、バーレーン出身のある女性の同僚は、「XXと△△という日本の女性雑誌を買ってこい」とかなり細かく指示(?)してきました。

 

彼女に話を聞いてみると、「着回し」の概念が海外ではあまりなく、日本の女性雑誌に掲載されている「一週間着回しコーデ」的な手法は「イノベーション」に映るそうです。

 

逆に、日本にいる女性の同僚からは、「ニューヨークの□□というブランドの〇〇ドレスを買ってきてくれ」と依頼されることがありました。

 

海外の女性用ドレスは、アシメトリー(asymmetry)と呼ばれる左右非対称になっているものや日本ではほとんど見ないようなデザインがあります。

 

アシメトリーは確かにオシャレでスタイリッシュであり、ニューヨークやパリで結婚式に招待してもらった時、「不思議な形をした素敵なドレスだな~」と感心していたことを覚えています(フランスの場合、結婚式で朝までダンスが続いたので大変だった。明け方は寒かったなぁ🐧)。

 

今回紹介する資料「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」は「お金を使うほどチャンスが増える!」をキャッチフレーズにしており、「オシャレに気を配れ」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「服装を選ばないというのは、思考の機会の放棄だ。

 

服装には、思考の量と社会人としてのセンスが、如実に表れるのだ。

 

高い服でなくてもいい。

 

最低限のTPOを守り、生活感のあるメーカー品を組み合わせ、自分に似合ったスタイルを探そう。

 

新しい服を選ぶことで、世間の流行のアップデートにつながる。

 

何が流行しているのか、鈍感な人に、ビジネスチャンスが巡ってくるはずはない。

 

新品の服を、季節に合わせて定期的に入手していれば、体形管理の習慣も身につくだろう。

 

こざっぱりした、流行の新しい服を、おしゃれに着こなす。

 

それだけでさまざまな思考の機会が得られ、対人の評価ポイントも上がるのだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

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  • 作者:堀江貴文
  • 発売日: 2019/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  

P.S. 男性の場合、今回紹介した資料「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」が指摘しているように、結婚と共にオシャレに気を配らなくなる人が一定数いるようです。

 

中には、「妻が買ってきたものを着ている」というケースも実際に耳にします。

 

一方、「夫が買ってきた服を着ている」という既婚女性の声はあまり聞きません。

 

この男女間における違いが発生する背景は、皆様の両親に意見を聞くと、回答があるかもしれません。

 

男性の場合、基本的に他の男性が自分のことを「オシャレであると思っているかどうか」を気にしません(ビジネスパーソンとしての評価は大いに気にしていますがね、フフフ :-)。

 

一方、女性は「他の女性からどう見られているか」を気にしているケースがあり、この違いが結婚後の男女のオシャレに関する差として出てくるのかもしれません。

 

私の両親は既に定年退職しており、優雅な(?)老後生活を送っていますが、父親は郊外のゴルフコースで一人ゴルフを楽しんでいます。

 

田舎のゴルフコースということもあって、受付を通れば誰とも会わないことがあるようです。

 

私の父親が通っているゴルフコースでは、人間よりもタヌキやキツネなどの野生動物に遭遇することの方が多いらしいです。

 

一方、母親は以前の職場仲間たちと優雅なランチに行ったり、豪勢な旅行に行ったりしており、社交的な生活を送っています。

 

私の母親は、「女性仲間と旅行に行くための服」をわざわざ買いに行くことがあるそうです。

 

彼女は、「一緒に行く仲間達も良い服を着ているから、自分もきちんとした服装をしなければならない」とコメントしていました。

 

周りの人達を意識してオシャレに気を配ることは良いことであると私は感じており、ビジネスにおける相互牽制に近いのかもしれませんね(違うかな?)。

 

人それぞれだと思いますが、今回紹介した資料「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」が述べている通り、大人の男性もオシャレに気を配ることが重要だと私は思いますね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「気を配る」 = 「pay attention

 

今回出てきた「気を配る」の英訳は、「pay attention」になります。

 

「オシャレに気を配る」を英語で表現する場合、「Pay attention to fashion」とすればよいですね :-)。

 

あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる

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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 379 "Pay attention to fashion"

 

The material introduced today "The more money you spend, the less stupid you can be (Japanese only)" has a catchphrase "The more money you spend, the more chances you get!" and the following phrases were impressive.

 

"Not choosing clothes is a waiver of thinking.

 

The amount of thought and the sense of being a member of society can be clearly seen in clothes.

 

It doesn't have to be expensive clothes.

 

Protect the minimum TPO, combine products with a sense of life, and find a style that suits you.

 

Choosing new clothes will lead to a trend update.

 

People who are insensitive to what's going on can't afford business opportunities.

 

If you regularly get new clothes according to the season, you will also develop the habit of body shape management.

 

Dress up stylish, trendy new clothes in style.

 

That alone gives us a variety of thinking opportunities and raises the evaluation points of our interpersonal skills." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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