PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 483「政治家に意見を伝えることの重要性」/ "The importance of giving opinions to politicians"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 483「政治家に意見を伝えることの重要性」】
 

私は自営のコンサルタントとして、複数の企業でお世話になってきました。

 

プロジェクトのタスク完了を確認する上で、必ずエビデンスの提出をお願いしており、この点についてはこだわって業務を行ってきました。

 

組織によって違いますが、「エビデンスだぁ~!Mr. PDCAは元銀行員だから疑い深いのだろう。我が社ではそんなプロセスをしたことはない!」と怒鳴り散らす人がいたりします。

 

それでも、私は「客観的に完了を確認する上でエビデンスが必要です」と言い続けてきました。

 

最初の内は、しぶしぶエビデンスを提出していた人であっても、客観的なエビデンスの必要性に気付いてくれるケースがほとんどだったりします。

 

時間の経過と共に、エビデンスに反対していた人が、「確かにこうした方が客観的ですね」と手の平を返す(?)ことも珍しくありません。

 

私がその組織から離れた後、反エビデンスの急先鋒だった部長が、「自分のチームのプロジェクトでもエビデンスを出させるようになった」と後から耳にしたこともありました。

 

エビデンスの重要性は、実際にやってもらうことが感じてもらえることが多く、「論より証拠」とはよく言ったものですね :-)。

 

私がエビデンス主義になったのは、銀行員時代に当局対応の仕事をしていたことが影響しています。

 

組織の外部から見て、タスクや作業の完了を確認できる資料を準備することの重要性を、肌で感じていたのです。

 

今回紹介する資料「一発OK! をもらえる人の エビデンス仕事術」は、「反論されない情報収集」をキャッチフレーズにしており、「エビデンスで仕事の規模も効率もリーダーシップも向上する」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

エビデンスの力は、そうした違う立場の人たちの目線を揃え、建設的な議論ができるようにすることにあります。

 

エビデンスは、あなたに進むべき方向を示してくれます。

 

エビデンスは、あなたのチームに求心力をもたらします。

 

迷っている時間が減り仲間の協力が十分に得られることで、仕事は早く片づき、今までにない大きなプロジェクトを動かすことができるはずです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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一発OK! をもらえる人の エビデンス仕事術

一発OK! をもらえる人の エビデンス仕事術

 

 

P.S. 企業によって書類作成(ドキュメンテーション)方法は異なっており、ドキュメントの書式などはまちまちです。

 

ただ、私はエビデンスとなるドキュメントを作成してもらう上で、資料上に日付や作成者を必ず記載してもらうようにしていました。

 

日付や作成者が記載されていない書類は、後で「誰がいつ何のために作ったのか」を確認できません。

 

この辺りのことを軽視する会社があったりしますが、この点がきちんとしていなければ、他の重要なこと(コンプライアンス意識など)も、おざなりになりがちです。

 

組織として、ドキュメンテーションにも一定の規律が必要であり、これを統一することで、会社としての方向性も固まりやすくなると私は考えています。

 

この辺りは事前に経営者と確認をしていますが、これを実行すると「社長として言いにくいことを、Mr. PDCAが言ってくれて助かる」とコメントされることがあります。

 

こういう時、「この仕事をしていて良かったな」と感じますね :-)。

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私の最初の仕事は金融商品の販売でした。

 

金融商品の場合、競合他社との商品・サービスの違いというものがありません。

 

そのため、プレゼンテーション方法や顧客から好かれているかどうかなどの、印象的な評価が決定打になるのです。

 

投資銀行コンサルティング会社が、顧客に提出する資料にこだわるのは、上記のような理由があるからです。

 

社会的評価が高い投資銀行コンサルティング会社が競合すると、プレゼンテーション自体も似通った内容になってきます。

 

顧客としては、ドキュメンテーションや資料が美しく、理路整然と話ができているかなどの点からしか判断ができなくなるのです。

 

「戦略は細部に宿る」とはよく言ったもので、作成日や作成者、ページ番号などがきちんと記載されているか確認した上で提出するだけで、読み手の印象が良くなりますので、是非今日から意識してみてください :-)。

 

P.S.2. 過去のPDCA日記で、「行政手続きにチャレンジングな部分があれば、政治家に伝えて改善を求めるべき」ということをお伝えしました。

 

 

実際に政治家に陳情に行った経験のある人は少ないと思いますが、最近はFacebookTwitterなどのSNS経由でコミュニケーションが取れたり、意見を求めている国会議員や地方議員が出てきています。

 

今回のPDCA日記のタイトルは「政治家に意見を伝えることの重要性」ですが、私が実際に国会議員に伝えたコメントが、先日の国会審議(財政金融委員会)で取り上げられました(これ、本当の話よ :-)。

 

こちらの動画の10分30秒から10分35秒までの内容は、私が実際に議員に伝えたコメントそのままです(エビデンスあり)。

 

「日銀のシステムは非常に複雑であるため、オンラインを諦め、紙で提出している企業が殆どではないか。」(Mr. PDCAが議員に伝えたコメント終わり)

 

<財政金融委員会動画:2020年11月24日>

 

<私から議員に送った意見> 

 
 
 
Mr. PDCA
 
@MPdca
 
返信先: さん, さん
「エクセルをメールで送信したい」旨を国際局に依頼しましたが、「法律で紙での提出を求められている。オンラインの場合、日銀のシステムに入る申請をして、手続きしてほしい」との回答でした。 日銀のシステムは非常に複雑であるため、オンラインを諦め、紙で提出している企業が殆どだと思います。
 

私が議員に伝えたコメントが、国会で取り上げられたのは初めてのことです(それはそうだろう)。

 

行政手続きでチャレンジがある場合、きちんと政治家に意見を伝えることの重要性を改めて感じました。

 

また、普段から政治家がどのような動きをしているか、確認することが大切であるということも痛感しましたね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「建設的な」=「constructive」>

  

今回出てきた「建設的な」の英訳は、「constructive」になります。

 

「自由な組織文化のおかげで、建設的な議論ができた」を英語にする場合、「Constructive discussions were possible thanks to free organizational culture」とすればよいですね :-)。

 

エビデンス仕事術 一発OK!をもらえる人の

エビデンス仕事術 一発OK!をもらえる人の

 
 
 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 483 "The importance of giving opinions to politicians"】

 

As a self-employed consultant, I have been working at several companies.

 

Wherever I went to, I have always requested the submission of evidence to confirm the completion of the project tasks.

 

The material to be introduced today “Evidence work skills for those who want to be successful (Japanese only)” has a catchphrase of “Collecting information without pain” and the following phrases were impressive.

 

“The power of the evidence is to align the perspectives of those in different positions and enable constructive discussions.

 

The evidence shows you the direction to go.

 

Evidence brings centripetal power to your team.

 

With less time lost and enough peer support, you should be able to get things done quickly and run big projects like never before.” (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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