PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 539「江戸時代のスポーツ事情」/ "Sports in the Edo period"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 539「江戸時代のスポーツ事情」】

 

私は時々、大学の図書館に行くことがあります。

 

大学の図書館には、英字新聞や英字雑誌などの英語文献が豊富に揃えられており、一日中英語漬けになる時もあります。

 

英字新聞を読んでいると、スポーツ面にチェスの記事が載っていたります。

 

日本の新聞では、将棋の話題がスポーツ面に掲載されることはなく、社会面に載ることが一般的です。

 

これは、英語と日本語における「Sports / スポーツ」への捉え方の違いから来ているようです。

 

「Sports」という英単語には、「娯楽」や「気晴らし」という意味が含まれており、対象が体を動かすスポーツだけではないわけです。

 

そのため、チェスのような趣味ともいえる遊びについても、英字新聞ではスポーツ面で取り上げられるわけですね。

 

日本では、高校野球や大学の全国大会などで敗北したチームが号泣するシーンがありますが、英語圏の人達からすると、娯楽や気晴らしであるはずのスポーツゲームの後、「なぜ泣いているのか?」と不思議に感じるそうです。

 

英語の場合、試合を「Game / ゲーム」と表現しますが、日本語の「ゲーム」はパソコンやスマホ、専用機器を使って遊ぶ意味合いが強いですね。

 

この辺りのことを確認しながら学習すると、英語の勉強が楽しくなってくると思います😊。

 

今回紹介する資料「江戸のスポーツ歴史事典」は「日本のスポーツ発展の礎を築いたのは、江戸の庶民だった!」をキャッチフレーズにしており、「江戸のスポーツを知る意味」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「江戸の人びとはスポーツ好きだった。

 

スポーツは、その語源に立ち返ると『遊び戯(たわむ)れる』を意味するが、このように広く捉えれば、近世の江戸にはたくさんのスポーツ(遊び)があったことはよく知られている。

 

近世には全国各地に城下町としての都市が出現するが、とくに江戸では18世紀中頃より庶民層が武士を上回る経済力を持ちはじめ、19世紀には100万の人口を抱える歴史上最大規模の城下町が完成する。

 

商工業を営む江戸庶民は、祭事や信仰にも包まれながら貨幣と引き換えにしたスポーツに熱中し、その消費行動は江戸経済を動かしていった。

 

江戸人たちは時に堂々とスポーツ賭博をすれば、スポーツをしに来たふりをして女性を口説いたりもした。

 

現代人の眼には不真面目に映るかもしれないが、江戸のスポーツとはそういう世界である。

 

まるでスポーツの語源を知っていたかのように、彼らはスポーツをしながら実によく遊んだ。

 

とにかく、江戸はスポーツの宝庫である。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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江戸のスポーツ歴史事典

江戸のスポーツ歴史事典

  • 作者:谷釜 尋徳
  • 発売日: 2020/10/27
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 今回紹介した資料「江戸のスポーツ歴史事典」によると江戸時代の人たちは、体を動かす日本語の「スポーツ」よりも、娯楽や気晴らしを意味する英語の「Sports」を楽しんでいたことになります。

 

高校野球などの勝利至上主義について、私はかねてから疑問を持っていました。

 

プロを目指す選手たちは、日本語の「スポーツ」に基づく勝利至上主義でやればよいと思います。

 

ただ、大部分の人たちは、娯楽や気晴らしとして英語の「Sports」として、色々なことを楽しんでやる方が自然であると私は考えています😊。

 

そう言えば、私の前職の外資系金融機関では、ゴルフ好きの人が結構いました。

 

あるアメリカ人の上司が、「ゴルフは遊びなのに、日本人はなぜあれだけ勝負にこだわるのだ」とコメントしていたことを覚えています。

 

彼のコメントにも、英語の「Sports = 気晴らし、娯楽」と日本語の「スポーツ = 体を動かす修練」の違いが表れていますね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「一日中」=「all day long」>

  

今回出てきた「一日中」の英訳は、「all day long」になります。

 

「一日中英語漬けになる」を英語にする場合、「Be immersed in English all day long」とすればよいですね😊。  

 

江戸のスポーツ歴史事典

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  • 作者:谷釜 尋徳
  • 発売日: 2020/10/27
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 539 "Sports in the Edo period"】

 

The material introduced today "Edo Sports History Encyclopedia (Japanese only)" has a catchphrase "It was the common people of Edo who laid the foundation for the development of sports in Japan!", and the following phrases were impressive in the part "Meaning of knowing the sport of Edo".

 

"People in Edo loved sports.

 

Sports means 'playing' when we return to the etymology, but it is well known that there were many sports (playing) in Edo in the early modern period when viewed broadly in this way.

 

Cities as castle towns appeared all over the country in the early modern period, but especially in Edo.

 

Ordinary people began to have more economic power than samurai from the middle of the 18th century, and in the 19th century it was the largest castle town in history with a population of 1 million.

 

Ordinary people of Edo, who run commerce and industry, were enthusiastic about sports in exchange for money while being wrapped in age and faith, and their consumption behavior moved the Edo economy.

 

The Edo people sometimes pretended to come to play sports and persuaded women to play sports gambling.

 

It may seem unscrupulous to the eyes of modern people, but sports in Edo are such a world.

 

They played very well while playing sports, as if they knew the etymology of sports.

 

Anyway, Edo is a treasure trove of sports." (Unquote)

 

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