PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 622「日本人でつるまない」/ "Not gathering with Japanese"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 622「日本人でつるまない」

 

海外の大学や大学院に行くと、インド人や中国人の留学生の数が多く、日本人と顔を合わす機会は減少していると言われています。

 

私自身、フランスの大学院に留学していましたが、日本人は私1人だけのクラスが殆どでした。

 

そのため、私は北米、南米、アフリカ、中東、アジアなどの留学生とグループワークを行っていました。

 

海外留学するメリットは色々とありますが、自分とは違うバックグラウンドを持っている人たちと意見を交わせることが一番大きいと私は感じています。

 

インド人のグループを見ていて感心したこととして、彼ら、彼女らの対応力の凄さがあります。

 

マーケティングの授業でグループごとにプレゼンテーションを行う機会があり、それぞれのチームが事前に資料を用意していました。

 

私のチームはプレゼンテーションのリハーサルを複数回行って、万全の準備をして授業に臨みました。

 

一方、インド人のグループは教室の後ろの方に集まり、何やら話し合いを行っています。

 

インド人グループの1人が手をあげて、以下のように発言しました。

 

「教授、私たちのグループは最後にプレゼンテーションをしたいのですが、宜しいでしょうか?」(インド人コメント終わり)

 

この授業を担当していたフランス人の教授は、この辺りの順番を最初に決めていなかったため、「まぁ、いいんじゃないの」と述べ、インド人グループは最後にプレゼンテーションをすることになったのです。

 

最初のグループがプレゼンテーションを行い、発表が続く中、インド人グループは後ろの方で、もぞもぞと作業を続けていました。

 

後から話を聞くと、インド人グループは授業が始まるまでプレゼンテーションの準備をしておらず、教室の後ろで資料を作成していたそうです。

 

私はその話を聞いて、感心しました。

 

日本の感覚からすると、「当日まで準備をしていないとは何事だ!」となってしまいがちです。

 

ただ、インド人グループはプレゼンテーション当日に作業を開始し、まずまずの質の発表に仕上げてきたのです。

 

このやり方は褒められたものではないかもしれませんが、「どのような状況でも何とかする」というインド人スピリットを見たような気がします。

 

全然関係ありませんが、同じクラスのインド人女性がよく、「Mr. PDCA、水を少しくれない?」と私に話しかけてきました。

 

私が通っていた学校では、飲料水を入れるところが学食にあったため、ペットボトルの水をインド人にあげていたのです。

 

そのインド人女性は、私のペットボトルを取り、口に直接つけることなく、少し離した上のところから水を流し、「ごくごく」と器用に飲んで、「サンキュー」と言って去っていったものです。

 

日本でもアメリカでもフランスでも、「ペットボトルの水を少しくれ」と言われたことはなかったため、色々な意味で新鮮だったものです😊

 

今回紹介する資料「「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶは、「これからの製造のトレンドとエコシステム」をキャッチフレーズにしており、「実戦で学んだ外国語」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「1つだけ鉄則があるとするならば、日本人ばかりでつるんではならないということだろう。

 

私は日本人となれ合うつもりはかけらもなく、台湾人とばかり付き合った。

 

仕事はもちろんのこと、休日も台湾人と飲み屋に行ったり、ハイキングに出掛けたりと、ともかく現地社会に溶け込むことに専念した。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 海外留学や海外駐在を経験する場合、今回紹介した資料「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ」が唱えている通り、「現地社会に溶け込むことに専念」することで、現地の言葉を覚えることになります。

 

海外に行って日本人を避ける必要はありませんが、日本人との付き合いは日本に帰ってからいくらでもできますからね😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「溶け込む」 = 「fit in」

 

今回出てきた「溶け込む」の英訳は、「fit in」になります。

 

「彼は現地社会に溶け込んだ」を英語で表現する場合、「He fitted in the local community」とすればよいですね😊

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 622 "Not gathering with Japanese"
 

When going to universities and graduate schools overseas, it is said that the number of Indian and Chinese international students is large, and the chances of meeting Japanese are decreasing.

 

I was studying abroad at a French graduate school, but there were few Japanese students and I studied with international students from North America, South America, Africa, the Middle East and Asia.

 

The material to be introduced today "Learning from Silicon Valley Shenzhen in Hardware (Japanese only)" has a catchphrase of "Future manufacturing trends and ecosystem" and the following phrases were impressive.

 

"If there is only one iron rule, it means that you should not be gathering with Japanese overseas.

 

I had been having lunch and dinner with Taiwanese.

 

Not only at work, but also on holidays, I went to drink bars and went hiking, so I concentrated on getting into the local community anyway." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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