PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 662「社会保障制度の先駆け」/ "A pioneer in the social security system"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 662社会保障制度の先駆け

 

私がフランスで学生に戻っていた頃、経済学の授業のある教授が、「社会保障は弱者ではなく、強者を守るためにある」と述べていました。

 

社会保障は一見、失業している人やチャレンジを抱えている人向けのものであると思いがちです。

 

社会保障がなければ弱者は政治に不満を持ち、革命などで政権を転覆しようとしかねない。社会保障によって、不満をそらすことが可能である。従って、社会保障は強者を守るために存在している」ということが、この教授の意見でした。

 

今回紹介する資料「一冊でわかるドイツ史は、教科書よりもわかりやすいGermanyの不屈の歴史」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「保守的な考えを持つビスマルク社会主義を嫌いましたが、労働者を保護すること自体は必要であると考えていました。

 

国から保護されていると実感させて社会主義から切り離し、国家への忠誠心を高めようとします。

 

1880年代、ビスマルク医療保険法、災害保険法、廃疾・養老保険法を立て続けに制定しました。

 

いずれも、労働者を貧困から救うための制度で、現在の社会保険制度の先駆けと言われます。

 

ビスマルクの政策は、『アメとムチ』にたとえられます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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一冊でわかるドイツ史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史)

一冊でわかるドイツ史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史)

 

 

P.S. 社会保障の先駆けとして、「アメとムチ」政策を遂行したビスマルクでしたが、ヴィルヘルム2世との意見が合わず、1890年に解任されてしまいます。

 

政敵を追い出すためにビスマルクが定年制を導入したことは有名ですが、日本企業の多くが定年制を導入していることは、良いことであると私は考えています。

 

ただ、日本企業で役員になると、何歳になっても会社に居座り続けるケースがあるのは考えものですね。

 

また、日本企業の場合、社長を退任しても、会長になるケースが多くなっています😊。

 

これは賛否両論あるところですが、私は社長を退任する際、会長にならず組織を離れる方が、中長期的にはポジティブに働くように感じています。

 

財界だけではなく、政界でも高齢化が進んでいます。

 

自民党では、衆議院選挙の比例区に73歳以上の立候補を認めないという定年ルールがあります。

 

自民党では、80代の大臣や幹事長が活躍(?)しており、定年ルールについて廃止の動きが出ています。

 

衆議院選挙の比例区に73歳以上の人は立候補できませんが、小選挙区であれば問題ありません。

 

そのため、私はこの仕組みを維持した方がよいと思いますね。

 

仮に、定年制を廃止してしまうと、政界の高齢化が更に進んでしまうことでしょう。

 

国家公務員の場合、現在は60歳が定年になっています(2021年5月時点)。

 

ただ、政府は国家公務員の定年を2030年度(令和12年度)以降、65歳に引き上げる予定にしています。

 

この方針については、色々と意見が分かれるところでしょう。

 

ただ、国家公務員の定年を65歳まで引き上げても、財界や政界と比べると、幹部の年齢は若いように感じています。

 

なぜならば、民間企業や自民党の重鎮の中には、70代や80代の人たちがゴロゴロしているからです。

 

国家公務員の場合、70代以上の人が幹部になることは今後もできないため、官界が最も若い状況は続くのでしょう。

 

ちなみに、アメリカには民間企業にも主要政党にも公務員にも、定年がありません。

 

アメリカでは年齢による職業差別が法律で禁止されているため、定年は存在しないのです。

 

私がアメリカで働いていた時も、80歳近い人が同じフロアにいました。

 

この人は、「もうすぐ孫に子供(ひ孫)が生まれる」と嬉しそうに語っていたものです。

 

ただ、アメリカでは雇用が流動的であるため、私がニューヨークで働いていた時も結構な数の同僚が、いつの間にかいなくなっていました。

 

定年がある日本、定年がないアメリカ、どちらにも一長一短があるわけですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「先駆け」 = 「pioneer」>

 

今回出てきた「先駆け」の英訳は、「pioneer」になります。

 

社会保障制度の先駆け」を英語にする場合、「A pioneer in the social security system」とすればよいですね😊。

 

一冊でわかるドイツ史

一冊でわかるドイツ史

  • 作者:眞興, 関
  • 発売日: 2019/11/21
  • メディア: 単行本
 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ラ・ラ・ランド」>

  

本日は、エマ・ストーン主演の映画「ラ・ラ・ランド」 を紹介します。

 

ラ・ラ・ランド(字幕版)

ラ・ラ・ランド(字幕版)

  • 発売日: 2017/05/26
  • メディア: Prime Video
 

 

私は演劇が好きで、ニューヨークに駐在していた頃は色々なショーを鑑賞していました。

 

ニューヨークのブロードウェイで上映された演劇が映画化されるケースは過去にあり、代表的なものは「ウエスト・サイド物語」でしょう。

 

ウエスト・サイド物語(字幕版)
 

  

ウエスト・サイド物語」は映画作品として高い評価を受け、アカデミー賞で作品賞をはじめとして、ノミネートされた11部門中10部門を総なめにしました。

 

今回紹介する「ラ・ラ・ランド」はブロードウェイの演劇ではなく、ロサンゼルスが舞台になっています。

 

車で移動するシーンが多く、ロサンゼルスを舞台にしている映画であることが分かりますね😊。

 

プライベートとビジネスに悩んでいる方に、映画「ラ・ラ・ランド」はお勧めの映画です😊。

 

ラ・ラ・ランド」のメルシー評価【クロワッサン5個:🥐🥐🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】エマ・ストーンは「ラ・ラ・ランド」 で演技をするために、数か月筋力トレーニングを行ったことで知られています。

 

アメリカには俳優専用のトレーナーがいるそうで、演じる役に応じてトレーニング・メニューを設定してくれるそうです。「ラ・ラ・ランド」は、ハリウッドの底力を感じる素晴らしい映画でした😊。

 

ミュージカル映画として、初の最高評価クロワッサン5個獲得🥐。

 

ラ・ラ・ランド(字幕版)

ラ・ラ・ランド(字幕版)

  • 発売日: 2017/05/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 662 "A pioneer in the social security system"
 

The material introduced today "German History in One Book (Japanese only)" has a catchphrase "Germany's indomitable history, which is easier to understand than textbooks" and the following phrases were impressive.

 

"Bismarck, with a conservative mindset, hated socialism, but thought it necessary to protect workers.

 

He tried to realize that people would be protected from the state, disconnect from socialism, and increased their loyalty to the state.

 

In the 1880s, Bismarck enacted the Medical Insurance Act, the Disaster Insurance Act, and the Disability and Elderly Insurance Act in succession.

 

Both are systems to save workers from poverty and are said to be the pioneers of the current social insurance system.

 

Bismarck's policy is likened to Candy and Whip." (Unquote)

 

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