PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 857「通勤費とフェアネスと定年」/ "Commuting Expenses, Fairness & Retirement Age"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 857「通勤費とフェアネスと定年

 

私がアメリカで働いていた時に日本と大きく違うと感じたのは、「通勤費が出ないこと」と「定年がないこと」でした。

 

ニューヨーク駐在時、自宅からオフィスまでの距離が地下鉄で2駅であったため、私にとってアメリカでの通勤費負担は大きくありませんでしたが、ニュージャージーからマンハッタンまで通っている同僚は、結構大変そうでした。

 

「日本では通勤費が出る」ことをアメリカ人の同僚に紹介すると、「それはフェアではない」という意見が多かったことを記憶しています。

 

「フェアではない」という背景には、「遠くに住んでいる人ほど会社側の負担が増える。近いところに住んでいる人との間で負担が変わるのはおかしい」という考えがあり、「国によって違いがあって面白い」と感じたものです。

 

また、ニューヨーク・オフィスには、当時20代前半だった私の祖父母くらいの年齢のような同僚もいました。

 

アメリカにおいて、年齢の質問はタブーでしたが70歳を超えていそうな人もおり、その背景には「定年がないこと」がありました。

 

特定の年齢で強制的に退職させられる制度ともいえる定年について、アメリカ人からすると「フェアではない」と映るようでした。

 

アメリカの場合は雇用が流動的であり、転職社会であることも「定年がない背景になっているのではないか」と感じました。

 

今回紹介する資料「ビスマルク - ドイツ帝国を築いた政治外交術」は、鉄血宰相の異名をもったドイツの政治家ビスマルクに関する詳しい説明をしています。

 

ビスマルクが政敵を追い出すために定年を作ったことは有名な話で、日本では60歳定年のところが多く、一定年齢になると第一線を退く仕組みになっています。

 

定年の仕組みがない政治家の世界では高齢化がかなり進行しており、80歳前の日本の財務大臣を筆頭に「亀の甲より年の劫」が一般的になっているようです(年配だから問題と言っているわけではありません、念のため。🐢←これは亀😊)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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ビスマルク - ドイツ帝国を築いた政治外交術 (中公新書)
 

 

P.S. 今回紹介する資料「ビスマルク - ドイツ帝国を築いた政治外交術」を読むと、ビスマルクは常に政敵と戦っており、定年を導入しないと、政争に追われて本来の仕事に集中できないと考えたことが分かります。

 

政界について日本でも「一寸先は闇」と言われますが、ビスマルクは「少し先が見たいなぁ~」と思って定年を取り入れたのかもしれません。

 

プロジェクト管理の日々も、先を読むことがチャレンジングですが、そこが面白いです😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「定年退職」 = 「retirement」>

 

今回出てきた「定年退職」の英訳は、「retirement」になります。

 

一方、まだキャリアの先がある人は自分から「退任」する場合、「resignation」という表現を使うことが多いような気がします😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「帰ってきたヒトラー」>

  

本日は、ヒトラーが現代の社会で芸人になるというパロディ映画「帰ってきたヒトラー」 を紹介します。

 

帰ってきたヒトラー(字幕版)

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  • 発売日: 2016/12/23
  • メディア: Prime Video
 

 

原作は小説「帰ってきたヒトラー」で、こちらも面白かったですね😊。 

 

 

映画「帰ってきたヒトラー」では、「演説の天才」と呼ばれていたヒトラーが人心掌握術をテレビで披露する場面が出てきます。

 

テレビに登場したヒトラーは、以下のような興味深いコメントを残しています。

 

「話を聞いてもらえなきゃ、人の心をつかめない。」(ヒトラーコメント終わり)

 

ヒトラーが戦前に実際に行っていた演説は、YouTubeなどで視聴することができます。

 

ヒトラーは演説前に沈黙を意図的に作り、聴衆の関心を惹きつけるなど、様々な演説テクニックを使っていたことで知られています。

 

映画「帰ってきたヒトラー」はコメディですが、プレゼンテーションの勉強になる作品です。

 

人前で話すことが多いビジネスパーソンや、チームメンバーに経営方針などを伝える立場の管理職の方々に今回紹介する映画「帰ってきたヒトラー」はお勧めです😊

 

帰ってきたヒトラー」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「帰ってきたヒトラー」は政治色が強くないため、純粋にコメディ作品としても楽しむことができます。

 

ヨーロッパ人の笑いのツボとアメリカ人、日本人のそれは違うため、この辺りの差を理解する上でも、「帰ってきたヒトラー」は興味深い映画でした😊。

 

帰ってきたヒトラー(字幕版)

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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 857 "Commuting Expenses, Fairness & Retirement Age"
 

What I felt greatly different from Japan and the US was "Commuting expenses" and "Retirement age".

 

When I was in New York, my home to the office was just 2 metro stations, so the commuting cost burden was not large for me.

 

However, colleagues those who were living in New Jersey were paying considerable amounts by themselves for commuting expenses.

 

When I explained to American colleagues that "Employers are paying commuting expenses for employees in Japan," there were many opinions that "It was not fair".

 

In the background of saying "not fair" is coming from the idea that "The burden on the company increases as the person living in the distant".

 

It was very interesting to hear those opinions from foreign colleagues.

 

In America, there is no retirement age and this is also a big difference from Japan, since most of the Japanese companies are setting the retirement age at 60.

 

Regarding the retirement age, American people may feel "unfair", because the retirement age is forcing employees to retire at the certain age.

 

In the United States, employment is fluctuating and it is a job change society, so the retirement age itself is not necessary as a concept.

 

The material to be introduced today "Bismarck - Political Diplomacy Built the German Empire (Japanese only)" introduced detailed explanations of the German politician Bismarck with the nickname of the Chancellor of Iron Blood.

 

It is a famous story that Bismarck created the retirement age to kick out political enemies and this book is interesting, because we can tell that Bismarck was also facing challenges as we do😊.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. As you read this book, Bismarck is always struggling with political enemies and if he did not implement the retirement age, he will not able to concentrate on his original job.

 

Regarding the political world in Japan, it is said that "An inch ahead is darkness".

 

Business days at Works group is also "An inch ahead is darkness", but this part is interesting for me😊.

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