PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 856「『勉強しなさい』は無意味?」/ "Meaningless to say 'Study'?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 856「『勉強しなさい』は無意味?
 
私は大学生の時、予備校で英語を教えていたことがあります。
 
その予備校では、講師の研修制度が中々充実していました。
 
予備校によって講師に対する研修制度は違っており、大学生や大学院生のアルバイトに対しては全くトレーニングを行わないところもありました。
 
予備校の研修では、実際に講師が教え方を披露し、そのやり方に対して参加者が意見を述べるという実践的なものだったことを覚えています。
 
面白いことに、この予備校では、生徒に対して「勉強しなさい」と言ってはいけませんでした。
 
「勉強しなさい」と言っても、生徒は勉強しないことを、この予備校は理解していたようです。
 
この予備校では、「分からない問題を一緒に解こうとすることの方が重要」ということを、アルバイト講師だった私などにも繰り返し伝えてきたわけです。
 
最近は、従来型の予備校ビジネスが岐路に立たされています。
 
高校生や浪人生が減少したことに加えて、新型コロナウイルス騒動によって、学生を一つの場所に集めて講師が教えるというビジネスモデルが成り立たなくなったのです。
 
それに代わって、心理学を活用して、勉強のやり方を教える「坪田塾」などの学習塾が業績を伸ばしています。
 

 
坪田塾は、「ビリギャル」のモデルが偏差値40から慶応義塾大学に合格した際の立役者としても知られています。

 

映画「ビリギャル」【TBSオンデマンド】

映画「ビリギャル」【TBSオンデマンド】

  • 発売日: 2015/11/12
  • メディア: Prime Video
 

 

私自身、予備校で英語講師のアルバイトをして一番良かったのは、「勉強し続けること」の重要性を感じたことです。

 

学生に英語を教える場合、自分自身も英語力を上げる努力が必要になってきます。

 

現在も、私は英語学習を続けていますが、予備校講師時代に色々なメソッドを学べたことが大きかったと感じていますね😊。

 

今回紹介する資料「「学力」の経済学」は、「思い込みで語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊」をキャッチフレーズにしており、「『勉強しなさい』はエネルギーの無駄遣い」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「まず、父母ともに『勉強するように言う』のはあまり効果がありません。

 

『勉強するように言う』のは親としても簡単なのですが、この声かけの効果は低く、ときには逆効果になります。

 

エネルギーの無駄遣いなので、やめたほうがよいでしょう。

 

逆に、『勉強を見ている』または『勉強する時間を決めて守らせている』という、親が自分の時間を何らかの形で犠牲にせざるを得ないような手間暇のかかるかかわりというのは、かなり効果が高いことが明らかになりました。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 

P.S. 「勉強しなさい」ということが無意味であるように、ビジネスにおいて「仕事をしなさい」と言ってもあまり効果はないでしょう。

 

「仕事をしなさい」と上司から部下に言うよりも、一緒に課題を解決するために上司が自分の時間を使う方が、部下のやる気は当然上がるものです。

 

今回紹介した資料「「学力」の経済学」は、部下を持つビジネスパーソンにもおすすめの一冊ですね😊。

 

子供にとっての親、部下にとっての上司は似たような存在なのかもしれません。

 

親や上司の重要な仕事は、子供や部下の話に耳を傾けることでしょう。

 

その観点からすると、話しかけにくい上司は部下からすると、やりにくい存在に映ります。

 

会社員が職場を退職する最大の理由は上司との人間関係であり、このことを管理職は認識しておく必要があるでしょう。

 

多くの管理職が、「自分は部下とコミュニケーションを取っている」と勘違いしがちですが、部下は逆のことを思っていたりするものです。

 

職場でのコミュニケーションを円滑にする最も有効な手段は、週次の1on1であると私は感じています。

 

1on1が苦手という方は、ヤフーで実施されている手法を解説した「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」を手に取ってみてください。

 

上司と部下が毎週30分話をすることで、業務のスピードと質を上げることが可能です。

 

皆様も是非試してみてください😊。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「無意味」 = 「meaningless

 

今回出てきた「無意味」の英訳は、「meaningless」になります。

 

「『勉強しなさい』と子供に言うのは無意味である」を英語で表現する場合、「It's meaningless to say the child, "Study"」とすればよいですね😊。

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 856 "Meaningless to say 'Study'?"】
 

The material introduced today "Economics of Academic Ability (Japanese only)" has a catchphrase of "A groundbreaking book that unravels the effects of education that have been told based on assumptions from scientific grounds" and the following phrases were impressive in the part "Meaningless to say 'Study'".

 

"First of all, it is not very effective for parents to say, 'Study' to your child.

 

Saying 'Study' is easy for a parent, but this effect is low and sometimes counterproductive.

 

It's a waste of energy, so you shouldn't do it.

 

Conversely, the involvement of "watching while the kid studies" or "deciding on time to study", which means that parents have to sacrifice their own time in some way, it turned out to be quite effective." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ