PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 746「とにかく動く」/ "Move anyway"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 746「とにかく動く」】

 

新型コロナウイルス騒動によって、「何のために働くのか?」ということを考える人が増えたような気がしています。

 

同じ命題に悩んでいる方に対して、私はマックス・ウェーバーの大著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」をお勧めしています。

 

 

今回紹介する資料「「働く喜び」の喪失」は「ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読み直す」をキャッチフレーズにしており、「とにかく動く」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ふり返れば、ヴェーバー自身、かつて『何のためか』を考えることもなく、ただ護符のように『仕事に痙攣的にすがりつく』生き方をしていたのであった。

 

予定説で不安を抱き、確証思想で天職(ベルーフ:ドイツ語『beruf』)へと駆り立てられたピューリタンにとって、労働は被造物の営みにすぎない。

 

現代人からすれば労働の『非人格性』といえる事態、すなわち労働が『個々人の立場からみれば喜びの少ないまったく意味のないこと』であるにもかかわらず、それこそが神の栄光を増すとされたのである。

 

『働かざるもの食うべからず』とは、生活保護バッシングで不当に引かれたりもするのだが、ここで指摘されているのは、富裕な人にも天職義務があるという考えである。

 

近代資本主義社会では、労働者だけでなく、経済的には働く必要のない大資本家も働かなければならない。

 

このような労働の自己目的化について、敬虔派のフィンツェンドルフも次のように述べていた。

 

『ひとはいきるために労働するだけでなく、労働するために生きているのだ。

 

労働の必要がなくなれば、苦しく思うか、あるいは寝込んでしまうだろう。』」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 「何のために働くのか」という命題に思い疲れている場合、「しばらく休む」という選択肢があると私は考えています。

 

日本の場合、無職であることが非常に後ろめたいことのようにとらえられますが、「しばらくゆっくりする」ということは、人生において必要な時間だったりします。

 

大切なことは「健康であること」ですので、疲労が蓄積している場合は、「休む」という選択肢があることを知っておきましょう😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「経済的に」=「economically」>

  

今回出てきた「経済的に」の英訳は、「economically」になります。

 

「経済的に働く必要のない人も働いている」を英語にする場合、「Some people do not need to work economically」とすればよいですね😊。  

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「南瓜とマヨネーズ」>

 

今回は、「ありふれた平凡は、本当はとても壊れやすくて、無くさないことは奇跡」をキャッチ・フレーズにしている映画「南瓜とマヨネーズ」を紹介します。 

 

南瓜とマヨネーズ

南瓜とマヨネーズ

  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: Prime Video
 

 

原作は小説「南瓜とマヨネーズ」であり、こちらも面白かったですね😊。

 

南瓜とマヨネーズ (TOKYO NEWS BOOKS)

南瓜とマヨネーズ (TOKYO NEWS BOOKS)

 

 

映画「南瓜とマヨネーズ」 では、主人公の土田(臼田あさ美)が同棲中のミュージシャン志望のせいいち(太賀)を、水商売で養う姿を描いています。

 

私は以前、元俳優の同僚がいましたが、その人によると「芸術家志望の人は自己肯定感が低い傾向にある」そうです。

 

今回紹介する映画「南瓜とマヨネーズ」に登場する自称(?)ミュージシャンのせいいちも、自己肯定感が低いことで日々の生活をダラダラと過ごし、人間関係がこじれて曲が書けなくなっています。

ミュージシャンであっても、ビジネスパーソンであっても、自己肯定感が重要であることを改めて感じた作品でした。

 

南瓜とマヨネーズ」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】主演の臼田あさ美の魅力が詰まった作品であり、現在の生活に疑問を感じている人は是非映画「南瓜とマヨネーズ」を鑑賞してみてください。

 

何気ない日常の重要性を再認識できるかもしれませんよ😊。

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 746 "Move anyway"】

 

The material introduced today "Loss of joy of working (Japanese only)" has a catchphrase "Reread Weber's 'The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism'", and the following phrases were impressive in the part "Move anyway".

 

"In retrospect, Weber himself used to live a life of convulsive clinging to work like a talisman, without thinking about 'for what'.

 

For Puritan, who was anxious about the predestination and was driven to the most suitable profession by the idea of ​​confirmation, labor is nothing more than the work of creation.

 

Despite the fact that labor is impersonal to modern people, that is, labor is less joyful and meaningless from an individual's point of view, it adds to the glory of God.

 

'Don't eat anything if you don't work' is sometimes unfairly drawn by welfare bashing, but what is pointed out here is the idea that even wealthy people have a duty to work.

 

In modern capitalist society, not only workers but also large capitalists who do not need to work economically must work.

 

Regarding the self-purpose of labor, devout Zinzendorf also stated that 'People are not only working to live, they are living to work'.

 

If you don't need to work, you will either feel painful or fall asleep. " (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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The Protestant Ethic and the Spirit of Capitalism: and Other Writings (Penguin Modern Classics)
 
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