PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 883「残業が減ればハラスメントも減る?」/ "Less overtime reduces harassment?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 883「残業が減ればハラスメントも減る?

 

2015年に発生した電通における過剰労働問題を覚えていますでしょうか。

 

広告代理店という激務の職場において、電通のスタッフが過重労働を苦にして自殺したという痛ましい事件でした。

 

実は、過重労働が背景にある自殺者は毎年一定数発生しているのですが、電通のケースが注目されたのは理由があったと私は考えています。

 

電通のスタッフが東京大学を卒業した若い女性であり、その母親がメディアに登場したことによって、社会からの注目度が上がったようです。

 

広告代理店の中でも、テレビ局やラジオ局の広告担当者は激務で知られています。

 

テレビ局やラジオ局は夜型の職場であり、御用聞きである広告代理店の担当者も真夜中まで仕事に付き合わされるケースが未だにあるようです。

 

ただ、電通は2015年の事件後、労務環境の整備を進めており、他の広告代理店も以前とは異なり、無茶苦茶な働き方はしない方向に動いています。

 

2015年の電通事件では、実際には過労ではなく、「ハラスメントの問題ではなかったか」という指摘が当時から出されていました。

 

従来の電通のような異常な長時間労働がはびこっている組織においては、ハラスメントが起こりやすくなると私は考えています。

 

役員や部長などがハラスメントを受けて昇進していったことから、「自分もそうして育てられた」という精神論を部下にも押し付ける文化が色濃く残っていたりするものです。

 

残業が少ない会社であれば、部下が上司と接している時間が短くなります。

 

そのため、勤務時間を短くするだけで、自動的にセクハラやパワハラが起こりにくくなると言えます。

 

結局は、定時に帰れるような組織が、安定的に利益を出し、長続きしやすいということなのでしょう。

 

今回紹介する資料「めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル」は、労務管理を改善するための経営者向け説明書です。

 

個人でビジネスをやっている人には関係ないかもしれませんが、数人でも従業員を抱えている会社の経営者には一読の価値がある本でしょう。

 

最終的には経営者の方針が会社の雰囲気を決めるようですが、本書に書かれていることを知っておくだけでも様々なリスクを回避することにつながると思います😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル
 

 

P.S. 最近は、定時の30分後になるとオフィスを閉鎖し、強制的に残業が出来ない仕組みを採用する企業も出てきています。

 

これは非常に良いことですが、ポイントはPCなどを持ち帰らないことですね。

 

テレワークを行っている企業で、午後9時以降はPCのアクセスができなくするようにしているところも出てきています。

 

終了時刻を意識することで、作業が効率化するため、このような動きはもっと増えるとよいですね😊。

 

ただ、最近はテレワークの普及によって、PCではなくスマホで仕事をするビジネスパーソンが増えています。

 

スマホにメールやメッセンジャーのアプリをダウンロードすることで、いつでもどこでも仕事ができるというメリットがあります。

 

一方、こうなってしまうと、どこに行っても仕事に追われることになります。

 

そのため、休暇中や旅行中はスマホからアプリをアンインストールするなどして、仕事から離れることを意識する必要があるかもしれません。

 

もしくは、私のように仕事と遊びと趣味の垣根をなくしてしまうことも一つでしょう。

 

このPDCA日記を2018年4月に某所で始めた頃、4年近く継続することになるとは夢にも思いませんでした。

 

当初は遊びのつもりで始めたPDCA日記ですが、現在は毎日のようにコメントを頂くようになっています。

 

頂くコメントは私にとって貴重なフィードバックになっており、コーチングのプロからもらっているアドバイスのように、業務面で役立っているのです。

 

以前であれば、情報発信にはテレビやラジオなどの伝統的なメディア媒体が必要であり、広告代理店などの中間業者に膨大な手数料を支払う必要がありました。

 

ただ、今はインターネットが発達し、「個人がメディアを持てる時代」になっています。

 

この利点を活用し、仕事と遊びと趣味を一緒にしてしまうのも、1つの生き方ではないかと感じています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「雰囲気」 = 「atmosphere」>

 

今回出てきた「雰囲気」の英訳は、「atmosphere」になります。

 

経営者の方針が、会社の雰囲気を決める」を英語にする場合、「Management policy determines the company atmosphere」とすればよいですね😊。

 

【経営者ブック】めざそうホワイト企業 経営者のための労務管理改善マニュアル
 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「この恋あたためますか」

 

本日は、ドラマ「この恋あたためますか」を紹介します。

 

 

ドラマ「この恋あたためますか」のキャッチコピーは「今年はいろんなことがありました。甘いものは、人を幸せにします。」です。

 

ドラマ「この恋あたためますか」の主人公である井上樹木(いのうえきき:森七菜)は、1年前に夢であったアイドルグループを解雇され、現在は無気力にコンビニチェーン「ココエブリィ」上目黒店でアルバイトをしています。

 

井上樹木の趣味はコンビニのスイーツを食べることであり、彼女のSNSアカウント「キキかじり」で日々スイーツ批評をしています。

 

「キキかじり」の的確なスイーツ批評が「ココエブリィ」本社社長である浅羽拓実(あさば たくみ:中村倫也)の目に留まります。

 

その後、井上樹木は本社商品部スイーツ課の社員に引き抜かれ、浅羽拓実とともにコンビニオリジナルの「一番売れる」スイーツ開発を手掛けることになります。

 

「この恋あたためますか」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐

 

 【マドモアゼルPDCAコメント】ドラマ「この恋あたためますか」をみて、「個人がメディアを持てる時代」になったことを痛感しました。

 

ドラマ「この恋あたためますか」に登場する井上樹木はシンデレラではなく、実際に類似の事象がビジネスで起こっているようです。

 

私自身、このPDCA日記で毎日書評を投稿しており、井上樹木の「キキかじり」マーケティングに近い手法を用いています。

 

PDCA日記の出版を検討している編集者の皆様、ご連絡をお待ちしています。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 883 "Less overtime reduces harassment?"
 

The overwork problem at Dentsu in 2015 was reported and this company implemented fundamental measures not to make the same mistake.

 

Some said that Dentsu's problem was not about overtime, but was a harassment issue.

 

Harassment is more likely to occur in organizations with abnormally long working hours.

 

The material introduced today "Labor Management Improvement Manual for Managers (Japanese only)" is a manual for managers to improve labor management.

 

Eventually, management's policy seems to determine the atmosphere of the company, but just knowing what is written in this book will help to avoid various risks😊.

 

Let's function PDCA today!   

 

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