PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 587「難しいのは事業継続」/ "Business continuity is difficult"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 587「難しいのは事業継続

 

過去のPDCA日記で、日本では会社員の社会的地位が高いことを紹介しました。

 

 

自営経験者であればお分かりだと思いますが、「あなたは自営業者と言いますが、フリーターとどう違うのですか?」と聞かれたり、色々とチャレンジングなことが起こります(恋人に振られたりとかね😊)。

 

経営者になることは難しいと感じる人がいるかもしれませんが、会社員をやめて自分で何らかの事業を始めれば、その時点から経営者になれます。

 

今回紹介する資料「経営初心者の教科書」は「これから社長業に取り組むための本」をキャッチフレーズにしており、「誰でも経営者になれる」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『経営者』とか『社長』という響き、憧れますか?

 

私は小さい頃、社長と言うととてもお金持ちで特別な人というイメージを持っていました(もちろん今は全く違うイメージですよ)。

 

経営者って、なろうと思えば誰でもなることができるんですよね。

 

ですが、難しいのは事業を継続していくことです。

 

起業したならば、経営者として経営をし続けていく、これが難しくも挑戦することです。

 

特に法人(会社)は個人とは別人格であり、なくなることが予定されていないので、『going concern(ゴーイングコンサーン)』と言って、企業等は将来にわたって存続するものだという考え方があります。

 

存続することは法人にとって大前提であり、使命とも言えます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「経営初心者の教科書」は「難しいのは事業継続」と唱えていますが、事業自体の内容が変わっても全く問題ありません。

 

事業内容の転換を、「ピボット(バスケットボールで相手をかわすための足の動き)」と言います。

 

今は大きな組織になっている企業でも、創業当初は全然違うビジネスをやっていたりするもので、ピボットを繰り返して今の姿になっていたりします。

 

事業内容をピボットした有名な例は、DeNAでしょう。

 

現在はプロ野球球団やプロ・バスケットボールチームを傘下に置くDeNAですが、創業当初の1999年は、ヤフオクのようなオークションサイトを運営していました。

 

DeNAの社歴に興味がある方は、「不格好経営―チームDeNAの挑戦」という本を読んでみるとよいでしょう。

 

不格好経営―チームDeNAの挑戦」の中で、DeNAがオークションサイトで最初に売った商品は「大前研一に怒られる権利」だったことが紹介されています。

 

DeNAの創業者である南場智子氏は、戦略コンサルティング会社であるマッキンゼー出身です。

 

南場氏は、経団連の副会長に女性として初めて内定したことが報道されています。

 


南場氏は、伝説のコンサルタントである大前研一氏の元部下でした。

 

1999年にDeNAを創業したばかりの南場氏は大前氏に連絡し、「大前研一に怒られる権利」をオークションに売り出したのでした。

 

南場氏が大前氏に依頼した際、「そんな下らない仕事はやめて、俺の仕事を手伝え」と怒られたそうです😊。

 

その後、DeNAはピボットを繰り返し、モバイルゲーム開発・配信を主要業務にしながら、SNS運営や電子商取引サービス、スポーツ事業などを展開するコングロマリット企業に変身したわけですね😊。

 

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

  • 作者:南場 智子
  • 発売日: 2013/06/11
  • メディア: 単行本
 

  

意外なピボットを行った組織の例として、DHCがあるでしょう。

 

DHCと言うと、通信販売用化粧品を提供しているメーカーのイメージが強いかもしれません。

 

ただ、DHCが何の略であるか知っている人は少数派でしょう。

 

実は、DHCは「大学(Daigaku)翻訳(Honyaku)センター(Center)」の略なのです(NHK日本放送協会】みたいだな😊)。

 

DHCは、創業者である吉田嘉明氏が同志社大学を卒業した1972年、大学の研究室向けに翻訳業務サービスを提供する会社として設立されたのです(意外ですね)。

 

また、ハローキティなどのキャラクタービジネスを展開するサンリオは、「山梨シルクセンター」が最初の社名でした。

 

山梨県出身の創業者である辻信太郎氏が、1960年に東京都内に絹製品を扱う会社を設立したのがサンリオの原型だったのです。

 

その後、1962年にイチゴ柄のギフト商品を売り出すことになり、これがキャラクターグッズに本格進出するきっかけとなったのでした。

 

かくいう私も、ピボットを経験しています。

 

私は以前、「宅配ヨガ」というビジネスを展開したことがありましたが、大失敗した経験を持っています。

 

これは、ヨガインストラクターとして、私が顧客の自宅を訪問してヨガを教えるというものです。

 

日本の場合、ヨガインストラクターになるための資格が不要であるため、「今日から私はヨガインストラクターです」と宣言すれば、誰でもなれます😊。

 

私はトライアルで宅配ヨガインストラクターのHPを作成してみましたが、結果としてお客様は1人も来ませんでした(!)。

 

ビジネススクール時代の女性の友人に宅配ヨガについての意見を聞いたところ、「それは顧客が来ないよ」と笑われ、以下のようなコメントがありました。

 

「他人を家に入れるのは、誰でも抵抗感があるんだよ。

 

Mr. PDCA(私のことね😊) は昔、銀行員だったから顧客が家に入れてくれただけであって、もう銀行員ではないんだよ。

 

そもそも、好きなことをビジネスにするのは、簡単ではないよ。

 

Mr. PDCA が得意なことは、プロジェクト管理でしょう。」(ビジネススクール時代の友人コメント終わり)

 

宅配ヨガは失敗しましたが、私は全く後悔していません。

 

個人事業主として、「宅配ヨガは上手くいかない」という結果を得ることができたからです。

 

ビジネスにおいて重要なポイントは「小さくたくさん始めること」であり、上手くいったビジネスを続けながら、大きくしていくことでしょう。

 

重要なことは、とにかく始めてみることですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「事業継続」 = 「business continuity」>

 

今回出てきた「事業継続」の英訳は、「business continuity」になります。

 

「難しいのは事業継続」を英語にする場合、「Business continuity is difficult」とすればよいですね😊。

  

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 587 ”Business continuity is difficult"
 

The material introduced today "Introductory Management Textbooks (Japanese only)" has a catchphrase of "Books for Working as a CEO" and the following phrases in the "Anyone can become a CEO" section were impressive.

 

"Do you yearn for a CEO or a President?

 

When I was a kid, I had the image of a very rich and special person when talking about the President.

 

However, anyone can become the CEO or the President now.

 

However, it is difficult to continue the business.

 

If you start a business, you will continue to operate as the CEO and this is a challenge thing." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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