PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 889「幸福=健康で借金がなく、やましくない」/ "Happiness = Healthy, no debt with a clear conscience"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 995「幸福=健康で借金がなく、やましくない」】
 

 「健康で借金がなく、心にやましいことない状態を幸福という。」

 

経済学の父と呼ばれるアダム・スミスは、「道徳感情論」で上記の名ゼリフを残しています。

 

道徳感情論 (日経BPクラシックス)

道徳感情論 (日経BPクラシックス)

 

 

アダム・スミスと言えば、「見えざる手」という名言の入った「国富論」が有名ですが、「道徳感情論」を先に刊行しており、一読の価値のある名著です。

 

 

今回紹介する資料「アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ」は、アダム・スミスの思想体系を分かりやすく説明しており、複雑な解釈も要点立ててまとめられています。

 

経済学専攻の大学生や金融機関にお勤めの方に、おすすめの一冊です。

 

大学で働いている人などにも、おすすめの一冊ですね😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ (講談社選書メチエ)

アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ (講談社選書メチエ)

  • 作者:高 哲男
  • 発売日: 2017/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. アダム・スミスは「国富論」の中で有名なピン工場の例を用いて、分業の重要性を唱えています。

 

1人でピンを全て作るよりも、担当作業を分けた上で工程を進める方が効率はよく、生産性が高いことをアダム・スミスは説明しました。

 

一方で、分業が行き過ぎると人間は目の前の仕事にしか関心を示さなくなり、大局観を持てなくなるとも言っています。

 

分業が究極的に進むと、人は国防に関心がなくなり、他国から侵略される可能性が高くなるとも述べています。

 

現在は資本主義が整備され、アダム・スミスの時代よりも分業ははるかに進みました。

 

分業により生産性が向上するというアダム・スミスの理論は正しかったですが、人々は国防への意識をなくしたわけではありません。

 

アダム・スミスも人間であり、全てを予測することはできなかったみたいですね。

 

20世紀前半の大経済学者だったケインズは、「2027年に人間は働かなくてよくなるだろう」と予言していたことで知られています。

 

ロボットや人工知能の発達によって、人間が労働力を提供する必要がなくなるという仮説をケインズは立てていたようです。

 

5年後である2027年に、日本で誰も働かなくてよくなりそうな雰囲気は今のところなさそうです。

 

少なくとも、私は5年後も働いているでしょう(なぜならば、この仕事が天職だから😊)。

 

現在は社会全体が人手不足になっており、企業や役所で定年年齢の引き上げが議論されているほどです。

 

アダム・スミスだけではなく、ケインズといえども先を読むのはチャレンジングだったようですね😊。

 

 <Mr. PDCAのボンジュール英語「借金がない」=「no debt」>

 

今回出てきた「借金がない」の英訳は、「no debt」になります。

 

「彼は借金がない」を英語にする場合、「He has no debt」とすればよいですね😊。

 

アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ (講談社選書メチエ)

アダム・スミス 競争と共感、そして自由な社会へ (講談社選書メチエ)

  • 作者:高 哲男
  • 発売日: 2017/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「4月の君、スピカ。」>

 

本日は、映画「4月の君、スピカ。」を紹介します。

 

 

映画「4月の君、スピカ。」の主人公である早乙女星(さおとめせい:福原遥)は、東京から田舎の高校に引っ越してきますが、友達ができず成績も低迷し、「暗い17年しか経験したことがない」チャレンジを背負っています。

 

早乙女星がテストで15点を取った時、彼女は「私が悪いんじゃない、私の運勢が悪いのだ」とコメントしていましたが、なぜか私は銀行員時代の17年間を思い出してしまいました。

 

偶然ですが、早乙女星は暗黒の17年を過ごしており、私も「後悔と言い訳の17年」を銀行で過ごしました。

 

今から思い出すと、私は銀行員時代、「上司が悪い、部下が悪い、銀行が悪い」とチャレンジを他の人のせいにしていたような気がします。

 

映画「4月の君、スピカ。」の中で、早乙女星は天体部に入部し、2人の男子学生と友人になって、楽しい青春を過ごすようになります。

 

不思議なことに、早乙女星は天体部に入ってから、「運勢が悪い」と言い訳していません。

 

私自身、2016年に自営を始めてからは、「他人が悪い」という言い訳をしていません(当たり前のことだけれど😊)。

 

科学的には「運」というものはないことが確認されており、「運が良い人」は「自分で自分のことを運が良いと思っている人」です。

 

 

皆様の中で、「自分は運が悪い」と感じている人がいるかもしれません。

 

ただ、この世に「運が悪い人」はおらず、運が悪い人は「自分のことを運が悪いと思っている人」だったりするのです。

 

「そうは言っても、Mr. PDCAのような前向きな考え方をするのはチャレンジング」とコメントされる方がいますので、そういう場合は「今の仕事が自分に本当に向いているかどうか」確認することをお勧めします。

 

今の仕事に従事してから、どれだけの年数が経過したかは人によって違うと思いますが、「言い訳や後悔ばかり」とお感じの方は、私が銀行員時代に陥っていた「失われた17年(?)」の状態に近い可能性があります。

 

そういう時は、自分と違う職業に就いている人と話すことをお勧めします。

 

また、自分とは年齢が離れた人と話をするものよいですね。

 

私自身、自分と違う職業の人と積極的に会うようにしています。

 

また、自分よりかなり年上の方や年下の人とも連絡を取っており、自分とは違う考え方を持っている人との接点を増やすようにしています。

 

同じところでずっと働くことも立派なキャリアですが、今の仕事が向いているかどうかは、その場から離れてみて初めて気づくというケースもあります(2016年に自営を始めた時の私のように😊)。

 

ビジネスやプライベートでチャレンジを抱えている方は、私とPDCAカフェに行きましょう☕。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 889 "Happiness = Healthy, no debt with a clear conscience"】

 

"What can be added to the happiness of a man who is in health, out of debt, and has a clear conscience."


Adam Smith, the father of economics, left the above words in "The Theory of Moral Sentiments".

 

The Theory of Moral Sentiments (Penguin Classics)

The Theory of Moral Sentiments (Penguin Classics)

  • 作者:Smith, Adam
  • 発売日: 2010/01/26
  • メディア: ペーパーバック
 


The material introduced today "Adam Smith, Competition, Empathy, & Free Society (Japanese only)" explains Adam Smith's system of thought in an easy-to-understand manner, and also summarizes complex interpretations.

 

This book is recommended for college students majoring in economics and those working for financial institutions.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. Adam Smith advocates the importance of the division of labor, using the example of the famous pin factory in the masterpiece "The Wealth of Nations".

 

Adam Smith explained that it is more efficient and productive to work on separate tasks than to make all the pins by one person.

 

On the other hand, he says that if the division of labor goes too far, humans will only be interested in the work in front of him or her and will not have a big picture.

 

He also mentioned that the ultimate division of labor would make people less interested in national defense and more likely to be invaded by other countries.

 

Now that capitalism is in place, the division of labor is far more advanced than it was in Adam Smith's time.

 

Adam Smith's theory that division of labor improves productivity was correct, but it did not eliminate people's awareness of national defense.

 

Adam Smith is also a human being, and it seems he couldn't predict everything.

 

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