PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 988「ムダな仕事を作らない」/ "Don't make wasteful work"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 988「ムダな仕事を作らない

 

今回紹介する資料「「物流危機」の正体とその未来」は、「時代の変化を勝ち抜く処方箋」を解説しており、「人の活躍を望むならムダな仕事を作らない」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「物流センターで人材を有効活用するためには、ムダな仕事をさせないことが重要です。

 

たとえば、現在でも作業者に作業日報などを記録させている現場が少なくありません。

 

こうしたところでは、記録の手間、入力の手間がかかっています。

 

人が書いたり入力したりするので、間違いもあります。

 

そこで人や台車にセンサーをつけて作業状況がわかるようにし、人からは記録や入力の手間を省き、情報は正確にスピーディに取れるようにするという方法があります。

 

今後、広まることが期待されています。

 

AIやコンピュータでできること、機械でできることはどんどんそれらに任せていき、AIではできない業務を人間がやるという役割分担を目指すべきです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 私は最後の学校がフランスだったのですが、日本から荷物を送ったり、日本に送ったりするのが結構チャレンジングでした。

 

日本のように時間帯配達という概念がフランスにはなく、いつ荷物が来るか分からないからです。

 

また、日本の宅配会社や郵便局は自宅まで荷物を引き取りに来てくれますが、当然ながらフランスではこのようなサービスはありませんでした。

 

私がフランスに留学していた時、寮に住んでいました。

 

寮から一番近い郵便局までは700、800mあり、しかも上り坂になっていました。

 

普通の段ボールでも荷物を入れると10kg近くなり、これを持って坂を歩くのは思いのほか骨の折れる作業だったことを覚えています。

 

第二次世界大戦時のインドにおけるインパール作戦で、旧日本軍は30kg以上の荷物をもって山を登っていたらしいです。

 

しかもインパールは大雨が降る地域であり、足場が大変チャレンジングな中、旧日本軍の人達は行進をしていたことになります。

 

フランスの坂を歩きながら、インパール作戦下の旧日本軍の苦しみは想像を絶するものだったろうなと感じたものです。
  
ようやくフランスの郵便局に着いたと思ったら、「その段ボールは大きすぎて運べない」と言われ、もう一度寮に帰って二つの箱に分けるというおまけつきでした。

 

この話を聞いて、「フランスは何て不便な社会なのだ」と感じたかもしれません。

 

ただ、フランスは日本と逆で「供給不足社会」であるため、日本のようなデフレに陥る可能性は低いようにみえました。

 

あらゆるサービスがある日本の生活は便利ですが、供給が多すぎてデフレ気味になっている日本社会をフランス人はどう感じるのか、今度また聞いてみたいと思います。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「役割分担」 = 「division of roles

 

今回出てきた「役割分担」の英訳は、「division of roles」になります。

 

「AIではできない業務を人間がやるという役割分担を目指すべき」を英語で表現する場合、「We should aim for the division of roles that humans do tasks that AI cannot do」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「海難1890」>

 

本日は、映画「海難1890」を紹介します。

 

海難1890

海難1890

  • 内野 聖陽
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映画「海難1890」は、「エルトゥールル号海難事故」と「テヘランでの日本人救出」の2つのエピソードで構成されています。

 

トルコ籍のエルトゥールル号は、1890年に和歌山県樫野崎(現:串本町)で台風に遭遇し、船が大破し て沈没してしまいます。

 

この時、乗組員600名以上が嵐の海に投げ出され、500名以上の死者を出す当時世界最大規模の海難事故になりました。

 

当時、荒れ狂う海で生命の危機にさらされたトルコ人和歌山県の地元住民たちは、台風の高波の中に身を投じて漂流者を助け上げる等、献身的な救助活動を行い、乗組員69名の命が奇跡的に救われることになります。

 

日本人は知る人が少なくなっているエルトゥールル号海難事故ですが、現在のトルコの教科書にも取り上げられています。

 

映画「海難1890」の後編は、エルトゥールル号海難事故から95年を経た1985年のテヘランが舞台です。

 

イラン・イラク戦争が長期化する中、サダム・フセインはイラン上空を飛行する 航空機に対して48時間後に無差別攻撃の開始を宣言します。

 

各国が救援機を飛ばして自国民を脱出させる中、日本はイランへの定期便を持っていなかったこともあって救援機の派遣を即断できない状況にありました。

 

イランに残された日本人は300名以上で、イラク軍による攻撃までのタイムリミットが迫る中、緊迫した事態を打開するため、テヘランの日本大使はトルコへの救出を依頼します。

 

その申し出を受けたトルコのオザル首相の英断により、救援機がテヘラン空港へと向かい、215人の日本人が救出されることになります。

 

映画であるため、若干の脚色はあるでしょうが、歴史の大枠を掴む上で、映画「海難1890」は参考になる作品であると感じました。

 

海難1890

海難1890

  • 内野 聖陽
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 988 "Don't make wasteful work"
 

The material introduced today "The true nature of the logistics crisis and its future (Japanese only)" explains "a prescription that survives the changes of the times", and the following phrases in the part "If you want people to play an active role, do not create wasteful work" are impressive.

 

“In order to make effective use of human resources at distribution centers, it is important not to let them do wasteful work.

 

For example, there are many sites where workers are still required to record daily work reports.

 

In such places, it takes time to record and input.

 

There are mistakes as people write and type.

 

Therefore, there is a method of attaching sensors to people and trolleys so that the work status can be understood, saving the trouble of recording and inputting from people, and making it possible to obtain information accurately and speedily.

 

It is expected to spread in the future.

 

We should leave what we can do with AI and computers and what we can do with machines to them, and aim for the division of roles in which humans do tasks that AI cannot do." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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