【PDCA日記 Vol. 1,502「100から7を引いていく」】
過去のPDCA日記で紹介しましたが、私がニューヨークに駐在していた時、「アンガー・マネジメント（怒りの管理）」という研修がありました。
良い悪いは別にして、ニューヨークは大変ストレスがたまる街です。
街全体がピリピリしている中、私がいた金融業界は多くの人達がイライラしている世界として有名（？）でした。
ウォール街の銀行や証券会社でストレスフルな仕事をしている従業員に対して、会社側が怒りを沈めるためのトレーニングとして、「アンガー・マネジメント」などの講座を提供していたわけです。
今回紹介する「寝不足でも結果を出す全技法」の「ネガティブな感情に支配されてしまう」部分で、怒りの沈め方について言及しています。
「もしカッとなりそうになったら、理性で怒りを抑えようとするよりも、怒りが爆発するタイミングを遅らせるよう努力したほうが、寝不足の場合にはベターです。」（引用終わり）
寝不足になると、ストレスがかかりやすくなるため、普段よりも怒りっぽくなりがちです。
そんな時は、怒りが爆発すること自体を抑えるのではなく、タイミングを遅らせる方が有効であると、今回紹介する「寝不足でも結果を出す全技法」は強調しています。
数字を、「1、2、3、…」と数えることは、怒りの沈め方としてよく知られています。
今回紹介する「寝不足でも結果を出す全技法」は、数字を数える怒りの沈め方をアレンジした方法を、以下のように紹介しています。
「『100から7をどんどん引いていく』など、計算それ自体に少し頭を使う数え方にするとよいでしょう。」（引用終わり）
「100から7を引いていく」計算を具体的に言えば、「93、86、79、72、…」という感じでしょう。
寝不足でイライラしたり、怒りが爆発しそうになったら、「100から7を引いていく」計算を試してみましょう。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください :-)。https://twitter.com/MPdca
P.S. 日本の場合、「徹夜で仕事をする」ことが美談のように語られることがあります。
ただ、徹夜で作業をしたり、睡眠不足で仕事をすることは逆効果です。
食事をせずに仕事をする人は少ないですが、睡眠は食事と同じか、それ以上に重要であることを認識する必要がありますね😊。
過去のPDCA日記で紹介しましたが、軍人や自衛官は睡眠の重要性を誰よりも理解しています。
名著「自衛隊元最高幹部が教える 経営学では学べない戦略の本質」の中で、「睡眠は仕事そのもの」と強調されています。
また、自衛隊は日本にある組織の中で、休養の重要さを最も理解しており、自衛官は定期的な休暇取得を義務付けられています。
自衛官の休暇取得について、自衛隊では「戦力回復」と呼んでいます。
ビジネスパーソンも同じであり、体力を回復させるためには休養が必要になります。
チャレンジングなことが続いている場合、しばらく休んでみることを考えることも一つの方法です。
人生は長いので、のんびりする日々も重要だったりしますよ :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「引く」=「subtract」＞
今回出てきた「引く」の英訳は、「subtract」になります。
「100から7を引いていく」を英語にする場合、「Subtract 7 from 100」とすればよいですね :-)。
In the material introduced today "Don't be dominated by negative emotions (Japanese only)", the author explains how to manage your anger as follows.
"If you're about to get angry, it's better to try to delay the timing of your anger explosion than to reasonably control your anger, in case of lack of sleep." (Unquote)
Let's function PDCA today!
In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter :-). https://twitter.com/MPdca
