PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,677「幸せは均等?」/ "Happiness is equal?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,677「幸せは均等?
 
このPDCA日記では、生物学の本を時々紹介しています。
 

生物学の本に目を通すことで、動物の進化を辿(たど)ることができます。

 

また、生物学の書籍に目を通すことで、ビジネスでの生き残り方に活用できると考えているためです。

 

正解は一つじゃない 子育てする動物たち」という本は、「進化で子育てをよみとく新しい試み」をキャッチフレーズにしており、「少子化社会の大先輩」部分の以下フレーズはビジネスパーソンにとって大変参考になります。

 

「オランウータンは出産間隔が7.6年、生涯に産む子どもの数は4~6頭、この本に出てくるほかの動物たち(ラット、マウスなど)に比べると、かなり『少子化』社会だと言えます。

 

こんな少ない数の子どもしか産まなくても、オランウータンという種が今まで存続できた理由、それは『死亡率が低いから』です。

 

野生のオランウータンのメスが、初産(15歳)まで生き延びられる確率は96%、つまり、生まれた赤ちゃん100頭のうち96頭は、大人になって次の世代を生産できるのです。

 

チンパンジーの生存率が50%近く、伝統的な狩猟採集生活を行っているヒト(アフリカのハッザ族)の生存率が60%程度であるのと比較すると、オランウータンの生存率は野生動物としてはありえないほど高いことが分かります。

 

オランウータンの生存率を超える種、それは現代先進国に暮らすヒトの女性たちだけです。

 

私たちが、近代的な医療と清潔な衛生環境を手に入れることで20世紀になってからようやく手にした高い生存率を、オランウータンはどうやって数百万年も前になし遂げたのでしょうか?

 

ヒントは彼らの樹上生活と単独生活にあります。」(引用終わり)

 

正解は一つじゃない 子育てする動物たち

正解は一つじゃない 子育てする動物たち

  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: 単行本
 

 

私自身、「正解は一つじゃない 子育てする動物たち」を読んで初めて知ったのですが、オランウータンは哺乳類の中で唯一、オスもメスも単独生活を送る種であるそうです。

 

子育て中のメスを除き、オランウータンは高い木の上で単独生活をしています。

 

そのため、 ジャンプ力があり、木登りができるトラであっても、20メートル以上の高さにいるオランウータンを襲うことができません。

 

「(オランウータンは)捕食される危険性が少ないことが、高い生存率に繋がっている」と、「正解は一つじゃない 子育てする動物たち」は解説しています。

 

また、一般に樹上は、地上に比べて微生物が少なく、感染症にかかるリスクが低くなっています。

 

そのため、群れで生活するチンパンジーやゴリラに比べると、オランウータンは感染症にかかるリスクが低いとも「正解は一つじゃない 子育てする動物たち」は述べています。

 

集団で生活する他の哺乳類と全く違う単独生活を営むオランウータンの生き方(?)は、資本主義社会に生きるビジネスパーソンにとっても参考になると考えています。

 

満員電車に揺られて通勤するのではなく、時差出勤して空いている時間帯に移動し、ガラガラのオフィスで効率よく仕事をしている人は、オランウータン的ビジネスパーソン(?)と言えるのかもしれません。

 

私が以前所属していた金融業界では、「人の行く裏に道あり花の山」という格言(?)がありました。

 

オランウータンの場合、「他の行く裏に道あり木の上」という感じで、他の哺乳類とは異なる単独樹上生活を送ることで、高い生存率を誇っているのでしょう。

 

正解は一つじゃない 子育てする動物たち」は、内容も素晴らしいですが、タイトルも私は好きです。

 

正解は一つじゃない」というのは動物たちだけではなく、我々ビジネスパーソンにも当てはまるのでしょう(色々な人生があって良いということですね😊)。

 

人間社会を生き延びるのは大変ですが、動物の方がもっと大変であるというのが、今回紹介する資料「騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」」の主張です。

 

本書には、生存競争を勝ち抜く術を活用し、ビジネスを優位に進められるヒントが散りばめられています。

 

印象深かったのは、「モテる男もモテない男も幸せは均等」部分です。

 

今回紹介する資料「騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」」が述べている「衰えた者も、必ず勢いを盛り返す」というフレーズは、色々な人にとって励ましの言葉なのでしょう。

 

チャレンジに直面している人は、勇気づけられるために本書を手に取ってみるとよいでしょう😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca 

 

騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

  • 作者:竹内 久美子
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 過去のPDCA日記でもお伝えしましたが、私はニューヨーク駐在中、「重要なことは何が起ころうと生き残ること」というトレーニングを受けてきました。

 

このトレーニングは今でも役立っており、生き残ることは「リスクをコントロールすること」と同義であるとも考えています。

 

リスクをコントロールすることによって、生き残る確率を高められます。

 

私は、最初のキャリアを金融の世界で過ごしました。

 

一つ良かったこととして、金融機関ではリスク管理の概念が浸透していたことがあります。

 

リスク管理とリスク回避がごっちゃになりがちではありますが、リスクコントロール方法を学べたことは、金融の仕事をして良かったことの一つですね。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「生存競争」 = 「competition for survival」>

 

今回出てきた「生存競争」の英訳は、「competition for survival」になります。

 

「最近は、生存競争が激しい」を英語にする場合、「The competition for survival is intense these days」とすればよいですね😊。

 

騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

騙し合いの法則 生き抜くための「自己防衛術」

  • 作者:竹内 久美子
  • 発売日: 2014/06/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,677 "Happiness is equal?"

 

It is challenging to survive in human society, but it seems more difficult for animals to be survivors as explained in the material introduced today "Law of Deception: Self-Defense Skills to Survive ".

 

In this book, you'll find tips on how to beat the competition and survive your business.

 

What impressed me was the part where both men who are both motivated and those who are not motivated are equally happy.

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca  

プライバシーポリシー・お問い合わせ