PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,691「ハイローラーとウェール」/ "Whale & High Roller"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,691「ハイローラーとウェール」】
 

私は最初の仕事が富裕層向けの営業であり、ニューヨークで働いていた時に隣の州であるニュージャージー州のカジノに何度かお客様と行ったことがあります(ニューヨーク州には、カジノがないため)。

 

あるお客様はブラックジャックが好きで、百万ドル以上を一晩で使う豪快な方でした。

 

この方は、どれだけ損をしても「また、働いて稼ぐよ。ワッハッハ!」と笑われていたので、「こういう楽観主義だから、ここまでお金持ちになったのだろうなぁ~」と感じたことを覚えています😊。

 

今回紹介する資料「金儲けの下手な日本人のためのカジノ論」は、私の文章作成の師匠であり、日本のコンサルタント業界において生きる伝説でもあるドリーム・インキュベータ会長の堀紘一氏によるカジノ解説書です。

 

コンサルタントとして高名な堀氏ですが、日本を代表するカジノ通でもあることが本書から分かります。

 

堀氏がラスベガスに行く場合、カジノ側が飛行機のチケット、空港からホテルまでの車等を全て手配してくれるそうです。

 

その背景には、「堀氏が長年のハイローラー(High Roller:10万ドル以上を使う顧客)であるため」と、今回紹介する資料「金儲けの下手な日本人のためのカジノ論」は説明しています。

 

カジノ側からすれば、堀氏のようなハイローラーをどれだけ確保できるかが経営の最優先課題です。

 

ファーストクラスの飛行機チケットやホテルのスウィートルーム無料提供等は当たり前で、ハイローラー限定のパーティを催す等、カジノはあの手この手の努力を続けているようです。

 

本書で印象的だったのは、「勝っている時に止めてはいけないが、負けている時はある程度のところで引き上げる」というギャンブルにおける原則です。

 

これは金融取引にも通じるものがありますが、事業運営にも当てはまり、過去のPDCA日記でも紹介しましたが「撤退(損切)のタイミングを決めておく」ことは、サンクコスト放置を防ぐ上でも重要だと考えています。

 

2018年にカジノ関連法案が国会で成立し、数年後に日本でもカジノが登場する予定です。

 

今回紹介する資料「金儲けの下手な日本人のためのカジノ論」はカジノ運営に関する様々な提言を行っており、読み物としても十分楽しめる良書になっています。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

 

P.S. カジノ業界では、ハイローラーの更に上をいくウェール(Whale:百万米ドル以上を使う顧客で「クジラ🐳」の意味)という層もあります。

 

カジノにとっては得意客であることは間違いありませんが、ウェールが大勝ちした場合にはカジノ経営に大きな影響を与える存在でもあり、カジノ側はウェールに対してかなり気を使っているそうです。

 

私がニューヨークで働いていた2000年代前半は意識しませんでしたが、ニュージャージーでご一緒したお客様はウェールだったようです。

 

そのせいか、このお客様はカジノ側から必要以上に高い酒を勧められていました(酔うと、判断力が鈍るため😊)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「切り札」=「ace in the card」>

 

カジノのブラックジャックのディーラー(胴元)が口にしたセリフで覚えているが、「You have the ace in the hand, don't you?(切り札をお持ちなのですね)」という内容です。

 

「(カードゲームにおいて)手持ちのエースで状況を逆転させる」という意味で、「ace in the hand」は「切り札」というニュアンスで使われています😊。 

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,691 "Whale & High Roller"】
 

My first job is to sell financial products to the wealthy customers and when I was working in New York, I went to the casino in the state of New Jersey several times (There is no casino in New York).

 

One customer was fond of Blackjack and he spent more than a million dollars (AKA, Whale 🐳) overnight, but he didn't care about the loss by laughing "I will work and earn again!"

 

The material to be introduced today "Casino Theory for Japanese (Japanese only)" is written by Mr. Koichi Hori who is a famous consultant in Japan.

 

Mr. Hori is well versed in casino and he has been a long-time high roller (a customer who uses more than 100,000 dollars), so when he goes to Las Vegas, the casino will arrange all air tickets, cars from the airport to the hotel, etc.

 

From the casino side, enclosing high-rollers like Mr. Hori would be the top priority for management, and it is natural to offer first class airplane tickets and free sweet room of hotel, etc., to the high rollers.

 

The impressive part of this book is that "We should not stop when we are wining at casino, but when we lose, we need to stop betting to some extent."

 

This principle can apply to the financial transactions, and it is useful to business management.

 

As we introduced in the previous PDCA diary, "Timing of withdrawal (loss cut)" is indispensable for business to succeed and it also can prevent continuous sunk cost.

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

 

P.S. In 2018, the casino related legislation was formed in the Japanese Diet and casinos will appear in Japan around 2025.

 

This book has made various recommendations and you can also enjoy enough as a reading material.

プライバシーポリシー・お問い合わせ