PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,726「文化による社会階級の継承」/ "Inheritance of social class by culture"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,726「文化による社会階級の継承

 

今回紹介する資料「ルーズな文化とタイトな文化」は、「なぜ〈彼ら〉と〈私たち〉はこれほど違うのか」をキャッチフレーズにしており、「文化による社会階級の継承」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「社会階級のタイトとルーズの差は、驚くほど幼いうちから現れる。

 

私たちの実験結果からそれがわかった。

 

ただ、なぜそうなるのだろう。

 

それは、異なる社会階級の子どもは、まったく違う種類の社会かの過程を経て、社会の一員になるからだ。

 

労働者階級では心理学でいう厳格なまたは狭い社会化が行なわれ、上層階級では寛大なまたは広い社会化が行なわれる。

 

自分の子どもにどんな人になってほしいかと親に質問したところ、下層階級の親は、自分の子どもには従順で折り目正しくふるまってほしいと言い、周囲に合わせることが大事だと答えた。

 

上層階級の親は、自分の子どもには進むべき道を自分で決める力をもってほしい、つまり自立した人間であってほしいと答えた。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 過去のPDCA日記でも紹介していますが、私の前職だった外資系金融機関は色々なチャレンジがあった職場でありながらも、「多様性(ダイバーシティ)」については、世界で最も進んだ企業の1つだったと今でも感心しています。

 

米英系企業の場合、社内用語が英語というとてつもないアドバンテージがありますが、日系企業の場合、言葉の壁が大きなチャレンジになるケースが現在でも見受けられます。

 

コーチング・アクロス・カルチャーズ」という本は、国の文化、組織の文化、職業の文化など、さまざまな文化の違いを活用して既存の枠を飛びこえた創造的な解決方法を説明しています。

 

本書で興味深かったのは、「文化の違いを活用する」部分で説明されていた「文化や職業にかかわらず必ず直面する重大な課題のうち、コーチングの場で特に重要なディメンション」を分類した7つの以下のカテゴリーです。

 

ーーー

1. 権力と責任に関する意識
2. 時間管理のアプローチ
3. アイデンティティと目標に関する定義
4. 組織編制
5. 領域と境界に関する概念
6. コミュニケーション様式
7. 思考様式

ーーー

 

今回紹介する資料「コーチング・アクロス・カルチャーズでは、「異文化間の挑戦は、文化のギャップから発生します」と説明しており、これは私がニューヨークやパリで毎日のように感じていたことでもあります(「フランス人とラーメンを食べる時、音を立ててはいけない」とかね。あれが難しいんだ😊)。

 

コンサルタントとして、私は複数の企業の業務運営方法を見ていて、「文化の違いを活用する」意識がある方は、異文化間のコミュニケーションを比較的スムーズに行っているように感じています。

 

文化の違いを活用するために必要なことは、高い英語力ではなく、「コミュニケーションを自分で直接取ろうとする意識」だと私は考えています。

 

「英語が苦手だから」という理由で海外拠点とのコミュニケーションを避けていると、組織力を活かした商品、サービス展開が難しくなってきます。

 

海外拠点とのコミュニケーションに流暢な英語は不要であり、「話そうとする意識」が重要で、これを浸透させることが、組織の力を最大限に伸ばす一つの鍵であると思います。

 

そう言えば、私が社会人になった時、ニューヨークのCEOが、「我々の共通言語はバッド・イングリッシュ(完璧ではないくだけた英語)」だと言っていたなぁ(今から考えると、彼は良いことを言っていたと思う😊。

 

今回紹介した資料「コーチング・アクロス・カルチャーズ」では、異文化間でこそフィードバックが重要であると説明しており、「フィードバックの交換」部分でフィードバックをする側と受ける側のコツを以下のように述べています。

 

(フィードバックを行う側のコツ)
A. コンテクスト(行動の起きた背景)、行動、その影響について述べましょう。
B. 変えることができることだけに注力しましょう。
C. アドバイスを与えたり、判断を下したり、心理的な解釈を提供するのを控えましょう。
D. 正直になりましょう。

 

(フィードバックを受ける側のコツ)
A. フィードバックは贈り物だと思いましょう。
B. 同意したり、正当化したり、防御するのでなく、理解しましょう。
C. よく聴き、フィードバックの背景について突っ込んだ質問をして、その回答を反すうしましょう。
ーーー

 

 

先日のPDCAカフェで、「他の大企業と比較して、自分が所属している会社では、体系的に学習する機会が少ないように感じる」とコメントされた若手の方がいました。

 

現在はウェブもありますし、自分で学ぼうと思えばいくらでも学ぶことが可能な時代であり、何よりもSNSという「個人がメディアを持つことができる」強力な武器があります。

 

これを使うことで、英語の勉強も異文化の吸収も何でもできます。

 

それを一番実感しているのは、他ならぬ私 Mr. PDCA なのです😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「継承」 = 「inheritance

 

今回出てきた「継承」の英訳は、「inheritance」になります。

 

「文化による社会階級の継承」を英語で表現する場合、「Inheritance of social class by culture」とすればよいですね😊。

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,726 "Inheritance of social class by culture"
 

The material introduced today "Rule Makers, Rule Breakers" has the catchphrase "Tight and Loose Cultures and the Secret Signals That Direct Our Lives", and the following phrases in the "inheritance of social class by culture" part were impressive.

 

"The difference between tight and loose social class is surprisingly young.

 

We found that from the results of our experiments.

 

But why is that so?

 

This is because children of different social classes go through a completely different kind of social process and become members of society.

 

The working class has a strict or narrow socialization in psychology, and the upper class has a generous or broad socialization.

 

When asked what kind of person they would like their child to be, lower class parents said they wanted their child to be obedient and crease-friendly, and that it was important to adapt to their surroundings.

 

Upper class parents replied that they wanted their children to have the power to decide their own path, that is, to be independent people." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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