【PDCA日記 Vol. 494「プライベートと事業用のお金を区別する」】
過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私は一時期クレジットカード会社で働いていたことがあります。
マイナス金利が長引く中、日本の金融業界はチャレンジングな日々が続いています。
ただ、現金決済比率が主要国の中で著しく高い日本では、クレジットカード・ビジネスは金融業界の中で数少ない成長分野であると私は考えています。
自分でビジネスを始めると、個人の財布と事業の財布を分ける必要が出てきますが、事業用のクレジットカードを持っているだけで、色々な作業が楽になるものです💳。
今回紹介する資料「超わかりやすい ネットで稼ぐ人の確定申告」は「ネットビジネス事業者には『納税意識が低い』という特徴がある」と指摘しており、「事業用の現金はどう管理すればいい」部分の以下フレーズが印象的でした。
「もみじ：記帳をスムーズに進めるために事業用の口座とクレジットカードを利用することがポイントといいましたが、お金の管理のためにも、この2つはとっても重要です。
わかば：プライベートと事業用のお金を区別することが大切なんですね。
もみじ：そうです。売り上げをすべて専用口座に入金し、経費の支払いは専用口座からの引き落としや、専用カードからの支払いにすることで現金の把握がとっても楽になります。
このようにすると、税務調査の下準備としても有効なんですよ。
わかば：どういう効果があるんですか。
もみじ：税務署員がもっとも敏感になるのは『収入の除外』と『経費の水増し』です。どちらも課税所得を小さくする効果があり、税務署が目を光らせています。
売上をすべて専用口座に入金することや経費の支払いを専用口座からの引き落とし、あるいは専用クレジットカードでの支払いにすることで『収入漏れの心配はありませんよ』『経費の支払いもこの通帳とカード明細で管理できていますよ』とアピールすることができるんです。
わかば：切手や文房具など小口現金で支払いたいとき、いちいち預金口座の出入りを管理することは面倒です。そうすればいいんですか。
もみじ：事業用の『財布』や『手提（てさげ）金庫』、『封筒』を利用して管理することをおすすめします。1か月に必要な現金を用意して、そこから支払います。
10月末の現金残高が18,250円だったとすると、11月の頭に1,750円を普通預金から引き出して、2万円にしておきます。
わかば：月の途中で、現金が足りなくなったら補充していいんですか。
もみじ：もちろんです。また、自分のプライベートのお財布から建て替えた場合もその都度精算するようにしてくださいね。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 法人を立ち上げる場合、株式会社を検討する人が日本では多いようです。
ただ、コストや手続きの観点からすると、合同会社にする方が合理的だったりします。
株式会社と比較すると、合同会社はマイナーな存在ですが、私は合同会社の方が好きですね。
アップルやアマゾン、グーグルなどの外資系企業は、日本で合同会社として登記しています。
合同会社のチャレンジングなところとして、上場できないことがあります。
外資系企業の場合、本国で上場しているケースが多く、日本では上場する必要性が薄いため、合同会社を採用していると考えることもできますね :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「区別する」=「distinguish」＞
今回出てきた「区別する」の英訳は、「distinguish」になります。
「プライベートと事業用のお金を区別する」を英語にする場合、「Distinguish between private and business money」とすればよいですね :-)。
The material introduced today "Final tax returns for people who make money online, is super easy to understand (Japanese only)" points out that "Internet business operators have the characteristic of having a low awareness of tax payments" and the following phrases were impressive in the part "How should we manage cash for business?"
"Maple: It was said that the point was to use a business account and credit card to facilitate bookkeeping, but these two are also very important for money management.
New Leaf: It's important to distinguish between private and business money.
Maple: That's right. By depositing all sales to a dedicated account and paying expenses by deducting from the dedicated account or paying from a dedicated card, it will be very easy to grasp cash.
In this way, it is also effective as a preparation for tax audits.
New Leaf: What kind of effect does it have?
Maple: Tax officers are most sensitive to 'exclusion of income' and 'inflation of expenses.' Both have the effect of reducing taxable income and are being watched by the tax office.
By depositing all sales to a dedicated account, withdrawing expenses from the dedicated account, or paying with a dedicated credit card, you would be able to claim that 'There is no worry about income leakage' and 'Payment of expenses is also this passbook and card details I can manage it with.'
New Leaf: When you want to pay with small cash such as stamps and stationery, it is troublesome to manage the entry and exit of the deposit account one by one. Should I do that?
Maple: We recommend that you use a business 'wallet', 'handbag safe', or 'envelope' to manage it. Prepare the cash you need for the month and pay from there.
If the cash balance at the end of October is 18,250 yen, withdraw 1,750 yen from the savings deposit at the beginning of November to make it 20,000 yen.
New Leaf: Can I replenish my cash if I run out of cash in the middle of the month?
Maple: Of course. Also, if you rebuild your wallet from your own private wallet, please make a payment each time." (Unquote)
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