PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 670「バンカーと銀行員」/ "Bankers & Bank Clerks"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 670「バンカーと銀行員」】
 

2024年度前半に、1万円札の図柄が福沢諭吉から渋沢栄一に変わる予定になっています。

 

ただ、私はここ数年1万円札に触れておらず、今年に入ってからは現金を全く使っていません。

 

そのため、渋沢栄一が図柄に入っている新札1万円札を一生手にすることなく、今後の人生を過ごすかもしれません😊。

 

日本の場合、1万円札を見たことがない人は少ないかもしれませんが、アメリカでは100ドル紙幣を手にしたことがある人は少数派だったりします。

 

アメリカに旅行に行ったことがある人であれば、クレジットカードかデビットカードでほぼすべての決済をまかなうことが可能です。

 

2016年に私が銀行を退職し、2週間ハワイで過ごした時も、現金が必要なのはバスだけでしたね🚌。

 

先日、「銀行への就職を検討している」という人が私に連絡してきてくれました。

 

その方は、「銀行に入る前に銀行を辞めた人(私のことよ😊) の意見を聞きたい」という問題意識を持っており、この姿勢は素晴らしいです。

 

私からは、「銀行は19世紀の産物である」という意見を伝えました。

 

渋沢栄一が活躍していた19世紀であれば、銀行への就職はキャリアとして役に立ったのでしょう。

 

19世紀には、信用創造の主体として銀行が存在していたからです。

 

現在は、銀行以外にも信用創造を行う機関が存在しており、インターネットからクラウドファンディングで資金調達を行うことも可能です。

 

最近は、信用創造どころか銀行は金融不安を引き起こす要因になっています(例:日本のバブル崩壊アメリカの金融危機、欧州のユーロ危機)。

 

この辺りの話は長くなるため、金融業界への就職や転職を検討している人は、Mr. PDCAに相談してみましょう😊。

 

今回紹介する資料「名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜」では銀行家をバンカーと呼び、誇り高き存在であった伝説的なバンカーを7人紹介しています。

 

日本興業銀行(以下、「興銀」)の中山素平氏住友銀行の磯田一郎氏など、良い意味でも悪い意味でも社会に大きな影響力を及ぼしたバンカーの仕事について記述しており、日本において銀行員の地位が高かったことを感じられます。

 

第二次世界大戦後、連合国軍最高司令官総司令部 以下、「GHQ」)によって興銀が解体させられそうになった際、中山氏は「今から50年後には、直接金融で日本の経済が回るようになるかもしれないが、それまで我々が必要だ」と述べ、GHQに興銀の存続を認めさせたとされます。

 

幸か不幸かその50年後、バブル崩壊後の不良債権問題がきっかけとなり、興銀は合併で消滅することになります。

 

「財界の鞍馬天狗」と呼ばれた中山氏でも、さすがに興銀消滅は読めなかったのでしょう。

 

名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜」は、金融業界を志望している人におすすめの一冊です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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新装版 名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜

新装版 名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜

  • 作者:北 康利
  • 発売日: 2017/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 日本では、金融機関の中で見えない序列が存在しているようです。

 

金融機関に勤めている人と話をすると、銀行、証券、保険という謎の序列が存在していると思っている人が結構います。

 

アメリカは少し様子が違い、証券会社で働いている人の地位が金融業界では高かったです。

 

一方、フランスなどのヨーロッパ大陸では保険会社の影響力が強く、国や地域によって金融業界における序列の考え方は違うようでした。

 

また、私は金融の世界から足を洗ったので、こういう序列はどうでもよいのですがね😊。

 

 <Mr. PDCAのボンジュール英語「序列」=「hierarchy」>

 

今回出てきた「序列」の英訳は、「hierarchy」になります。

 

「金融業界には見えない序列がある」を英語にする場合、「There is an invisible hierarchy in the financial industry」とすればよいですね😊。

 

新装版 名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜

新装版 名銀行家列伝―社会を支えた〝公器〟の系譜

  • 作者:北 康利
  • 発売日: 2017/04/25
  • メディア: 単行本
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 670 "Bankers & Bank Clerks"】

 

The material introduced today "Great Bankers (Japanese only)" describes seven legendary bankers in Japan.

 

Japanese bankers have had a great influence on society in both good and bad senses such as Mr. Sohei Nakayama and Mr. Ichiro Isoda.

 

After World War II, when the US occupation army tried to modify the Japanese banking system, Mr. Nakayama persuaded the Americans to succeed in leaving the existing financial scheme.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. In Japan, there seems to be an invisible hierarchy among financial institutions.

 

When talking to people who work for financial institutions, there are quite a few people who think that there is a mysterious hierarchy of banks, securities, and insurance in Japan.

 

The situation is a little different in the United States, and the status of people working at securities companies was high in the financial industry.

 

On the other hand, insurers have a strong influence on the European continent such as France, and it seems that the way of thinking of ranking in the financial industry differs depending on the country or region.

 

Also, I've walked away from the financial world, so I don't care about this kind of hierarchy any more 😊.

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