PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 994「起きて半畳寝て一畳」/ "One should be satisfied without desiring more wealth and rank than necessary"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 994「起きて半畳寝て一畳

 

過去のPDCA日記で、「お金は塩水と同じで飲めば飲むほど喉が渇き、いくらあっても足りない」という考え方があることを紹介しました。

 

 

食べ物や飲み物であれば、満腹になれば一旦必要なくなります。

 

一方、お金の場合は数字であり、どれだけあっても、「もっともっと」という欲が永遠に出てくるのです。

 

会社員であれば昇給したり、自営業者であれば売上が増えることによって、経済的な喜びは多くなります。

 

ただ、これは永遠に続くサイクルであり、上限というものがありません。

 

金銭的な喜びは、脳内物質のドーパミンの放出によってもたらされています。

 

前回と同じ刺激ではドーパミンがあまり放出されないため、更に強い刺激を与え続けないと脳は満足しなくなってしまうのです。

 

昇給や売上増で「やった!」と思っても、しばらく経てばその幸福感が「どこかに消えてしまった」という経験を持っている方が多いのではないでしょうか。

 

今回紹介する資料「人にはどれだけの土地がいるか」は、トルストイの名作を絵本として表現しています。

 

人にはどれだけの土地がいるか」の主人公はパホームという農夫で、自分の土地を持っていないことについて、コンプレックスを持っていました。

 

パホームは自分の土地を手に入れるべく、がむしゃらに働くようになり、実際に土地を手に入れます。

 

パホームの所有欲はどんどん大きくなっていきますが、「人にはどれだけの土地がいるか」の中で、「彼の心はまえよりもずっとせまくなってしまいました」と描写されています。

 

パホームは最終的に、自分で管理できないほどの広大な土地を手に入れますが、過労のために息絶えてしまいます。

 

パホームの最期を、「人にはどれだけの土地がいるか」の中で以下のように表現されています。

 

「召使いの男は主人のために、スコップできっかり2メートルの墓穴をほり、そこに彼(パホーム)をほうむりました。

 

そして、小さくつぶやきました。

 

『人は、最後にこれだけの土地があればいいんだな…。』」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「人にはどれだけの土地がいるか」を読んで、私は「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」という言葉を思い出しました。

 

これは、「人間一人に必要なスペースは座っている時に半畳で、寝ている時に一畳だけであり、天下を取ったとしても、一日に二合半以上のお米は食べきれない」という意味です。

 

この辺りについて私は結構な研究をしていますので、ご意見がある方は是非コメント欄からお願いします。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「永遠に続く」 = 「eternal

 

今回出てきた「永遠に続く」の英訳は、「eternal」になります。

 

「永遠に続くサイクルであり、上限がない」を英語で表現する場合、「It's an eternal cycle with no upper limit」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ザ・シークレットマン」>

 

本日は、映画「ザ・シークレットマン」を紹介します。

 

 

映画「ザ・シークレットマン」の主人公は、FBI副長官代理だったマーク・フェルトリーアム・ニーソン)です。

 

フェルトは、1974年のニクソン元大統領の辞任につながったウォーターゲート事件(1972年)の内幕をメディアに流した人物として知られています。

 

独立した捜査機関であるFBIで長年勤務したフェルトは、ニクソン大統領の息がかかったFBI代理長官の目を避けながら、ウォーターゲート事件の捜査を続けることになります。

 

ウォーターゲート事件から30年以上が経過した2005年5月31日、フェルトがFBIの情報をリークしたことを公表し、ワシントン・ポストもこれを認めました。

 

ニクソン元大統領は、任期中に辞任した唯一の大統領であり、ウォーターゲート事件の影響が大きかったことを物語っています。

 

ホワイトハウスではフランクリン・ルーズベルト以降、ニクソンまでの大統領は執務室や電話での会話の多くを記録していました。

 

ただ、ウォーターゲート事件以降このような記録は存在しなくなり、色々な意味で映画「ザ・シークレットマン」は興味深い作品でしたね。

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 994 "One should be satisfied without desiring more wealth and rank than necessary"
 

The material introduced today "How Much Land Does a Man Need?" expresses Tolstoy's masterpiece as a picture book.

 

"The servant man dug a grave hole of exactly 2 meters with a shovel for his master and sought him there.

 

And he tweeted a little.

 

'People should have this much land at the end ...'" (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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