私の周りでは、時々ビジネス界から離れて出家する人がいます。
海外で生活していた人であればお分かりだと思いますが、日本は宗教に対しておおらかな（こだわりがない？）社会です。
私が住んでいたアメリカやフランスでは、宗教の話をすること自体が基本的にタブーでした。
日本の場合、「結婚式はキリスト教の教会で、葬式が仏教式のお寺で」という人が相当数おり、敬虔なクリスチャンからすると、かなり違和感があるようです。
キリストとブッダが現在の日本を見ると、苦笑いするかもしれません。
キリストは神の子とされているが、ブッダは人間の子であり、「ゴーダマ・シッダールタ」というインド人でした。
神の子か人間の子かということが、キリストとブッダの最大の違いだったりします。
今回紹介する資料「続・ゆかいな仏教」は、仏教についてあまり知られていないことを含め、様々なことを解説しています。
本書はインドのカースト制やバラモン教についても論じており、インド人の同僚や友人がいる方などに、おすすめの一冊です。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 私がフランスで過ごしていた時、イスラム教を信仰するモスリムの人たちがとても多いことに驚いたものです。
フランスのモスリム人口は約600万人と推計されており、フランスの10人に1人はイスラム教徒という計算になります。
EU加盟国の中でモスリム人口が最も多くなっているフランスですが、ライシテと呼ばれる世俗（政教分離）主義を採用していて、宗教の異なる移民をフランス社会に融合する政策が取られています。
モスリムの女性が頭から顔全体を隠す衣装であるブルカについて、フランスの法律は公共の場での着用を禁止しています。
1989年にモスリムの女子生徒が公立中学校でブルカを着用して退学処分になり、フランスでは国全体でこの問題について激論が交わされてきました。
2011年から施行されたブルカ禁止法は、これらの議論に決着をつけたわけですが、フランスでは宗教絡みのテロや事件が相次いでいます。
人々の心に平穏をもたらすはずの宗教をめぐって、社会の分断が起こっているのは何とも皮肉なものですね。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「宗教」=「religion」＞
今回出てきた「宗教」の英訳は、「religion」になります。
「宗教をめぐって、社会の分断が起こっている」を英語にする場合、「Social division is occurring over religion」とすればよいですね :-)。
The material introduced today "Funny Buddhism (Japanese only)" explains various things, including lesser-known things about Buddhism.
This book also discusses the Caste system and Brahmanism in India, and is recommended for those who have Indian colleagues and friends.
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