PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,548「コーチの仕事は考えさせること」/ "Coach's job is to make them think"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,548「コーチの仕事は考えさせること」】
 

私はコンサルタントとして、ベンチャー企業でお世話になることが多かったのですが、スタッフの方々は20代から30代前半であることが殆どでした。

 

これらの会社の経営者の中には、「Mr. PDCAは管理職の年代(40代)であるため、若手スタッフに対するコーチングをお願いしたい」と要望を出されることがありました。

 

そのため、私は時間の許す限り、若手スタッフの話を聞くことに努めていました。

 

ただ、この時に私は若手スタッフに対して何かを教えていたわけではありません。

 

ひたすら、若手の意見に耳を傾けることに注力していました。

 

相手の話を聞き続けることによって、その人が将来どのような方向性に行きたいのか、今どのようなチャレンジを抱えているか把握することで、適切なコーチングができるようになると私は固く信じていたからです(今でも信じていますが😊)。

 

今回紹介する資料「最高のコーチは教えない」は、「才能を120%引出し、圧倒的成果を出す方法」を解説しており、「コーチの仕事は教えることではなく、考えさせること」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「コーチの仕事は、選手が自分で考え、課題を設定し、自分自身で能力を高められるように導くことだ。

 

本書のタイトル『最高のコーチは教えない』には、『指導者 = 教える人』という常識を覆さないと、メンバーの能力を最大限に発揮させることはできない、という思いが込められている。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

 

 

P.S. 今回紹介した資料「最高のコーチは教えない」は、コーチが行うべきこととして「選手を見ること」の重要性を強調しています。

 

ビジネスでもそうですが、管理職が自分のことを「きちんと見てくれているかどうか」ということをビジネスパーソンは意識しているものです。

 

つまり、「評価者がスタッフの働きぶりを的確に把握できているかどうか」が重要であり、これがきちんとできている組織は放置しておいても、問題なく事業を拡大していけるものです。

 

一方、上しかみない人事用語で言う「ヒラメ」のようなスタッフばかりの会社では、顧客よりも本社の偉い人達の方を向いて仕事をしがちです。

 

私の前職である外資系金融機関でも、東京オフィスのスタッフは本社のあるニューヨークやロンドン、アジア太平洋地域の本部がある香港やシンガポールの方を向いて仕事をしている人が数多くいました。

 

これはある程度仕方がない部分もあるのですが、人事権と経理権を持っている本社や本部のスタッフが、支社で働いている人達を「きちんと見る」ことで、「顧客の方を向いて仕事をする人が増えるのではないか」と常々感じながら、私は外資系金融機関で働いていていたものです。

 

そう言えば、経営学者のピーター・F・ドラッカーは「経営者の条件」の中で、管理職に対して「聞け、話すな」と繰り返し述べていることにつながると感じました。

 

新訳 経営者の条件 (ドラッカー選書)
 

 

コーチは選手を「見て」、管理職はチームメンバーを「聞く」ことがポイントということですね😊。 

 

私の最初の職場だった外資系金融機関の場合、「話す人」が数多くいますが、「聞く人」は少数だったように記憶しています。

 

ただ、2008年に金融危機が発生したことによって、金融機関で働く人達の意識にも一定の変化があったと言われています。

 

「金さえ儲ければ何をしてもよい」といういわゆる「強欲さ(greed)」は否定され、中長期的な視野に立った経営が、金融機関には求められるようになっています。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「圧倒的な」=「overwhelming」>

  

今回出てきた「圧倒的な」の英訳は、「overwhelming」になります。

 

「才能を120%引出し、圧倒的成果を出す方法」を英語にする場合、「How to draw out 120% of talent and create overwhelming results」とすればよいですね😊。

 

最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

 
 
<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「」>

  

本日は、永瀬正敏水崎綾女主演の映画「」を紹介します。

 

 

映画「 」は、奈良県を舞台になっています。

 

映画「 」では、弱視の男性写真家である中森雅哉(永瀬正敏)と、視覚障害者用に映画の音声ガイドを制作する尾崎美佐子(水崎綾女)の交流が描かれています。

 

カメラ好きの人や映像関連の仕事に携わっているビジネスパーソンにとって、今回紹介する映画「」はお勧めです。

 

」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「」では、耳で聞き取ってもらい、映像を想像してもらうために音声ガイドである尾崎美佐子が悪戦苦闘を繰り返しています。

 

私自身、日本語の動画に英語の字幕をつける仕事をしたことがあり、今回紹介する映画「」の尾崎美佐子が直面していたチャレンジがよく理解できます。

 

字幕でも音声ガイドの場合でも、日本語の流れるタイミングや映像の全体像に合わせて作業をする必要があります。

 

今回紹介する映画「」を鑑賞して、水崎綾女演じる尾崎美佐子に妙に親近感を感じる自分がいたのでした😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,548 "Coach's job is to make them think"】

 

As a consultant, I often went into venture companies and most of the staff there were in their 20s and early 30s.

 

The managers of these companies requested me by saying "Mr. PDCA, you are in a managerial age, so I would like to ask for coaching to young employees".

 

In accordance with these comments, as long as time permits, I tried to listen to the opinions of young people.

 

The material to be introduced today “The best coach never teaches (Japanese only)” explains “How to draw out talent by 120% and achieve overwhelming results” and the following phrases were impressive in the part “Coach's job is not teaching but making them think”.

 

"The coach's job is to guide players to think for themselves.

 

By setting challenges, they can improve their abilities themselves.” (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ