PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,706「『救う』と『助ける』の違い」/ "Difference between 'rescue' and 'help'"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,706「『救う』と『助ける』の違い」】

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、アメリカは寄付文化が浸透しており、ボランティア活動が社会全般に普及しています。

 

人によっては、「キリスト教の影響である」と述べる人がいます。

 

私が学生に戻っていた頃、ビジネス・スクールの経済学の授業で、ある教授が同じような意見を話していました。

 

ただ、ニューヨークの金融機関で実際に働き、納税していた私からすると、アメリカの寄付文化は、節税効果が大きな要因になっていると感じています。

 

ただ、アメリカで寄付が浸透している背景として、キリスト教の考えも一部あるとも感じています。

 

今回紹介する資料「「死ぬ瞬間」と死後の生」は「人生を100パーセント生きるとはどういうことか」という命題に挑んでおり、「『救う』と『助ける』の違い」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「誰かを救った(レスキュー)からといって、かならずしもその人を助けた(ヘルプ)ことにはなりません。

 

心のどこかでは誰もがそのことを知っているはずです。

 

なぜなら、誰かを救った場合、上下関係ができ、救われた人は下に、救った人は上の立場になります。

 

誰かを救ってバンドエイドをはってあげても、ちっともその人を助けたことにはなりません。

 

私たちはおたがいに、兄弟姉妹の守り手です。

 

誰かが助けを必要としているときには、手助けする責任があります。

 

しかし私たちは相手に負い目を負わせる『救う』ということと、誰かが求めたときに『助ける』ことのちがいを知らなくてはなりません。

 

そもそも謙虚でなくては助けることはできないのです。

 

救うことと本当に助けになることの差は紙一重でしかありませんが、助けることこそ真に人間のすべきことではないでしょうか。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. アメリカ人の多くが休みの日にボランティア活動を行っている背景には、地元コミュニティの治安維持や景観整備の意図があると、私は思っています。

 

日本の場合、不動産を購入しても、建物価格が下落する仕組みになっています。

 

日本の地価は上下していますが、建物価格が上昇したことはありません。

 

一方、アメリカの場合は政策的な要因もあって、建物価格も上昇する前提になっています。

 

 

私がニューヨークで働いていた頃、「Mr. PDCA、お前も早くアメリカで家を買え!」と、しょっちゅう同僚から言われたものです。

 

ある同僚は、20代前半にニュージャージー州で家を買い、家族が増えるごとに大きな家に引っ越しを繰り返しました。

 

その同僚は、引っ越しの度に前の家を売って、新しい不動産を購入していましたが、時間の経過と共に価格が上昇して、資産運用として大きな成果を得たことになります。

 

人口が毎年1%ずつ増加しているアメリカと、毎年0.4%人口が減少している日本では根本的な違いがありますが、中古住宅が主流のアメリカと新築住宅があちこちで建設されている日本では、不動産に対する考え方の根本的な違いがありそうです。

 

あるアメリカ人は、「住宅は貯金だ」と言っていました。

 

日本の住宅を「貯金」と考えている人を聞いたことがありませんが、そのアメリカ人にとって住宅購入は銀行に預金することと同じ感覚であり、「決して元本割れしない」という意識があるようでした。

 

この辺りの違いを研究すると、一冊の本になりそうですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「紙一重」=「fine line」>

  

今回出てきた「紙一重」の英訳は、「fine line」になります。

 

「救うことと本当に助けになることの差は紙一重でしかない」を英語にする場合、「The difference between saving and really helping is only a fine line」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,706 "Difference between 'rescue' and 'help'"】

 

The material introduced today "Death Is of Vital Importance" challenges the proposition "On Life, Death, and Life After Death" and the following phrases were impressive in the part "Difference between 'rescue' and 'help'".

 

"Rescuing someone does not necessarily mean helping that person.

 

Somewhere in your heart, everyone should know that.

 

Because, if you rescued someone, you will have a hierarchical relationship, and the rescued person will be in the lower position and the saved person will be in the upper position.

 

Rescuing someone and putting on a band-aid doesn't help that person at all.

 

We are each guardians of our brothers and sisters.

 

When someone needs help, we are responsible for helping.

 

But we have to know the difference between 'rescuing' and 'helping' when someone asks for it.

 

You can't help without being humble in the first place.

 

The difference between rescuing and really helping is only a fine line, but helping is really what humans should do." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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Death Is of Vital Importance: On Life, Death, and Life After Death

Death Is of Vital Importance: On Life, Death, and Life After Death

 
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