PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 433「想像力は白紙からは生まれない」/ "Imagination does not come from blank papers"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 433「想像力は白紙からは生まれない」】
 

PDCA日記を毎日更新していると、「どうすればブログを継続できるのですか?」という質問を受けることがあります。

 

私の場合、1日1冊本を読んでおり、面白そうな部分を見つけるとPCの前に座って、キーボードを打ち始めるというルーティンになっています。

 

実を言うと、この時点では何を書くか決めておらず、タイピングをしている内にアイデアが湧いてきます。

 

これは偶然ではなく、「作業興奮」と呼ばれる現象であり、過去のPDCA日記でも紹介しています。

 

作業興奮を分かりやすく説明すると、「作業を始めることで、やる気が湧いてくる」というものです。

 

「今日はやる気が出ない」と感じている場合、机の掃除や引き出しの整理などを始めると、頭が動き出したりしますので一度試してみてください。

 

過去のPDCA日記でも、作業興奮について色々と投稿しています。

 

興味のある方は、これまでの投稿を是非読んでみてください :-)。

 

 

今回紹介する資料「21世紀を生き抜く「考える力」」は、「ビジネスパーソンのみならず、次代を担うであろう子どもたちの学びはどうあるべきか」を解説しており、「想像力は白紙からは生まれない」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「クリエイティビティとは、本質的に知識を通じて獲得できるものだということですよね。

 

その考え方には共感します。

 

想像力とは、空っぽの脳から突然生まれるようなものだと考えている人は少なくありません。

 

あるいは真っ白なキャンバスに絵を描くようなものだと。

 

でも、それは誤解です。

 

クリエイティビティとは大部分において、自分が探求しようとしている分野について深く知ることから生まれるものです。

 

知識を通じて、何が成功しやすく、何が失敗しやすいのかという直感を得ることができますし、自分の行動の選択肢を増やすことにもつながります。

 

ただ一点、注意したいと思うのは、成功事例だけに目を向けるべきではないということです。

 

私にとっては、『常に成功するとは限らない』ということを認識するのも、イノベーティブであること、クリエイティブであることの一部だからです。

 

間違い・失敗はほとんど避けられないものですし、それもイノベーションのプロセスの一部です。

 

したがって、イノベーションを起こそうと思うなら、失敗も受け入れなくてはなりません。」(引用終わり) 

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください :-)。https://twitter.com/MPdca 

 

 

P.S. 私自身が、コンサルタントとして色々な企業の中に入って仕事をしていると、「Mr. PDCA、あなたはこの業界のことを何も分かっていません」と話す経営者がいます。

 

その場合、私は「はい、その通りです。ただ、何も分かっていないからこそ、私から社長にお伝えできる発見もあります」と説明しています。

 

過去のPDCA日記でもお伝えしましたが、バランスの取れたビジネスパーソンは、「無知の知」を持っています。

 

 

ナポレオンも旧日本軍もそうですが、過去の成功体験が大きいほど、「自分は分かっている」という勘違いを続け、目の前の失敗を認めなくなります。

 

現在のビジネスが好調な経営者ほど、名著「失敗の本質」や「昭和16年夏の敗戦」を読んでいたりするものです :-)。

 

 

昭和16年夏の敗戦 新版 (中公文庫)

昭和16年夏の敗戦 新版 (中公文庫)

 

 

経営者自身が、「自分は分かっておらず、失敗する可能性がある」と認識しておくことで、失敗の可能性を減らすことができます。

 

ただ、これは頭で考えるほど簡単ではなく、成功体験が大きくなるほど、人間は外部からのアドバイスを受け入れなくなります。

 

これは古今東西同じチャレンジなのですが、「同じ人がトップを10年以上やらない」ことが解決策になります。

 

何十年も同じ人がトップに君臨し続けていると、周りが忖度を始めて、問題を上申しなくなりがちです。

 

そのため、経営者の重要な仕事は「後継者を育成する」ことになりますね。

 

そう言えば、GEの元CEOであるジャック・ウェルチ氏は経営者の重要な仕事として、「人を育てること、変化を起こすこと」を掲げていました。

 

日本企業で創業者が自分から身を引いたケースとしては、ソフトブレーン宋文洲氏や、ライフネット生命出口治明氏、岩瀬大輔氏がいます。

 

宋氏、出口氏、岩瀬氏はたくさんの本を出していますので、後継者育成に悩む経営者は、彼らの考えを参考にしてみるとよいでしょう。

 

一番良くないのは、「自分がいなくなると会社は立ち行かなくなる」と経営者が思い込むことです。

 

心配しなくても、その人がいなくなってもちゃんと会社は回っていくものです :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「成功事例」=「best practice」>

  

今回出てきた「成功事例」を英語にすると、「best practice」になります。

 

「成功事例だけに目を向けるべきではない」を英語にする場合、「You shouldn't just look at best practices」とすればよいですね :-)。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 433 "Imagination does not come from blank papers"】

 

The material introduced today "Thinking power to survive in the 21st century (Japanese only)" suggests "What should be the learning of not only business people but also children who will lead the next generation", and the following phrases were impressive.

 

"Creativeness is essentially something that can be acquired through knowledge, isn't it?

 

I agree with that idea.

 

Many people think that imagination is something that suddenly comes from an empty brain.

 

Or it's like drawing a picture on a white canvas.

 

However, that's a misunderstanding.

 

Creativity is largely the result of a deeper understanding of the area you are exploring.

 

Knowledge gives you an intuition about what is likely to succeed and what is likely to fail, and it also gives you more options for your actions.

 

The only thing to keep in mind is that you shouldn't just look at success stories.

 

For me, recognizing that "it's not always successful" is part of being innovative and creative.

 

Mistakes and failures are almost inevitable and are part of the innovation process.

 

Therefore, if you want to innovate, you have to accept the mistakes." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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