PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 601「最大の脅威は自業自得」/ "The biggest threat is its own fault"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 601「最大の脅威は自業自得」

 

私は銀行員時代、従業員数30万人以上の組織に属していたことがあります。

 

この金融機関は合併を繰り返して大きくなってきたのですが、2008年の金融危機で「大きすぎて管理できなかった(Too Big To Manage)」とメディアで揶揄されるようになりました。

 

結果として、アメリカ政府から公的資金を受け入れ、不採算部門を売却し、適正規模の金融機関として存続することになったのです。

 

この経緯を私は間近で見てきたのですが、規模の拡大を目指す組織はどこかの時点でチャレンジに陥るものだと感じました。

 

経営者にとってチャレンジングなのは、「おかしな方向に進んでいても指摘してくれる人がいないケースが多い」ということでしょう。

 

ワンマン経営者や創業社長が長期間トップに君臨していると、この傾向は更に強くなると考えています。

 

今回紹介する資料「デジタルエコノミーの罠」は、「なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか」という命題に取り組んでいます。

 

本書で印象深かったのは、「マネタイゼーションの神話」部分です。

 

「地方新聞は多くの課題に直面しているが、その最大の脅威の1つは自業自得だ。

 

多くの新聞指導者たちは、陰気な根本的事実を見えにくくするような、手前勝手なおとぎ話をやたらにつくり上げたがってきた。

 

なかでも最も人気があり、危険なものは、マネタイゼーションの神話とでも呼べるものだ。

 

結局のところ、地方ニュースサイトは、存在しない観衆をマネタイズすることはできない。

 

マネタイゼーションの神話の問題はそれにとどまらない。

 

地方サイトは昔から、自分たちのデジタル観衆は、その地元に集中しているから特に価値が高いのだと主張してきた。

 

こうした物言いは、デジタル革命がどれほど包括的なものだったかを完全に見すごしている。

 

インターネットは伝統的な広告経済をひっくり返してしまった。

 

どれほど地元に集中していようと、デジタル観衆が小規模であるなら、広告主たちにとってはまったく価値がない。

 

地方ニュースにとっては新聞がいまだに圧倒的に重要な情報源だ。

 

新聞は最大の地方ニュース観衆をもつだけでなく、地方コミュニティにとってのニュースのテーマを決め、地方テレビよりはるかに多くの新聞報道を行う。

 

新聞はグーグルとの競争では規模的に不利だが、地方レベルではその論理が逆転する。

 

新聞は、デジタル専門のあらゆる競合に対して飛び抜けたリードをもっている。

 

お気に召さないかもしれないが、地方ジャーナリズムを救うための解決策は地方紙を救い、彼らがデジタルニュース時代に移行しやすくする、という話になるのだ。」(引用終わり)

 

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デジタルエコノミーの罠

デジタルエコノミーの罠

 

 

P.S. 今回紹介する資料「デジタルエコノミーの罠」は、「地方新聞は多くの課題に直面しているが、その最大の脅威の一つは自業自得だ」と述べていますが、これは地方新聞に限らず、世界中のあらゆる組織に当てはまると私は考えています。

 

私の場合、外部コンサルタントとして、組織改革に入ることが多かったこともあり、「どう考えてもおかしい」プロセスがまかり通っていた会社がかなりありました。

 

私から企業担当者に対して、「こうした方が良いのではないですか?」とか「この形で改善すればコスト削減になりますが、どうでしょう?」と聞いてみても、以下のような回答を受けることが多かったと記憶しています。

 

「Mr. PDCA、我々は長い間、このやり方を続けてきました。だから、変えられないのです。」(チャレンジに陥っている企業担当者がよく発するコメント終わり)

 

自業自得のチャレンジ状態から組織が脱する唯一の方法は、経営者の交代です。

 

「10年以上同じ人がトップに居続けると弊害が出てくる」が、私の持論です。

 

というわけで経営者の皆様、日々の業務に加えて、後継者育成にも力を入れましょう。

 

忙しい中、後継者育成を行うのは大変だと思いますが、経営者にとって重要な仕事であると私は考えています😊。

 

そう言えば、ゼネラル・エレクトリックの元最高経営責任者だったジャック・ウェルチは、こう言っていましたよ。

 

「経営者の仕事は2つだけだ。1つは変化を起こすこと。もう1つは人を育てることである。」(ジャック・ウェルチのコメント終わり)

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「脅威」 = 「threat

 

今回出てきた「脅威」の英訳は、「threat」になります。

 

「最大の脅威は自業自得」を英語で表現する場合、「The biggest threat is its own fault」とすればよいですね😊。

  
デジタルエコノミーの罠

デジタルエコノミーの罠

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 601 "The biggest threat is its own fault"】
 

The material introduced today "The Internet Trap: How the Digital Economy Builds Monopolies and Undermines Democracy" is working on the proposition "Why inequality arises and the media declines".

 

What impressed me in this book was the part "Myth of monetization".

 

"Local newspapers face many challenges, one of the biggest threats is its own fault.

 

Many newspaper leaders have sought to create selfish fairy tales that obscure the gloomy underlying facts.

 

The most popular and dangerous of these is the myth of monetization.

 

After all, local news sites can't monetize a non-existent audience.

 

The mythical problem of monetization doesn't stop there.

 

Local sites have long argued that their digital audience is particularly valuable because they are concentrated in the area.

 

These statements completely overlook how comprehensive the digital revolution was.

 

The Internet has upset the traditional advertising economy.

 

No matter how concentrated you are, if your digital audience is small, it's of no value to advertisers.

 

Newspapers are still the overwhelmingly important source of information for local news.

 

Newspapers not only have the largest local news audience, but also set news themes for local communities and carry far more newspaper coverage than local television.

 

Newspapers are a major disadvantage in Google's competition, but at the local level the logic is reversed.

 

Newspapers have an outstanding lead over all digital competitors.

 

You may not like it, but the solution to saving local journalism is to save local newspapers and make them easier to move into the digital news era." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 600「雑草は抜くほど増える」/ "Weeds increase as you pull out"

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PDCA日記 Vol. 600「雑草は抜くほど増える」】
 

都心で生活をしていると、雑草を見る機会が少なくなります。

 

ただ、東京の場合、少し歩けば公園や緑豊かな場所が結構あります🌳。

 

そのため、私は散歩がてら、ちょくちょく知らない公園などを探しにいくようにしています。

 

2020年4月に日本で緊急事態宣言が出され、行くところが減ってしまいましたが、私は自宅の周りを散歩する機会が増えました。

 

私は今の家に8年以上住んでいるのですが、散歩を続けていると、初めて遭遇する小さな通りや意外なお店が見つかったりして、発見の多い時期でもありましたね😊

 

自宅で仕事を長時間続けている場合、公園や木のあるところを散歩するだけで、マッサージに行くのと同じくらいの効果が得られます。

 

皆様もテレワークなどで自宅勤務が続いている場合、緑のあるところへの散歩をお勧めします👟。

 

今回紹介する資料「怖くて眠れなくなる植物学」は、「すべては植物たちに仕組まれたことなのかも知れない」をキャッチフレーズにしており、「雑草は抜くほど増える」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「草刈りや草むしりは、雑草を除去するための作業です。

 

しかし、草取りの中で進化を遂げた雑草は、それを逆手に取って、増殖してしまうのです。

 

だからと言って草取りをしないわけにはいきません。

 

人類は、もうこうやって1万年以上も雑草と戦い続けてきました。

 

漫画『ドラえもん』の中で、草取りを命じられたのび太君は、ドラえもんに『草むしりをする機械を出してくれ~』とお願いします。

 

そのとき、ドラえもんは、こう言い放つのです。

 

『そんなものないよ!』

 

タイムマシンやどこでもドアがある未来になっても、草むしりをしてくれる機械さえないのです。」(引用終わり)

 

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怖くて眠れなくなる植物学

怖くて眠れなくなる植物学

  • 作者:稲垣 栄洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2017/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 漫画「ドラえもん」は、大人になってから読んでみると発見が多い作品です。

 

社会風刺だけではなく、世の中の実情を暴いているところもあって、一度読み直してみるといいですね😊

 

ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

 

 

ちなみに、将来どれだけ科学が発達しても、ドラえもんのようなロボットは作れないと言われています。

 

なぜなら、ドラえもんは「風邪をひく」からです。

 

人間や動物は風邪をひくものですが、どんな科学者でも「風邪をひくロボット」の製造はできないのです。

 

そう考えると、我々の体はロボットよりも進んでいると言えるかもしれません。

 

それだけ、健康が重要ということですね。

 

私のモットーは、「健康であること」と「時間を守ること」です。

 

2011年4月にビジネススクールを卒業し、社会復帰して以来、私は1日も体調を崩しておらず、あらゆる会合や打ち合わせに遅れたことがありません。

 

何だかんだ言いながら、私がビジネスを続けていられるのは、「健康で時間を守る」というモットーのおかげかもしれませんね😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「植物学」=「botany」>

  

今回出てきた「植物学」の英訳は、「botany」になります。

 

「植物学の研究は、ビジネスで役に立つ」を英語にする場合、「Botany research is useful in business」とすればよいですね😊

 

怖くて眠れなくなる植物学

怖くて眠れなくなる植物学

  • 作者:稲垣 栄洋
  • 発売日: 2017/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 600 "Weeds increase as you pull out"】

 

If you live in the city, you have fewer opportunities to see weeds.

 

In Tokyo, when you walk a little, there are quite a lot of parks, so I sometimes try to go for a walk.

 

If you have been working for a long time, just taking a walk in a park can be as effective as going for a massage.

 

The material to be introduced today “Scary & Sleepless Botany (Japanese only” has a catchphrase “Everything may have been organized by plants” and the following phrases were impressive in the part “Weeds increase as you pull out”.

 

“Mowing and weeding are processes to remove weeds.

 

However, weeds that have evolved in the weeding process take it over and multiply.

 

That is not to say that weeding is not done.

 

Humankind has been fighting weeds for over 10,000 years.

 

In the legendary Japanese manga “Doraemon”, one of the main characters, Nobita, who was ordered to weed, asked Doraemon to “put out a machine that weeds”.

 

At that time, Doraemon was saying that 'There is nothing like that!'

 

Even in the future with time machines, there is not even a machinery that weeds.” (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 599「47歳から開発開始」/ "Development started at the age of 47"

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PDCA日記 Vol. 599「47歳から開発開始」
 
海外に駐在、留学をすると、時折インスタント・ラーメンが食べたくなるものです。
 
最近は、海外のスーパーマーケットでも色々なインスタント・ラーメンが売られています。
 
海外のスーパーマーケットには、日本のインスタント・ラーメンも置いているのですが、価格が高めであるため、現地メーカーの商品を買ってしまいがちですね😊。
 
インスタント・ラーメン発祥の日本の味にはかないませんが、海外のインスタント・ラーメンも時々、びっくりするくらい美味しいものがあったりします。
 
私はフランスで学生に戻っていた頃、寮で生活していたのですが、部屋の両隣はインド人が住んでいました。
 
金曜日の夕方になると、どこからともなくカレーの香りが漂ってきて、隣のインド人が「カレーを作ったから食べるか?ナンもあるぞ」とよくカレーを振る舞ってくれたものです。
 
インド人と話をすると新しい発見があるもので、インドではナンが高級品であることなどを学べたのでした。
 
カレーのお礼として、私はインスタント・ラーメンに卵を入れ、胡椒で味をととのえたものをインド人に出すようにしていました。
 
インスタント・ラーメンの評判は上々で、「インドで店を出せ」というコメントをもらえるくらい、たくさん食べてくれたものです🍜。
 
インスタント・ラーメンに加えて、外国人に評判が良かったのが、お好み焼きです。
 
お好み焼きの場合、フランス人が好きなチーズを入れたり、韓国人が好むキムチなども入れられます。
 
そのため、お好み焼きを食べにくる友人の国籍によって、食材を分けていたものです。
 
これから海外に留学したり、駐在する予定がある方は、日本からお好み焼きの素を持っていくと良いでしょう。
 
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市であれば、日本の食材を専門的に取り扱っているスーパーがあります。
 
パリにも日本の食材を売っているスーパーがありましたが、やはり割高になりますので、日本から持ち込むか、親族に送ってもらう方が得策でしょう。
 
日本食は基本的に辛くないため、どの国の人たちにも受けがよいです。
 
料理が得意な人は、留学先の学校や駐在先の職場で、お好み焼き外交を展開してみてはいかがでしょうか。
 
ラーメン店は世界中で増加傾向にありますが、お好み焼き屋は少ないようです。
 
お好み焼きビジネスは、海外で大きなチャンスがあると私は考えています。
 
今回紹介する資料「日本の企業家 11 安藤百福」は、「世界的な新産業を創造したイノベーター」をキャッチフレーズにしています。

 

今や世界中に普及したインスタント・ラーメンですが、本書の主人公である安藤百福氏が47歳から開発を始めた商品であることは、あまり知られていません。

 

日本では、年齢を理由に挑戦をあきらめる人が多いですが、安藤百福氏の取り組みはビジネスパーソンに希望を与えるでしょう。

 

「私はもうXX歳だから」という言葉を口にしてしまいがちな人は、今回紹介する資料「日本の企業家 11 安藤百福を手に取って、「年齢はただの数字でしかない」ことを認識するとよいのではないでしょうか。

 

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P.S. 海外に行くと、年配の人ほど派手な服装をしている国や地域があります。

 

日本の場合、逆のケースが多く、年齢を重ねるに連れて、服装も地味になる傾向にあります。

 

カラフルな服装をすることは、気持ちを若返らせることにもつながります。

 

そのため、「これはちょっと若々しすぎるかな?」と思うくらいの服がちょうどよいのかもしれませんね😊。

 

明るい色の服を着るだけで、気分も明るくなることが分かっています。

 

最近は、服装が自由な職場も増えており、とてもよいことであると感じています。

 

ビジネスパーソンの中には、「考えなくてもよいからスーツが楽」とコメントする人がいます。

 

服装のセンスはビジネスセンスでもあるため、早い段階でスーツをやめて、動きやすく、働きやすい服装にした方がよいでしょう。

 

グーグルは、会社設立から数年後、「10 の事実」という考えを策定しました。

 

グーグルは現在でも、「これらが事実であることを願い、常にこのとおりであるよう努めています」と述べています。

 


「10 の事実」の9番目に、「スーツがなくても真剣に仕事はできる」というものがあります。

 

グーグルの本社があるアメリカのサンフランシスコ・シリコンバレーに行くと、「スーツを着ている人はクリエイティブな仕事ができない」という考えが方あるようです。

 

「日本でもこの考え方が浸透すればいいなぁ~」と考えながら、桜並木を眺めている自分がいるのでした🌸。


春なのに~♪


< Mr. PDCAのボンジュール英語「取り組み」 = 「effort

 

今回出てきた「取り組み」の英訳は、「effort」になります。

 

「彼の取り組みは、ビジネスパーソンに希望を与えた」を英語で表現する場合、「His efforts gave hope to business persons」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 599 "Development started at the age of 47"】
 

The material introduced today “Japanese Entrepreneur Momofuku Ando (Japanese only)” has a catchphrase “Innovators who created new global industries”.


Although instant noodles are now popular around the world, it is not widely known that the main character of this book, Mr. Momofuku Ando, started developing this innovative product at the age of 47.

 

With many people giving up the challenge because of their age, Mr. Momofuku Ando's approach will give business people hope.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 598「株式上場審査と内部統制監査で重視されるポイント」/ "Important points in IPO examination & internal control audit"

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PDCA日記 Vol. 598「『株式上場審査』『内部統制監査』で重視されるポイント」】

 

私は以前、金融機関で合併や分割などを行う「M&A(Mergers & Acquisitions)」の仕事に従事していたことがあります。

 

また、所属していた会社が合併、分割を複数回行ったことから、PMI(Post Merger Integration)と呼ばれる統合後のシナジーを最大化させ、企業価値を高めるためのプロセスにも携わっていました。

 

ただ、私が見てきた合併や分割はいずれもチャレンジに陥っており、統合が上手くいったケースを見ることはありませんでした。

 

M&Aの世界では、「8割が失敗する」と言われており、国境をまたぐ合併や分割の場合、更に成功確率は低くなります。

 

当たり前ですが、文化や歴史が全く異なる2つの会社が一緒になったり、分割して別の組織に買収されたりした後、スムーズに作業を始めることの方がチャレンジングです。

 

上記のような経験から、私は合併や分割には慎重な姿勢を持っており、相談を受けた経営者にも自分自身の失敗談(?)やチャレンジングなM&A黒歴史(?)を伝えるようにしています。

 

今回紹介する資料「業務フローチャートの書き方」は「ビジネスを可視化する」をキャッチフレーズにしており、「『株式上場審査』『内部統制監査』で重視されるポイント」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『株式上場審査』では『申請資料』として、J-SOXに代表される『内部統制監査』では通称『3点セット』の重要な1つとして、『業務フローチャート』の作成が求められます。

 

業務フローチャート』は『業務』を『可視化(見える化)』します。

 

一般的には業務マニュアルや業務改善のための資料として用いられることが多いですが、特に重視されるのが『株式上場審査』や『内部統制監査』の資料として作成する場合となりあます。

 

最も大きな違いは、業務マニュアルや業務改善の資料として作成する場合は『作成する側・使用する側ともに同じ組織内の人間』であるのに対し、株式上場審査や内部統制監査においては『作成者は組織内の人間であるが、使用するのは組織外の専門家』になることです。

 

あえて専門家と称したのは、『審査』や『監査』を行うのは証券アナリスト公認会計士のような専門家資格を有する社会的責任能力を問われる専門職の方が多く、その専門家の判断結果が投資家や従業員、自治体の構成員へ大きな影響を与えるからです。

 

同じ組織内、たとえば社内の従業員が主な利用者であれば、フローチャートの記述が不十分であった場合は同じ社内メンバーという立場を活かして口頭での補足等も可能となります。

 

しかし、株式上場審査や内部統制監査等で外部専門家が使用する場合には、フローチャートへの記載不備がそのまま『審査や監査の充足要件を満たさない』という判断につながる可能性もあります。

 

そのため、『株式上場審査』や『内部統制監査』に対応するためのフローチャート作成は、必要最低限のものを漏れなく正しく記述する必要があります。」(引用終わり)

 

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ビジネスを可視化する 業務フローチャートの書き方

ビジネスを可視化する 業務フローチャートの書き方

  • 作者:小田実
  • 発売日: 2020/11/13
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 世界中の経営者がM&Aを行っている背景には、「1から事業を作り上げる」ことがチャレンジングであることがあります。

 

自分たちが持っていないビジネスの領域において、リーズナブルな価格で売り出されている企業があり、手元に十分な現金があれば、「欲しくなる」のが人情(経営者情?)というものなのでしょう。

 

ただ、合併や分割は思ったよりもチャレンジングであることを認識しておき、「成功確率は2割以下である」という事実を認識しておくことが必要になるでしょう。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「充足要件」=「sufficiency requirement」>

  

今回出てきた「充足要件」の英訳は、「sufficiency requirement」になります。

 

「審査や監査の充足要件を満たさない」を英語にする場合、「Does not meet audit and audit sufficiency requirements」とすればよいですね😊。  

 

ビジネスを可視化する 業務フローチャートの書き方

ビジネスを可視化する 業務フローチャートの書き方

  • 作者:小田実
  • 発売日: 2020/11/13
  • メディア: 単行本
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 598 "Important points in IPO examination & internal control audit"】

 

The material introduced today "How to write a business flow chart (Japanese only)" has a catchphrase "Visualize the business", and the following phrases were impressive in the part "Points to be emphasized in IPO examination and internal control audit".

 

"In IPO examination, it is required to create application materials, and in internal control audit represented by J-SOX, it is required to create business flow chart as one of the important ones of the so-called 3-piece set.

 

Business Flowchart visualizes business.

 

Generally, it is often used as a material for business manuals and business improvement, but it is especially important to create it as a material for IPO examination and internal control audit.

 

The biggest difference is that when creating a business manual or business improvement material, 'The creator and the user are both within the same organization', while in the stock listing examination and internal control audit, creator is an employee in the organization, but it is to be an expert outside the organization.

 

I dare to call it an expert because there are many professionals who have professional qualifications such as securities analysts and certified public accountants who are required to have social responsibility to perform examination and audit.

 

This is because the judgment of the house has a great impact on investors, employees, and members of the local government.

 

If the main users are employees within the same organization, for example, within the company, if the description of the flowchart is insufficient, it is possible to make oral supplements by taking advantage of the position of the same company member.

 

However, when used by an external expert for stock listing examinations, internal control audits, etc., the deficiencies in the flowchart may directly lead to the judgment that 'The requirements for satisfying examinations and audits are not met.'

 

Therefore, it is necessary to correctly describe the minimum necessary items when creating flowcharts for IPO examination and internal control audit." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 597「大企業が足りなさすぎる?」/ "Not enough big companies?"

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PDCA日記 Vol. 597「大企業が足りなさすぎる?」】

 

私は一時期ニューヨークに住んでいたことがあり、オフィスの近くに国際連合(以下、「国連」)の本部がありました。

 

国連を英語で表現すると、「United Nations(UN)」になります。

 

国連のお役所的な体質を揶揄して、ニューヨークでは、「UN = United Nothing(何もできない塊)」というジョークを飛ばす人もいました。

 

今回紹介する資料「国運の分岐点」は、「中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか」という刺激的な命題を投げかけており、「大企業が足りなさすぎる」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「もっと正確なことを言ってしまうと、日本の問題は世界3位の経済大国のわりに、グローバル企業として活躍できる大企業・中堅企業を育てていないことです。

 

では、そもそもなぜ規模の小さな企業の生産性が低いのかというと、給料が安いということに尽きます。

 

大企業に働いている人と同じ質、同じ量の仕事をしても、受け取ることができる賃金が低くなります。

 

生み出した付加価値が低くなるので、生産性も低くならざるを得ません。

 

では、なぜ給料が低いのかということは、誰でもわかることですが、小さい企業の場合、不動産、経営者の報酬、設備投資などの固定費の負担が重くなってしまいます。

 

そこに加えて、労働の分割ができていないことと、労働者の単位が一人なので、個々の能力を十分に引き出せないのです。

 

もちろん、それは給料が低いので、モチベーションが上がらないということもあります。

 

つまり、小さな規模で働く労働者の割合が高い国は生産性が低くなって、逆に小さな規模で働く労働者の割合が低い国は、生産性も高くなるというきわめてシンプルな話なのです。」(引用終わり)

 

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P.S. 「UN = United Nothing(何もできない塊)」と似た英語ジョークとして、北大西洋条約機構NATO)絡みのものがあります。

 

NATO(英語では『ネイトー』と発音)」の正式名称は、「North Atlantic Treaty Organization」になります。

 

北大西洋条約機構も、国連と同じく役所的な体質を持っているようです。


そのため、英語で「NATO」と言えば、「No Action, Talk Only(口先だけで何もしない)」という意味にもなります。

 

「口先だけで何もしない」人や組織のことを、「NATO」と英語でも表現できますので、覚えておくと便利ですね😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「生産性」=「productivity」>

  

今回出てきた「生産性」の英訳は、「productivity」になります。

 

「生み出した付加価値が低くなるので、生産性も低くならざるを得ない」を英語にする場合、「Since the added value created will be low, productivity will have to be low.」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 597 "Not enough big companies?"】

 

The material introduced today "Junctions of the United Nations (Japanese only)" casts an exciting proposition "Whether Japan will shine again by reforming small and medium-sized enterprises or become a vassal state of China", and the following phrases were impressive in the part "Not enough big companies in Japan".

 

 

"To be more precise, the problem of Japan is that it is not fostering large and mid-sized companies that can play an active role as global corporations, in spite of the world's third largest economy.

 

The reason why small companies are not productive in the first place is that employees salaries are low.

 

Even if you do the same quality and amount of work as someone who works for a large company, they will receive lower wages.

 

Since the added value created will be low, productivity will have to be low as well.

 

Anyone can understand why salaries are low, but in case of a small company, the burden of fixed costs such as real estate, management compensation, and capital investment becomes heavy.

 

In addition to that, the division of labor is not possible and the unit of workers, so it is not possible to fully bring out the individual abilities.

 

Of course, it may not be motivating because the salary is low.

 

In other words, it is a very simple story that a country with a high proportion of small-scale workers is less productive, and a country with a low proportion of small-scale workers is also more productive." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 596「調整に必要なのは共感」/ "Empathy is needed for adjustment"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 596「調整に必要なのは共感」】

 

PDCAカフェに来た人から、「Mr. PDCAは政治の世界に入らないのですか?」と質問されたことがあります。

 

結論として、私が政治家になることはありません。

 

私はおよそ6年間、銀行の当局対応として中央官庁と色々なやり取りを経験したため、政治や行政とこれ以上の作業をしたくないということが、正直なところです。

 

役所の世界の非効率性を私は嫌というほど味わってきたため、できるだけ政治からは遠い世界でビジネスを行っていく予定です。

 

行政の非効率性を示すエピソードとして、私が当局対応担当者時代に経験した「わら半紙事件」があります。

 

「わら半紙事件」に興味がある方は、PDCA日記 Vol. 325「女子アナの現実」か Vol. 396「自由貿易はなぜ必要なのか?」をご覧ください。

 

 

今回紹介する資料「公務員の調整術」は「合意を生み出す! 」をキャッチフレーズにしており、「交渉と調整の違いを理解する」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ヒューマンスキルの1つである『調整術』と似たスキルに、『交渉術』があります。

 

同じ意味で使われる場合も多いこの2つのスキルには、どんな違いがあるのでしょうか?

 

まず、交渉(ネゴシエーション)とは、利害や対立関係にある二者以上が、互いの要求を主張して、最終的な合意点に達するまでのプロセスのことです。

 

自分の主張の正当性を法律や証拠に基づいて立証し、相手の主張を論破すれば得をし、逆に相手の主張に負けて譲歩すれば損をするので、交渉は『負けられない』攻撃的なものになりがちです。

 

これに対して調整(コーディネーション)とは、利害や対立の発生を未然に防ぐために行われるものです。

 

利害や対立が発生して初めて開始される攻撃的な交渉とは異なり、調整は予防的・防衛的です。

 

私たちの利害関係者(ステークホルダー)は、交渉の結果、決裂して『絶交』できる関係にない場合がほとんどです。

 

だからこそ、決裂させない調整術を身につける必要があるのです。

 

また、交渉を決裂しないように導く、あるいは決裂したときでも、『絶交』しないようにするのが調整術です。

 

交渉相手は『敵』ですが、調整相手は『味方』です。

 

調整相手は同じ目標(合意点)に向かう味方なのです。

 

また、交渉が相手にするのは『ヒト』ですが、調整が相手にするのは合意するための共通の条件、決め『͡͡コト』です。

 

したがって、交渉に必要なのは『説得』ですが、調整に必要なのは『共感』です。

 

この『共感』によって、新しい価値を創造するスキルこそが調整術なのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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合意を生み出す! 公務員の調整術

合意を生み出す! 公務員の調整術

  • 作者:定野 司
  • 発売日: 2020/11/13
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 私は政治家になりませんが、20歳の時に選挙権を得てから全ての投票に行っています。

 

今は、18歳から選挙権がありますね😊

 

私はアメリカやフランスで生活していた時も、日本で国政選挙があった時は領事館や大使館経由で投票していました(俺って偉いな~😊)

 

最近になって、海外に在住している日本人向けに、総務省がオンライン投票を検討しているというニュースが報じられています。

 

ただ、2020年のアメリカ大統領選挙の郵便投票に関して訴訟が相次いだこともあり、オンライン投票についても様々な意見が飛び交っています。

 

日本では、今年(2021年)デジタル庁が設立される予定ですが、国会でオンライン投票についての議論は行われていないようです。

 

この動きには、今後も関心を払っていきたいと思っています。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「共感」=「empathy」>

  

今回出てきた「共感」の英訳は、「empathy」になります。

 

「調整に必要なのは共感」を英語にする場合、「Empathy is needed for adjustment」とすればよいですね😊。  

 

合意を生み出す! 公務員の調整術

合意を生み出す! 公務員の調整術

  • 作者:定野 司
  • 発売日: 2020/11/13
  • メディア: 単行本
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 596 "Empathy is needed for adjustment"】

 

The material introduced today "Adjustment Skills for Civil Servants (Japanese only)" has a catchphrase "Create Consensus!", and the following phrases were impressive in the part "Understanding the Difference between Negotiation and Coordination".

 

"A skill similar to one of the human skills, 'adjustment', is 'negotiation'.

 

What is the difference between these two skills, which are often used interchangeably?

 

First, negotiation is the process by which two or more parties with interests or conflicts assert each other's demands and reach a final consensus.

 

Negotiations are 'unbeatable' because you can prove the legitimacy of your claim based on law and evidence.

 

If you refute the other party's claim, you will gain, and if you lose the other party's claim and make a concession, you will lose.

 

Therefore, negotiations tend to be aggressive.

 

Coordination, on the other hand, is done to prevent the occurrence of interests and conflicts.

 

Coordination is prophylactic and defensive, unlike aggressive negotiations that begin only when interests and conflicts arise.

 

In most cases, our stakeholders are not in a relationship that can be 'broken' as a result of negotiations.

 

That is why it is necessary to acquire adjustment techniques that will not break.

 

In addition, the adjustment technique is to guide the negotiations so that they are not through, or even when they are through, to prevent them from being through.

 

The negotiating partner is the enemy, but the coordinating partner is the ally.

 

The coordinating partner is an ally toward the same goal (consensus point).

 

In addition, negotiations deal with humans, but coordination deals with common conditions for agreement.

 

Therefore, what is needed for negotiation is persuasion, but what is needed for adjustment is empathy.

 

The skill that creates new value through this empathy is the adjustment skill." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 595「ダイエットは太る!」/ "Get fat when you are on a diet!"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 595「ダイエットは太る!

 

私は一時期、女性向けオンラインメディア会社でコンサルタントとしてお世話になっていたことがあります。

 

女性向けオンラインメディアで、確実に話題になるテーマとして化粧品とダイエットがありました。

 

化粧品とダイエットの話題は、女性にとって永遠の追及対象である「美」がテーマです。

 

女性向け雑誌の表紙を見ていても、「完璧な美しさ」を追及するマーケティングを行っています。

 

また、女性向け雑誌内の広告は、化粧品とダイエット・サプリが多数を占めており、この傾向は世界中どこに行っても同じです🌎。

 

今回紹介する資料「小さなダイエットの習慣」は、過去にPDCA日記で紹介した「小さな習慣」の作者によるダイエット指南書(?)になっており、「ダイエットは太る!」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「短期間の減量法の最大の欠点は、必死に耐えた時間と努力を無駄にするのに加え、さらなる体重増加につながるということです。

 

カロリー制限は問題の一部にすぎません。

 

『ダイエットすること』自体が大きな問題なのです。

 

減量の鍵は、新たに取り入れる健康的なライフスタイルを長く維持できるかどうかです。」(引用終わり)

 

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小さなダイエットの習慣

小さなダイエットの習慣

 

 

P.S. 私は25年以上、体重が変化していませんが、継続していることとして、1日2食と朝夕体重を計ることがあります。

 

1日2食であれば、朝と昼に何を食べてもよく、基本的に体重の変動がなくなってきます。

 

そういえば、日本でも17世紀までは1日2食だったそうです😊。

 

日本では、江戸時代初期まで「朝と夜の1日2食で過ごすことが一般的だった」と「江戸の銭勘定~庶民と武士のお金のはなし」で解説されています。

 

1657年に江戸で大火事(明暦の大火)が発生し、復興のために各地から労働者が集まりました。

 

そこで昼食が出されたことから、1日3食が一般的になったそうです。

 

また、同じころに東京・浅草の雷門前に「奈良茶飯(ならちゃめし:炊き込みご飯の一種)」という食事を出す店が開業し、それが江戸における最初の料理屋だったとされています。

 

<奈良茶飯🍚>

料理昔ばなし ~再現!江戸時代のレシピ~」公式サイト|365日時代劇だけを放送する唯一のチャンネル時代劇専門チャンネル

 

奈良茶飯を提供していた店は、高級料理屋ではなく一膳飯屋だったようです。

 

現在の立ち食い蕎麦屋や牛丼屋のようなイメージだったのでしょう。

 

家族がレストランを経営している私にとっては、江戸時代の外食の値段を解説している「江戸の銭勘定~庶民と武士のお金のはなし」は中々興味深い本でした。

 

営業などの仕事をしている人にとっても、「江戸の銭勘定~庶民と武士のお金のはなし」は話のネタになる項目が詰まっており、おすすめの一冊です。

 

江戸の銭勘定~庶民と武士のお金のはなし (歴史新書)
 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「指南書」 = 「instruction book」>

 

今回出てきた「指南書」の英訳は、「instruction book」になります。

 

「指南書」という日本語だけを見ると、一瞬「?」と感じるかもしれませんが、「instruction book」と英語で聞くと、意味がわかりやすいですね😊。

 

外国語を学ぶことは、母国語を学ぶことにもなりますね。

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、外国語が得意な人はいません。

 

英語が得意な人は、「英語を長時間勉強した人」でもあります。

 

日本の場合、英語力が収入増に直接つながるケースが多いです。

 

そのため、英語の勉強は経済学的に見て、非常に合理的な行動と言えるでしょう。

 

「英語の勉強」と言うと、英会話学校に通ったり、参考書を読みこんだりすることをイメージされるかもしれません。

 

ただ、今はそんなことをする必要はありません。

 

YouTubeなどで英語の動画を聞けばよいのです。

 

これを続けるだけで、英語力は飛躍的に向上します。

 

騙されたと思って、やってみてください😊。

 

小さなダイエットの習慣

小さなダイエットの習慣

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 595 "Get fat when you are on a diet!"
 

I used to work as a consultant for an online media company for women.

 

Cosmetics and diets were the topics that were surely talked about in online media for women.

 

The material to be introduced “Mini Habits for Weight Loss” has a catchphrase that "Stop Dieting. Form New Habits. Change Your Lifestyle Without Suffering" and the following phrases were impressive in the part of “Get fat when you are on a diet!”

 

“The biggest problem of short-term weight loss is that it wastes the time and energy you endured desperately and leads to further weight gain.

 

Calorie restriction is only part of the problem.

 

Dieting itself is a big problem.

 

The key to weight loss is whether you can maintain a new and healthy lifestyle for a long time." (Unquote)

 

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Mini Habits for Weight Loss: Stop Dieting. Form New Habits. Change Your Lifestyle Without Suffering. (English Edition)

Mini Habits for Weight Loss: Stop Dieting. Form New Habits. Change Your Lifestyle Without Suffering. (English Edition)

 

PDCA日記 / Diary Vol. 594「チャンスを探すことが重要」/ "It's important to look for opportunities"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 594「チャンスを探すことが重要」
 
インターネットの普及によって、情報の非対称性がなくなり、誰でも色々なことができる時代になりました。
 
そんな中、PDCAカフェで、「やりたいことが見つからない」という悩みを吐露される方がいます。
 
「やりたいことが見つからない」場合、やったことがないことに挑戦してみることを私はお勧めしています。
 
これまでやった仕事が営業だけであれば、経理や総務の仕事に挑戦するのもよいでしょう。
 
ニートやフリーターのコメントで、「やりたいことが見つかるまで、自分探しの時間を楽しむ」というものがあります。
 
ただ、やりたいことは「実際にやってみた」中から見つかるものです。
 
というわけで、ビジネスパーソンの皆様は、上司や職場から「こういう仕事をやってみてはどうか?」という打診を受けた場合、一度試してみましょう😊。
 
かくいう私も、天職となったプロジェクト管理の仕事を始めたのは、まったくの偶然でした。
 
2011年まで、私は営業一筋でやっていましたが、ひょんなことから企画部門に異動になりました。
 
そこで当局対応の業務を命じられ、プロジェクト管理の仕事をスタートすることになったのです。
 
何を隠そう、私がプロジェクト管理の仕事を始めた頃、右も左も分からない状況でした。
 
ただ、色々な作業を「とにかく早く終わらせる」ように心がけていました(今と同じね😊)。
 
そうすると、周りから「君はプロジェクト管理の仕事が向いているよ」とコメントされるようになります。
 
それから10年以上が経過しましたが、私はプロジェクト管理の仕事で独立できるまでになり、明るく楽しく働くことができています。
 
2011年に私が営業職から企画職に移った後、異動を推薦してくれた当時の営業部長と話をすることがありました。
 
私から営業部長に対して、「どうして私を企画職に推薦してくれたのですか?」と質問したところ、以下のような回答がありました。
 
「お前(私のことよ😊)は時間に遅れたことがないからだ。プロジェクト管理の仕事は、時間を管理する仕事でもある。そのためには、時間に遅れない人間が担当する必要がある。」(営業部長コメント終わり)

営業部長の上記コメントは、中々含蓄があったと私は感じています。
 
私自身、チームメンバーを管理職に推薦する場合、時間に遅れない人を推すようにしています。
 
基本的に、時間に遅れない人は、あらゆる作業をきちんとこなしてくれます。
 
逆に言えば、時間さえ守っていれば、ビジネスパーソンとして成功できる可能性を飛躍的に高めることができるのです。
 
というわけで、皆様も会合や資料提出期日、昼食の約束などを含めて、時間に遅れないことを意識してみてください😊。
 

今回紹介する資料「スモールスタートアップ」は、「起業で絶対に失敗したくない人の為の 科学的な第三のフリーランス起業術」をキャッチフレーズにしており、「チャンスを掴む3条件」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「<チャンスを掴む3条件

 

1. チャンスを探していること

 

2. チャンスをチャンスだと認識できる知識やスキル

 

3. チャンスがきた時にすぐに動ける準備

 

⇒運も実力のうちは本当!

 

そもそも、人間は探そうとしないと見つけられない生き物です。

 

脳がそのようになっているからです。」(引用終わり)

 

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P.S. ビジネスの場合、自己評価は何の役にも立ちません。

 
他人からの評価が重要になりますので、「自分に何が向いているか」を探す努力が必要になります。
 
また、自分がやりたいと思っていることと他人から見て「向いていること」は、ずれているケースがあります。
 
そのため、自分が向いているかどうか分からない業務であっても、ひとまずは一生懸命やってみることをお勧めします。
 
のめり込んでいくことによって、「自分のやりたいこと」に変わるケースがあります。
 
「本当か?」って?
 
お気づきの方いるかもしれませんが、私がそのケースなのです😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「チャンス」 = 「opportunity

 

今回出てきた「チャンス」の英訳は、「opportunity」になります。

 

もちろん「chance」でもよいのですが、日本語の「チャンス」を英語で表現したい場合、「opportunity」の方が自然な感じがします。

 

「チャンスを探すことが重要」を英語で表現する場合、「It's important to look for opportunities」とすればよいですね😊。

 
 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 594 "It's important to look for opportunities"】
 

The material introduced today "Small Startup (Japanese only)" has a catchphrase of "Scientific third freelance entrepreneurship for those who never want to fail in business" and the following phrases were impressive in the part "3 conditions to seize opportunities".

 

"<Three conditions to seize the chance>

 

1. Looking for an opportunity

 

2. Knowledge and skills that can recognize opportunities as opportunities

 

3. Be ready to move when the opportunity comes

 

⇒It is true that 'Luck is also a skill!'

 

First of all, humans are creatures that cannot find things without trying to look for them.

 

Because the brain is like that." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 593「過去や未来にとらわれない」/ "Not bound by the past or the future"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 593「過去や未来にとらわれない」
 
PDCA日記にコメントをする方の多くは、自分のキャリアを真剣に考えている人が多いです。
 
ただ、私はキャリアプランというものを持っておらず、長期的な仕事の相談を受けても、あまり参考にならないようです😊。
 
過去のPDCA日記でもお伝えしていますが、キャリアプランを立てたとしても、予定通りいかないことがほとんどです。
 
そのため、私は自分のキャリアについて計画を立てることに意義を見出せないでいます。
 
キャリアプランを立てるよりも、目の前にある仕事をスピーディに正確に終わらせ、現在取引がある顧客を満足させることしか私は考えていません。
 
上記を伝えると、「長期的な視野が Mr. PDCA にはないのか!」という意見が出そうですが、私には長期的な視野などありません。
 
私の場合、最初の職場が消滅したことが影響しているのかもしれません。
 
長期的な視野を持ったとしても、自分の力ではどうすることもできない出来事でキャリアプランは左右されてしまいます。
 
そのため、今の仕事をとにかく早く終わらせることに私は今後も集中していく予定です😊。
 
結果として、それが最も合理的な行動だったりしますよね。
 

今回紹介する資料「究極の潜在意識の使い方」は、「成功したければ赤ちゃん脳になりなさい」をキャッチフレーズにしており、「今を生きている」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「人生でうまくいかない人は、過去や未来の出来事にとらわれがちです。

 

過去も未来も幻であり、幻想に過ぎません。

 

全くとらわれる必要はないのです。

 

あなたも赤ちゃんのように今、ここを楽しんで最高に幸せな人生を過ごしてくださいね!」(引用終わり)

 

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P.S. このPDCA日記では書籍に加えて、色々な映画の紹介をしています。

 

私が好きな映画に、「ソーシャル・ネットワーク」があります。

 

皆様も使っているであろうフェイスブックの話ですが、内容もさることながら、音楽がとてもよいですね♪。

 

ベンチャー企業への就職を検討している人や、自分でビジネスを始めようとしている人に「ソーシャル・ネットワーク」は是非観賞してもらいたいですね😊。

 

ソーシャル・ネットワーク (字幕版)

ソーシャル・ネットワーク (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

また、終わったことを忘れたい人に観てもらいたい映画が、「コーヒーが冷めないうちに」です。

 

この作品のキャッチフレーズは、「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」です。

 

映画のストーリーも面白かったですが、出演している役者に好きな人が多く、過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」の語呂も可愛くて好きです😊。

 

コーヒーが冷めないうちに」の中で興味深かったのは、「過去に戻って会いたい人に会っても、過去に起こったことを変えることはできない」というセリフでした。

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

  • 発売日: 2019/03/08
  • メディア: Prime Video
 

 

PDCAカフェである人が、「あの時こうしておけば良かったと後悔しています」と話していました。

 

人間は過去に起こったことを考えがちであり、「後悔しても変わらない」と知りつつ、悩み続けてしまうものです。

 

このような悩みをお持ちの方は、この映画を観てみると良いと思います。

 

ちなみに、「コーヒーが冷めないうちに」は小説もあり、こちらも面白いです😊。

 

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

 

 

私にとって最も正しかった判断は、2016年に銀行を退職したことでしょう。

 

銀行を退職した理由は色々とありますが、仕事と関係ないことをあれこれ言われたことがあります。

 

例えば、以下のようなことです。

 

「Mr. PDCA、もう少し空気を読んだらどうかね。皆が残っているのに早く帰ったり、君は飲み会にも全然来ない。他の人に合わせるということを、少しは学ぶ必要があるのではないか?」

 

これは、私が以前働いていた銀行の偉い方のコメントですが、私はことごとく無視していました😊。

 

私が過去に戻って、銀行の偉い方の指示に従い、「空気を読む(付き合い残業や飲み会の強要などに応じる)」という選択をした場合であっても、「金融の仕事を離れる」という結果は変わらなかったはずです。

 

私の好きな曲に「狼に口笛を」があり、以下のように歌われています。

 

「笑顔を見せろ~♪ 過去を忘れて~♪ 今を生きるんだ~♪」

 

笑顔で今を生きましょう!

 

狼に口笛を

狼に口笛を

  • 発売日: 2019/10/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「幻」 = 「illusion

 

今回出てきた「幻」の英訳は、「illusion」になります。

 

「過去も未来も幻である」を英語で表現する場合、「The past and the future are illusions」とすればよいですね😊。

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 863 "Not bound by the past or the future"】
 

The material introduced today "Ultimate Subconscious Usage (Japanese only)" has a catchphrase of "Become a baby brain if you want to succeed" and the following phrases were impressive in the part "Not bound by the past or the future".

 

"People who are not enjoying their lives tend to be obsessed with past and future events.

 

The past and the future are illusions.

 

You don't have to be caught at all.

 

Please enjoy the happiest life here now like a baby!" (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 592「人手不足は千載一遇のチャンス?」/ "Shortage of labor is a chance of a thousand?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 592「人手不足は千載一遇のチャンス?」】
 
PDCAカフェで、「ターンアラウンド・マネージャーになりたいのだが、どうすればよいか」という質問を受けたことがあります。
 
最近は、日本の伝統的な大企業であっても、「プロ経営者」と呼ばれるターンアラウンド・マネージャーが、辣腕を振るうケースが出てきています。
 
外部からプロ経営者が組織に入ってくることは、日本経済にとってポジティブな動きであると私は考えており、外部人材によるターンアラウンドによって、色々なイノベーションが生まれてくるでしょう。
 
ターンアラウンド・マネージャーというと、テレビドラマ「ハゲタカ」に登場したファンド・マネージャーをイメージするかもしれません。

 

ハゲタカ  (新価格) [DVD]

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  • 発売日: 2018/10/26
  • メディア: DVD
 

 

実際のターンアラウンド・マネージャーはファンド・マネージャーではなく、ファンド側が送り込んでくる人材であることが多いです。

 

ファンド・マネージャー側は監査役などになって監視する役割を担い、日常の業務についてはターンアラウンド・マネージャーに任せるケースが多いようです。

 

ターンアラウンド・マネージャーはチャレンジを抱えている企業の課題を一つひとつ解決し、企業価値を上げることに心血を注ぎ、IPOや売却などでファンド側に利益をもたらすことを目指します。

 

この話をすると、「なんて冷酷なやり方だ!」と憤慨する方がいるようです。

 

ただ、資本主義の世界で生きる我々にとって、ファンドのやり方は非常に合理的だったりします。

 

チャレンジを抱えている企業は、自分たちのやり方では課題を根本から解決することが難しいからです。

 

そのため、外からやってきたしがらみのないターンアラウンド・マネージャーが、問題を根本から解決しようとします。

 

外からやってきたターンアラウンド・マネージャーに問題解決が可能である背景には、人間関係のしがらみのなさがあります。

 

社長や最高経営責任者(CEO)の指示に沿って内部の従業員たちは、組織が抱えているチャレンジを認識していながらも、経営側に忖度して根本から壊す行動に出ることは難しいのです。

 

英語には、「部屋の中の象(Elephant in the room)」という考え方があります。

 

「部屋の中の象」は、組織内の全員が知っていながら、言及しない重要で大きな課題、論争の問題に関する英語の比喩的な表現です。

 

ターンアラウンド・マネージャーは「部屋の中の象」を見て、「象がいるぞう!」と指摘できますが、中の人間はできないということですね😊。

 

今回紹介する資料「IGPI流 ローカル企業復活のリアル・ノウハウ」は、日本を代表するターンアラウンド・マネージャーである富山和彦氏による地方企業の再生ノウハウ集です。

 

人手不足を千載一遇のチャンスと本書は唱えており、現在の日本の地方には多くのビジネス機会が存在していると説明しています。

 

都心の経営者にとっても学ぶことが多く、事業再生に悩む二代目社長などにもおすすめの一冊です。

 

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P.S. 今回紹介した資料「IGPI流 ローカル企業復活のリアル・ノウハウ」でもう一点面白いと感じたのは、地方で不足しているのは実務的な能力に長けた「経営人材」であるという点です。

 

ターンアラウンド・マネージャー」というと、イタリア製のスーツに銀縁メガネのギラギラしたビジネスパーソンを思い浮かべるかもしれません。

 

実績を残しているターンアラウンド・マネージャーの多くは、素朴でコツコツとビジネスを行っていく経営人材である場合がほとんどです😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「千載一遇のチャンス」 = 「chance of a thousand

 

今回出てきた「千載一遇のチャンス」の英訳は、「chance of a thousand」になります。

 

「人手不足は千載一遇のチャンス」を英語で表現する場合、「Shortage of labor is a chance of a thousand」とすればよいですね😊。

 

  

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 592 "Shortage of labor is a chance of a thousand?"】
 

I've been asked at the PDCA cafe, "I want to be a turnaround manager, what should I do?"

 

In recent years, even in traditional Japanese large companies, turnaround managers, called professional managers, have come to the fore.

 

I think this is a positive move for the Japanese economy, and turnarounds by outsiders will generate a variety of innovations.

 

The material introduced today "Real Know-How of Local Company Revival (Japanese only)" was written by Mr. Kazuhiko Toyama who is considered as one of the Japan's leading turnaround managers.

 

This book advocates the labor shortage as an opportunity, and explains that there are many business opportunities in rural Japan today.

 

This book is recommended for the second generation president and others who are often learning even for the managers in the city areas and are worried about business revival.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 591「疲れやすいのは『脳』に原因がある」/ "'Brain' is the cause of tiredness"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 591「疲れやすいのは『脳』に原因がある」】

 

過去のPDCA日記で、脳の構造について解説したことがあります。

 

人間の脳には「現状維持バイアス」があり、変化を恐れる傾向があります。

 

ただ、人類はリスクを取って行動してきたからこそ、現在のような高度な文明を築くことができました。

 

ビジネスにおいても、リスクを取ることがポイントであり、「何もしないことが最大のリスク」という意識で前に進むことが重要であると私は考えています。

 

 

今回紹介する資料「医者が教える疲れない人の脳」は「「慢性疲労」を消す技術」を解説しており、「疲れやすいのは『脳』に原因がある」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「人間、誰しも、心身を酷使すれば、疲労が蓄積して、パフォーマンスが落ちてきます。

 

疲労を回復するには、しっかりと休息を取ればよい。

 

そのことを、私たちは体験的によく知っています。

 

しかし、十分に休息したはずなのに、朝の寝覚めが悪く、体が重く、やる気も湧いてこない。

 

そればかりか、頭痛や腹痛、動機、めまい、吐き気、イライラなどの不定愁訴(しゅうそ:患者が訴える症状)が起こる場合もあります。

 

そんなとき、私たちは体の異常を疑って、病院でチェックしてもらいます。

 

採血など、さまざまな検査や診察を受けて原因を探りますが、明確な異常が認められない。

 

そして『しばらく様子を見ましょう』ということになります。

 

あるいは、このように、体に明確な異常がないのに、朝すっきりと起きられない、体調がすぐれない、やる気が湧いてこないといった場合、『慢性疲労症候群』という診断が下されることもあります。

 

通常の医学検査では、『慢性疲労症候群』の原因は、なかなか判明しません。

 

それは、なぜか。

 

『脳』に問題があるからです。

 

たとえば、朝の目覚めをコントロールしているのは『脳』です。

 

『脳幹』という進化的にもっとも古い脳に、人の覚醒をコントロールする神経が二つ存在します。

 

ノルアドレナリン神経

セロトニン神経

 

この二つの神経は、朝の目覚めとともに活動を開始して、大脳をすっきりとした覚醒状態にシフトさせ、ネガティブな気分を解消させ、体を活動モードに切り替えます。

 

自律神経を『休息の副交感神経』から『活動の交感神経』に切り替え、体温も血圧も上げ、代謝を活発な状態にします。

 

逆に、この二つの神経が、『脳疲労』によって起床時にちゃんと働かなくなると、朝から疲れを感じます。

 

意欲が湧かず、気分も落ち込み、体も活発に動きません。

 

しかし、そのように機能不全に陥った覚醒中枢は、本書で紹介する生活術や養生法によって、自力で回復させることができるのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 2020年4月に日本で緊急事態宣言が出されてから、一気にテレワークが普及しました。

 

「会社に行きたくない」と考えていた人や、上司との人間関係にチャレンジを抱えている人にとっては、自宅から仕事をする日々が、色々な意味で楽なようです。

 

ただ、外に出て人に会って仕事をしたい人にとっては、テレワークの日々がつまらないものになっているかもしれません。

 

今回紹介する資料「医者が教える疲れない人の脳」は、オフィスで働いている人にとっても、テレワークで働いている人にとっても参考になる部分が多く、明るく元気で過ごすための秘策が盛りだくさんになっています。

 

本書は、「適度に歩くこと、栄養のある食事をすること、日光を浴びること」の重要性を説いています。

 

歩行、食事、日光の大切さは、古代ギリシャの医師ヒポクラテス(紀元前460~370年頃)の格言にも残っています。

 

今から2,400年前から、「医学の父」であるヒポクラテスは、歩行、食事、日光が健康にとって重要であることを知っていたわけですね。

 

この3つを毎日意識するだけでも、新型コロナウイルスのチャレンジングなニュースに打ち勝つ強い心身を手に入れられると私は考えています😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「原因」=「cause」>

  

今回出てきた「原因」の英訳は、「cause」になります。

 

「疲れやすいのは『脳』に原因がある」を英語にする場合、「'Brain' is the cause of tiredness」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 591 "'Brain' is the cause of tiredness"】

 

The material introduced today "The brain of a person who does not get tired taught by a doctor (Japanese only)" explains "Tips to eliminate chronic fatigue", and the following phrases were impressive in the part 'Brain' is the cause of tiredness".

 

"Human beings, if they overwork their minds and bodies, they will accumulate fatigue and their performance will decline.

 

To recover from fatigue, we need to take a good rest.

 

We know this experientially.

 

However, although you should have rested enough, you had a bad sleep in the morning, your body was heavy, and you were not motivated.

 

Not only that, indefinite complaints such as headache, abdominal pain, motivation, dizziness, nausea, and irritability may occur.

 

At that time, we suspect that something is wrong with our body and have it checked at the hospital.

 

Various tests and medical examinations such as blood sampling are performed to find out the cause, but no clear abnormality is found.

 

And your doctor will say to you 'Let's see the situation for a while.'

 

Or, if you don't have a clear abnormality in your body, but you can't get up in the morning, you're not feeling well, or you're not motivated, you may be diagnosed with 'chronic fatigue syndrome.'

 

The cause of 'chronic fatigue syndrome' is difficult to find by ordinary medical examinations.

 

Why is that?

 

This is because there is a problem with the brain.

 

For example, it is the brain that controls the morning awakening.

 

The evolutionarily oldest brain, the "brain stem," has two nerves that control human arousal.

 

1. Noradrenaline nerve

2. Serotonin nerve

 

These two nerves begin to work with the morning awakening, shifting the cerebrum to a clean awake state, eliminating negative mood and switching the body to active mode.

 

It switches the autonomic nerve from 'resting parasympathetic nerve' to 'active sympathetic nerve', raises body temperature and blood pressure, and activates metabolism.

 

On the contrary, if these two nerves do not work properly when waking up due to brain fatigue, you will feel tired from the morning.

 

You are not motivated, you feel depressed, and your body does not move actively.

 

However, such a dysfunctional awakening center can be recovered on its own by the lifestyle and regimen introduced in this book." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 590「時間のなさは通用しない」/ "Lack of time is no excuse"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 590時間のなさは通用しない

 

最近はどの企業でもハラスメントに対する意識が高まっており、部下に注意することをためらう管理職の方から時々相談を受けたりします。

 

私のお勧めは、部下であっても全員を「さん」付けすること、普段から丁寧な言葉遣いを心がけることです。

 

最近は、部下や同僚を「君」や「ちゃん」付けで呼ぶこと自体が問題になるケースもあります。

 

そのため、誰であっても「さん」付けで呼ぶことは、高圧的な言動を避ける観点から効果があると思っています。

 

これは「論よりも証拠」であり、実際に「さん」付けで相手と話をすれば、語尾を荒くすることができなくなります。

 

高級ブランドやデパートなどで、顧客のことを「様」と呼ぶところがあります。

 

顧客を「様」付けで呼ぶことによって、スタッフの言葉遣いが丁寧になるだけではなく、振る舞いもエレガントになることが確認されています。

 

職場で相手のことを「さん」付けで呼ぶことは今からでもできるため、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。

 

今回紹介する資料「主任がゆく!は、女性管理職である北見主任のビジネスライフを描いており、以下フレーズが印象的でした。

 

「『時間がない』なんて言いわけが通ると思うか?仕事が忙しいのは、皆同じだ。

 

じゃあ聞くが、時間さえあればうまくいくのか?」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

 

 

P.S. 阪急東宝グループ創業者の小林一三の名言に、「『金がないからできない』という人間は、どれだけ金があってもできない」があります。

 

小林一三がビジネス界で活躍していた時代とは異なり、現在はインターネットが発達していることから、お金をかけずに色々なことが始められるようになっています。

 

重要なことは資金力ではなく、「とりあえず始めてみる」という行動力であると私は考えています。

 

「とりあえず始めてみる」姿勢を持っている人の場合、「でも」や「いや」という言葉を使わないという特徴があります。

 

PDCAカフェで「自営を始めたい」とコメントする人がいると、私は「では始めてみてはいかがですか?」と伝えています。

 

そうすると、「でも、私はまだ経験が足りません」とか「いや、もっと大企業で働いてから」などの形で、枕詞に「でも」や「いや」という否定形が入ることが多いのです。

 

否定形から入る人の場合、無意識に口にしているケースがほとんどだったりします。

 

「でも」や「いや」という言葉を発していると感じている人は、意識的に肯定的な表現に変えるようにしましょう。

 

自分が口にしている言葉は脳に伝わっており、否定的な表現を続けていると、思考もネガティブになっていきます。

 

仏頂面をしていると脳もマイナス思考に陥り、周りに人が寄らなくなってきて、ビジネスにも悪影響を与えることになりますが、「でも」や「いや」という言葉を発することも同じ作用をもたらします。

 

できない理由を探しても進歩がないため、できる方法を見つけ出し、「とにかく始めてみる」ということを今から実行することで、ビジネスは前進し始めるものです。

 

今回紹介した資料「主任がゆく!」は、「『時間がないからできない』という人間は、どれだけ時間があってもできない」と部下に諭しているように私は感じました。

 

チームメンバーを励ますことが苦手であると感じている管理職の方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

「時間がない」とか「お金がない」という理由で何かを諦めている場合、時間を作り出す方法やお金をかけなくても始められる手段を見つけ出すべきでしょう。

 

時間がない場合、早く起床して作業を始めることで、大方の問題は解決すると私は考えています。

 

夜遅くまで作業をしていると、「頑張っている」感覚はあるかもしれませんが、効率は非常に下がっているものです。

 

ビジネスにおいて徹夜はタブーであり、睡眠を取らずに仕事を続けること自体が「時間を無駄にする行為」であると私は考えています。

 

日本の伝統的な企業では、このような精神論が未だにまかり通っていますが、そろそろやり方を変えなければならないでしょう。

 

非効率なプロセスを強要されている場合、そこから逃げ出すという方法も選択肢の一つです。

 

同じ組織や業界に長く滞在していると、「そのルールの中でしか生きられない」と思いがちです。

 

ただ、別の会社や違う世界に入り込んでも、生活はしていけるため、「自分には別に選ぶ道がある」と思っているだけ気持ちは楽になります。

 

否定的な表現を口にしている人の場合、自分で気づかないうちに疲労がたまっているものです。

 

少しゆっくりして、これからのことを考える時間があってもよいと私は思いますね😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「ためらう」=「hesitate」>

 

今回出てきた「ためらう」の英訳は、「hesitate」となります。

 

「部下の問題を指摘することをためらう」を英語で表現する場合、「Hesitate to point out subordinate problems」とすればよいですね😊

 

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

主任がゆく! (1) (ぶんか社コミックス)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 590 "Lack of time is no excuse"
 

Recently, every company has become more aware of harassment and sometimes receives consultation from managers who hesitate to pay attention to their subordinates.

 

My recommendation is to put “san” on everyone, and always try to use polite language.

 

The material to be introduced today "Chief is coming! (Japanese only)" describes the business life of Chief Kitami, a female manager, and the following phrases were impressive.

 

"Do you think you can excuse by saying 'I have no time'?

 

Everybody's busy and it is the same.

 

In case you have enough time, would everything go well?" (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 589「管理職7割が男性」/ "Ultimately determined by passion?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 589「管理職7割が男性」】
 
海外の企業経営者がセミナーなどで来日すると、「なぜ日本の経営者は日本人男性ばかりなのだ?」という疑問を抱くそうです。
 
東京オリンピックパラリンピック組織委員会の女性比率が4割を超えたことが話題になっています。
 
男性社会である日本においては、何らかの目標を設定しなければ幹部が日本人男性ばかりの組織になりがちです。
 
その観点からすると、東京オリンピックパラリンピック組織委員会の方針は正しいと私は考えています。
 

 

日本を代表する化粧品会社である資生堂の現在の最高経営責任者(CEO)は、外部からやってきたプロ経営者です(2021年3月時点)。
 

 
日本における資生堂は、「一般的な化粧品ブランド」というイメージですが、フランスなど海外では「SHISEIDO」としてシャネルなどの高級ブランドに似たマーケティング戦略を採用しています。
 

私が通っていたフランスの学校が、マーケティング研究で有名だったこともあって、ルイ・ヴィトンやシャネルなどの高級ブランドを提供する親会社の経営陣だった人たちが教鞭を取ることも多く、大変参考になったことを覚えています。

 

私自身は高級ブランドにまったく興味がなかったため、フランスの学校では、教授たちの話を聞き「ふんふん」とうなずきながら聞いていました。

 

その上で、時々「私の経験によると…」という枕詞をつけて授業中に意見を述べ、発言ポイントを稼ぐくらいでした(発言しないと、卒業ができないため😊)。

 

それよりも面白かったのは、授業(クラス・ディスカッション)の前に学生たちで行うグループ・ワークであり、フランス人女性やドイツ人男性と交わした以下の会話を今でもよく覚えています。

 

(2010年夏、パリ郊外のキャンパスにあるグループワーク室での会話)

 

フランス人女性:Mr. PDCA(私のことね😊)、日本におけるシーシェイドゥー(資生堂のことよ😊) のマーケティング戦略を教えてよ。

 

Mr. PDCA:フランスにおける資生堂は高級ブランドだけど、日本では大衆化粧品のイメージが強い。

 

資生堂は19世紀後半に薬局として始まったから、今でも日本における資生堂商品の主な流通経路は薬局だよ。

 

フランスみたいにパリの目立つところで、「SHISEIDO」という大きな看板を立てて、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランド・ショップの近くで営業をしている資生堂の店舗は、日本にあまりないと思うな。

 

フランス人女性:ノーン、シーシェイドゥーはフランス人女性の憧れのブランドなのよ。

 

シーシェイドゥーの化粧品は、日本でそれほど価格は高くないということ?

 

Mr. PDCA:私は日本で資生堂の化粧品を買ったことはない(それはそうだろう)。

 

資生堂はフランスで、シャネルなどと同じレベルのブランドイメージを確立しているけれど、日本で資生堂がシャネルの化粧品と同じ価格で販売しても、勝負にならないはずだよ。

 

資生堂はフランスに進出する際、有名なフランス人のマーケティング専門家を責任者にして、高級ブランドと同じイメージ戦略を取った。

 

それが、功を奏した形だね。

 

ドイツ人男性:そういえば、Mr. PDCA がこの間のマーケティングの授業で面白いことを言っていたな。

 

BMWは日本で、「リッチな若者が乗るおしゃれな車」というブランドイメージらしいけれど、ドイツでは逆だよ。

 

ドイツのBMWは「中高年が利用する大衆車」という感じで、ビジネスで成功した若い人が乗る車ではない。

 

Mr. PDCA:ハワイに住んでいた時、BMWが流していた「あなたの人生は、BMW以外の車に乗るほど長くない」というCMを見たことがある。

 

国によって、企業はブランドイメージを分けているということだね。

 

フランスでユニクロは、「ちょっと高いけれど、良い服を出している日本のおしゃれなブランド」というイメージがあるけれど、日本では「リーズナブルなカジュアル・ファッション」のイメージが強い。

 

日本にあるH&Mは、「少し高めの良い服があるショップ」というブランド戦略を取っているみたいで、フランスのユニクロとイメージが近い。

 

ただ、ヨーロッパのH&Mは「リーズナブルなカジュアル・ファッション」というイメージだから、日本のユニクロと同じ感じだね。(グループワーク室での会話終わり)
ーーー

 

今回紹介する資料「資生堂インパクト」は、「子育てを聖域にしない経営」をキャッチフレーズにしており以下フレーズが印象的でした。

 

資生堂顧客は9割が女性なのに、管理職の7割強が男性なのだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

  • 作者:石塚 由紀夫
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 資生堂の女性管理職比率は30%を越えており、日本企業の中では、相当高い方です。

 

しかしながら、顧客の9割が女性である資生堂にとって、女性管理職比率3割強という数字は、まだまだ低いと考えられるでしょう。

 

今回紹介した資料「資生堂インパクト」は、化粧品業界関係者や資生堂に興味のある方に、おすすめの一冊です。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「相当高い」 = 「quite high

 

今回出てきた「相当高い」の英訳は、「quite high」になります。

 

資生堂の女性管理職比率は、30%を越えており、日本企業の中では相当高い方です」を英語で表現する場合、「Shiseido has a female manager ratio of over 30%, which is quite high among Japanese companies」とすればよいですね😊。


資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

資生堂インパクト ―子育てを聖域にしない経営

  • 作者:石塚 由紀夫
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 589 "It is hard to dispose of things"】
 

When overseas business managers held seminars in Japan, they had the question, "Why are Japanese managers only Japanese men?"


The material introduced today "Shiseido Impact (Japanese only)" has a catchphrase "Management that does not make child care a sanctuary" and the following phrases were impressive.

 

"90% of Shiseido's customers are women, but over 70% of managers are men." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 588「なぜ非合理的な判断をするのか?」/ "Why do we make irrational decisions?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 588「なぜ非合理的な判断をするのか?」】

 

突然ですが、問題です。

 

皆様は以下の二択がある場合、どちらを選びますか?

 

a. 確実に3,000円支払わなければならない。
b. 8割の確率で4,000円支払わなければならないが、2割の確率で1円も支払わなくてもよい。

 

bを選ばれた方も結構いるのではないでしょうか?

 

ただ、合理的な選択はaです。

 

損失の期待値がマイナス3,200円(4,000円×0.8)になるbの方は、非合理的な選択となります。

 

上記の選択肢について、「ある実験では92%がbを選択した」と今回紹介する資料「経済学者たちの日米開戦:秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く」は説明しています。

 

私がフランスで学生に戻っていた時、人気の授業だったのが行動経済学です。

 

行動経済学は、「人間はなぜ非合理的な行動を行うのか?」などの命題に学術的に取り組んでいます。

 

金融機関に勤務するエコノミストやストラテジストなども、行動経済学に注目しています。

 

過去のPDCA日記で紹介したダニエル・カーネマン氏は、非合理的な選択を行う人間の心理の研究(プロスペクト理論)によって、心理学者として初めてノーベル経済学賞を2002年に受賞しました。

  

 

太平洋戦争が始まった1941年当時、アメリカと日本の国力差は20対1でした。

 

このことは経済学者だけではなく、当時の日本政府首脳も理解していました。

 

にもかかわらず、1941年12月に日米開戦を日本政府が選択したのはなぜなのでしょうか?

 

その答えを解く鍵が、プロスペクト理論です。

 

今回紹介する資料「経済学者たちの日米開戦:秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く」は、以下の仮設を立てています。

 

a. 1941年8月以降はアメリカの資金凍結・石油禁輸措置により日本の国力は弱まっており、開戦しない場合、2-3年後には確実に「ジリ貧」になり、戦わずして屈服する。


b. 国力の強大なアメリカを敵に回して戦うことは非常に高い確率で日本の致命的な敗北を招く(ドカ貧)。ただ、非常に低い確率ではあるが、日本が開戦直後に有利な展開に持ち込むことができればアメリカは交戦意欲を喪失し、早い段階で有利な講和を結べる(かもしれない)。

ーーー

 

「どちらにしても負けるのであれば、合理的ではない判断を人間は行う(リスク愛好的になる)可能性がある」という本書の説明は、非常に興味深いと感じました。

 

当時の日本政府首脳が、 b のような考えで判断を行ったかどうかの確証は取れません。

 

ただ、ビジネスにおいても同じ現象が起こりえると私は思います。

 

人間は、損失についての選択肢ではリスク愛好的になってしまいます。

 

一方、利得についてはリスク回避的になることがプロスペクト理論で説明されています。

 

a. 確実に3,000円もらえる。
b. 8割の確率で4,000円もらえるが、2割の確率で1円ももらえない。

 

上記のような形に選択肢が変更された場合、多くの人は期待値の大きさと反対に「確実に3,000円もらえる」という選択肢aを選ぶことが分かっています(合理的な選択肢はb)。

 

この理屈と同じように、1941年に日本政府が取りうる選択肢として、「3年後にジリ貧になって屈服する」というネガティブなものではなく、「今(1941年)は戦わず、3年後でもアメリカと勝負できる国力と戦力を保持できるプラン」のようにポジティブな選択肢であれば、「日本が致命的な敗北を喫するリスクを避けて開戦回避という選択肢が選ばれた可能性がある」と本書は指摘しています。

 

「ネガティブなプランではなく、ポジティブな選択肢を提示することで、合理的な判断が行われる可能性がある」と解説するプリンシパル理論は、ビジネスを行う上で役立つのではないかと、今回紹介する資料「経済学者たちの日米開戦:秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く」を読んで感じましたね😊。

 

現状に不満を述べているよりは、チャレンジングな状況でも与えられている仕事に前向きに取り組み、日々改善を続ける方がビジネスにおいて重要であることを、本書は遠回しに言っているような気がしました(俺って前向きだなぁ😊)。

 

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P.S. 1941年の日米開戦の判断は、「どう考えても勝てない相手(アメリカ)に対して戦いを挑んだ暴挙」と考えられていますが、ビジネスや行政において、似たような無謀な判断は現在でも世界中のあちこちで行われています(経験談!)。

 

この背景には、過去のPDCA日記で紹介したミルグラム実験で証明されている通り、「人間は権力に逆らえない」ことがあるように感じています。

 

 

ビジネスにおいて無謀な判断に直面した際、「逃げる」という選択肢があるため、あまりにもおかしなことが行われている場面に遭遇したら、その場から離れることがポイントになると思います(要は、会社を辞めるということね)。

 

「自分はここから逃れられない」という考えに陥っている場合、早めに周りに相談しましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「非合理的な」 = 「irrational」>

 

今回出てきた「非合理的な」の英訳は、「irrational」となります。

 

「合理的な」の英語は「rational」となり、分かりやすいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 588 "Why do we make unreasonable decisions?"】
 

It may sound sudden, but I have a small quiz for you.

 

Which would you choose if you have the following two options?

 

a. You must pay USD 30.
b. You have to pay USD 30 with 80% probability, but you don't have to pay at all with 20% probability.

 

Some of you might have chosen option b, but a reasonable choice is option a.

 

Option b is an unreasonable choice, because the expected loss is minus USD 32 (USD 40 x 0.8).

 

Regarding the above options, “92% selected option b in one experiment” according to the material to be introduced today “Economist Report (Japanese only)".

 

When I was a business school student, one popular class was behavioral economics, which analyzed academically on propositions such as "Why do humans act irrationally?"

 

This world may be interesting, because humans being make irrational decisions😊.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 587「難しいのは事業継続」/ "Business continuity is difficult"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 587「難しいのは事業継続

 

過去のPDCA日記で、日本では会社員の社会的地位が高いことを紹介しました。

 

 

自営経験者であればお分かりだと思いますが、「あなたは自営業者と言いますが、フリーターとどう違うのですか?」と聞かれたり、色々とチャレンジングなことが起こります(恋人に振られたりとかね😊)。

 

経営者になることは難しいと感じる人がいるかもしれませんが、会社員をやめて自分で何らかの事業を始めれば、その時点から経営者になれます。

 

今回紹介する資料「経営初心者の教科書」は「これから社長業に取り組むための本」をキャッチフレーズにしており、「誰でも経営者になれる」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『経営者』とか『社長』という響き、憧れますか?

 

私は小さい頃、社長と言うととてもお金持ちで特別な人というイメージを持っていました(もちろん今は全く違うイメージですよ)。

 

経営者って、なろうと思えば誰でもなることができるんですよね。

 

ですが、難しいのは事業を継続していくことです。

 

起業したならば、経営者として経営をし続けていく、これが難しくも挑戦することです。

 

特に法人(会社)は個人とは別人格であり、なくなることが予定されていないので、『going concern(ゴーイングコンサーン)』と言って、企業等は将来にわたって存続するものだという考え方があります。

 

存続することは法人にとって大前提であり、使命とも言えます。」(引用終わり)

 

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P.S. 今回紹介した資料「経営初心者の教科書」は「難しいのは事業継続」と唱えていますが、事業自体の内容が変わっても全く問題ありません。

 

事業内容の転換を、「ピボット(バスケットボールで相手をかわすための足の動き)」と言います。

 

今は大きな組織になっている企業でも、創業当初は全然違うビジネスをやっていたりするもので、ピボットを繰り返して今の姿になっていたりします。

 

事業内容をピボットした有名な例は、DeNAでしょう。

 

現在はプロ野球球団やプロ・バスケットボールチームを傘下に置くDeNAですが、創業当初の1999年は、ヤフオクのようなオークションサイトを運営していました。

 

DeNAの社歴に興味がある方は、「不格好経営―チームDeNAの挑戦」という本を読んでみるとよいでしょう。

 

不格好経営―チームDeNAの挑戦」の中で、DeNAがオークションサイトで最初に売った商品は「大前研一に怒られる権利」だったことが紹介されています。

 

DeNAの創業者である南場智子氏は、戦略コンサルティング会社であるマッキンゼー出身です。

 

南場氏は、経団連の副会長に女性として初めて内定したことが報道されています。

 


南場氏は、伝説のコンサルタントである大前研一氏の元部下でした。

 

1999年にDeNAを創業したばかりの南場氏は大前氏に連絡し、「大前研一に怒られる権利」をオークションに売り出したのでした。

 

南場氏が大前氏に依頼した際、「そんな下らない仕事はやめて、俺の仕事を手伝え」と怒られたそうです😊。

 

その後、DeNAはピボットを繰り返し、モバイルゲーム開発・配信を主要業務にしながら、SNS運営や電子商取引サービス、スポーツ事業などを展開するコングロマリット企業に変身したわけですね😊。

 

不格好経営―チームDeNAの挑戦

不格好経営―チームDeNAの挑戦

  • 作者:南場 智子
  • 発売日: 2013/06/11
  • メディア: 単行本
 

  

意外なピボットを行った組織の例として、DHCがあるでしょう。

 

DHCと言うと、通信販売用化粧品を提供しているメーカーのイメージが強いかもしれません。

 

ただ、DHCが何の略であるか知っている人は少数派でしょう。

 

実は、DHCは「大学(Daigaku)翻訳(Honyaku)センター(Center)」の略なのです(NHK日本放送協会】みたいだな😊)。

 

DHCは、創業者である吉田嘉明氏が同志社大学を卒業した1972年、大学の研究室向けに翻訳業務サービスを提供する会社として設立されたのです(意外ですね)。

 

また、ハローキティなどのキャラクタービジネスを展開するサンリオは、「山梨シルクセンター」が最初の社名でした。

 

山梨県出身の創業者である辻信太郎氏が、1960年に東京都内に絹製品を扱う会社を設立したのがサンリオの原型だったのです。

 

その後、1962年にイチゴ柄のギフト商品を売り出すことになり、これがキャラクターグッズに本格進出するきっかけとなったのでした。

 

かくいう私も、ピボットを経験しています。

 

私は以前、「宅配ヨガ」というビジネスを展開したことがありましたが、大失敗した経験を持っています。

 

これは、ヨガインストラクターとして、私が顧客の自宅を訪問してヨガを教えるというものです。

 

日本の場合、ヨガインストラクターになるための資格が不要であるため、「今日から私はヨガインストラクターです」と宣言すれば、誰でもなれます😊。

 

私はトライアルで宅配ヨガインストラクターのHPを作成してみましたが、結果としてお客様は1人も来ませんでした(!)。

 

ビジネススクール時代の女性の友人に宅配ヨガについての意見を聞いたところ、「それは顧客が来ないよ」と笑われ、以下のようなコメントがありました。

 

「他人を家に入れるのは、誰でも抵抗感があるんだよ。

 

Mr. PDCA(私のことね😊) は昔、銀行員だったから顧客が家に入れてくれただけであって、もう銀行員ではないんだよ。

 

そもそも、好きなことをビジネスにするのは、簡単ではないよ。

 

Mr. PDCA が得意なことは、プロジェクト管理でしょう。」(ビジネススクール時代の友人コメント終わり)

 

宅配ヨガは失敗しましたが、私は全く後悔していません。

 

個人事業主として、「宅配ヨガは上手くいかない」という結果を得ることができたからです。

 

ビジネスにおいて重要なポイントは「小さくたくさん始めること」であり、上手くいったビジネスを続けながら、大きくしていくことでしょう。

 

重要なことは、とにかく始めてみることですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「事業継続」 = 「business continuity」>

 

今回出てきた「事業継続」の英訳は、「business continuity」になります。

 

「難しいのは事業継続」を英語にする場合、「Business continuity is difficult」とすればよいですね😊。

  

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 587 ”Business continuity is difficult"
 

The material introduced today "Introductory Management Textbooks (Japanese only)" has a catchphrase of "Books for Working as a CEO" and the following phrases in the "Anyone can become a CEO" section were impressive.

 

"Do you yearn for a CEO or a President?

 

When I was a kid, I had the image of a very rich and special person when talking about the President.

 

However, anyone can become the CEO or the President now.

 

However, it is difficult to continue the business.

 

If you start a business, you will continue to operate as the CEO and this is a challenge thing." (Unquote)

 

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