PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,676「パンほど文句なしのものはない?」/ "Is there anything more perfect than bread?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,676「パンほど文句なしのものはない?」

 

昨日、「カラマーゾフの兄弟」の紹介本を紹介したところ、「カラマーゾフの兄弟自体の話を聞きたい」という読者の方からリクエストがありました。

 

カラマーゾフの兄弟」は非常に長い本ですが、私は13年前に無職だった時に読了したことがあります(暇だったので)。

 

カラマーゾフの兄弟」の中で一番印象的だったのは、以下のフレーズです。

 

「人間の自由を支配するのは、彼らの良心に安らぎを与えてやれる者だけだ。

 

おまえには、パンという文句なしの旗が与えられようとしていた。

 

パンを与えてみよ、人間はすぐにひざまずく。

 

なぜなら、パンほど文句なしのものはないからだ。」(引用終わり)

ーーー

 

「パン」を「お金」に変えると、現代人の状況になるため、ドストエフスキー文学が時代を超えて読み継がれる理由がわかりますね。

 

カラマーゾフの兄弟」に挑戦した読者の方から、「登場人物が多すぎて意味が分からない」というクレーム(?)を聞いたことがあります。

 

ただでさえ登場人物が多い「カラマーゾフの兄弟」ですが、ややこしいことに愛称まで出てきます。

 

カラマーゾフ家の長男はドミートリー・ヒョードロヴィッチ・カラマーゾフですが、「ドミートリー」という呼び方以外にも、「ミーチャ」という愛称まで出てきます。

 

私が読んだ光文社古典新訳文庫には、「カラマーゾフの兄弟の主な登場人物」が記載された栞(しおり)が挟んであるため、迷った時は栞を確認しながら読み進めました。

 

カラマーゾフの兄弟」に限らず「とにかく長い」小説が多いロシア文学ですが、「読み進める」ことでしか読了できません。

 

少しするとゴールデンウイークですが、皆様もロシア文学に挑戦して、是非感想を聞かせてください。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「愛称」 = 「nickname

 

今回出てきた「愛称」の英訳は、「nickname」になります。

 

ロシア文学には愛称が出てくる」を英語で表現する場合、「Nicknames appear in Russian literature」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,676 "Is there anything more perfect than bread?"
 

Yesterday, when I posted an introductory book to "The Brothers Karamazov,'' one reader said, "Please elaborate the story of The Brothers Karamazov itself.''

 

"The Brothers Karamazov'' is a very long book, but I finished it 13 years ago when I was unemployed.

 

The most memorable phrase in "The Brothers Karamazov'' is the following:

 

"The freedom of people is controlled only by those who can give them peace of mind.

 

You were about to be given the undisputed banner of bread.

 

Give them bread, and they will immediately fall to his knees.

 

Because there's nothing quite like bread.” (Unquote)

ーーーー

 

If we change "bread'' to "money,'' above phrases still apply the modern people like us.

 

We can see why Dostoyevsky's literature has been passed down through the ages.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,675「ドストエフスキーの速記術」/ "Dostoyevsky's shorthand"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,675「ドストエフスキーの速記術」

 

今年の前半に長めの休暇があったため、ロシア文学を改めて読み返していました。

 

トルストイの「戦争と平和」は、何度読んでも色あせない名作です。

 

戦争と平和」の主要登場人物として、ナポレオンとクトゥーゾフが知られています。

 

ナポレオンは言わずと知れたフランスの皇帝であり、戦場を事前に細かくチェックし、地形等も確認した上で作戦計画を準備し、実際の戦闘になると自ら前線を駆け回って兵士たちに詳細な命令を与える指揮官として描かれています。

 

一方、ロシア軍の総司令官だったクトゥーゾフは、ナポレオン軍がロシアに侵攻後、「モスクワ明け渡し」という有名な作戦を実行し、最終的に勝利を収めた大将です。

 

クトゥーゾフはナポレオンとは正反対のリーダーで、戦場に赴くこと等はせず、それどころか会議中に居眠りをするような人で、「動かない大将」と陰口を叩かれることもあったそうです。

 

ただ、戦争全体の大局を見極めていたのはクトゥーゾフであり、「モスクワを放棄してもロシアを失ったことにはならない」という有名なセリフを残して、モスクワからの退却を決定します。

 

ロシアに入ったナポレオンは冬将軍に苦しめられ、モスクワから撤退を始めた際、クトゥーゾフは「決してロシア国境を越えてフランス軍を追わないよう」全軍に指示を出しており、結果的に全ての判断が正しかったと「戦争と平和」の中で説明されています。

 

ナポレオンがロシアで失敗した背景に、「細かく決めすぎた」ことがあります。

 

「現実の戦闘は、指揮官の命令とは無関係に、刻々と変化する状況に瞬間ごとに反応する兵士たちの行動によって進行する」ためであり、「ナポレオンによって作られた『天才的な』作戦指令は、一つとして実行されなかった。そもそも、実行されるはずがなかった」とトルストイは述べています。

 

今回紹介する資料「これならわかる「カラマーゾフの兄弟」」は、ドストエフスキーの半生を紹介しながら、大著「カラマーゾフの兄弟」を解説しています。

 

毎日文章を書いている作家(?)の私にとっては、「長編を可能にした執筆スタイル」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「(ドストエフスキーは)45歳で『罪と罰』の新聞連載を開始。

 

このときやり手の悪徳出版社とかかわり、『1年以内に長編小説を書かなければ既刊と今後出版する本の全印税を譲渡する』という契約を交わし、お金を借りてしまいます。

 

ドストエフスキーは、海外で覚えたルーレット賭博にはまっていたのです。

 

ただし、『罪と罰』の連載もあるので執筆の時間がない。

 

長編小説の締め切りは2週間後に迫っている。

 

その中で題材は博打しかないということで構想を練り、速記者に文字起こしをさせる口述執筆の手法を使います。

 

締め切りギリギリで見事に『賭博者』を仕上げ、一生奴隷のように働くという最悪の事態を免れました。」(引用終わり)

 

罪と罰」は借金がテーマですが、ドストエフスキーが多重債務者であったため、生々しい内容展開が可能だったわけですね。

 

ビジネスでは実務経験が重視されますが、ドストエフスキーにとってはチャレンジングな借金取りとの経験が、「罪と罰」という作品に活用されたことになります。

 

「今は大変でも、後になると役に立つことがあるかもしれない」とドストエフスキーの半生を読みながら色々と考えました。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「速記術」 = 「shorthand

 

今回出てきた「速記術」の英訳は、「shorthand」になります。

 

ドストエフスキーの速記術」を英語で表現する場合、「Dostoyevsky's shorthand」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,675 "Dostoyevsky's shorthand"

 

The material introduced this time, "Introduction to the Brothers Karamazov" explains the great book "The Brothers Karamazov.''

 

As a writer who posts every day, the following phrases in this book were impressive to me.

 

"Dostoyevsky began serializing 'Crime and Punishment' in newspapers at the age of 45.

 

At this time, he became involved with an unscrupulous publishing company and borrowed money, making a contract that stated that if he did not write a full-length novel within a year, he would transfer all royalties to his published and future books.

 

Dostoyevsky was addicted to roulette gambling, which he learned while abroad.

 

However, since he was also serializing "Crime and Punishment,'' he didn't have time to write.

 

The deadline for his novel is in two weeks.

 

Since the only subject matter was gambling, I came up with a plan and used the method of dictating it by having a stenographer transcribe it.

 

He successfully completed 'The Gambler' on the last minute and was spared the worst possible situation: a lifetime of working like a slave." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,674「計画一流、実行二流、言い訳超一流」/ "Adapting to a new environment"

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PDCA日記 Vol. 1,674「計画一流、実行二流、言い訳超一流」

 

私は3か月に一度、歯のクリーニングに行っています。

 

平日はオフィスで働いているため、歯医者に行くのが土曜日になりました。

 

私のかかりつけ歯医者は土曜日一人で対応しており、他の患者がいない時は1時間くらいビジネス談義をすることがあります。

 

この先生は自分で電動自転車ビジネスを展開しており、台湾業者とのやり取りなどでも色々な取引をしています。

 

私が新しい仕事を始めたことを歯医者の先生に伝えたところ、「よく新しい環境に順応できますね」というコメントがありました。

 

先日、ある大企業に勤務している知り合いからも似たようなことを言われました。

 

私の場合、2016年から2年間自営のコンサル業務をしていたため、数か月単位で取引先が変わるという作業をやっていました。

 

そのせいか、「誰も知らないところに行く」ことの耐性があるようで、現在の新しい職場でも楽しく過ごしています。

 

私は2016年に銀行を退職して以降、取引先も勤務先もベンチャー企業でした。

 

大企業には大企業の良いところがあるのですが、「仕事のための仕事」が多くなる特徴があります。

 

ベンチャーの場合、仕事のための仕事は少ないものの、「突然の方針転換」がしょっちゅうあり、大企業から来た人は戸惑うこともあるようです。

 

今回紹介する資料「日本製鉄の転生」は、USスチールの買収で話題の日本製鉄の復活劇を取り上げています。

 

本書によると、日本製鉄は役所や銀行以上に官僚的な雰囲気があるらしく、「計画一流、実行二流、言い訳超一流」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「日本製鉄には自社を表現するこんな自虐めいた言葉がある。

 

『計画一流、実行二流、言い訳超一流』。

 

とにかく石橋をたたいて渡る。

 

渡るか渡らないのかの決断も遅い。

 

決まっても実行できない。

 

そんな企業文化を表す言葉を橋本(日本製鉄社長)は製鉄所回りや会議で引用し、社員たちを戒めてきた。

 

橋本の座右の銘は事上磨錬(じじょうまれん)。

 

中国明代の思想家、王陽明が残した『行動や実践を通してしか知識や技能は磨かれず、人間の実力は身につかない』という意味の格言だ。

 

橋本は『計画一流、実行二流』とは正反対の事上磨錬を自ら実践してみせることで会社の風土を変えようとしてきた。」(引用終わり)

ーーー

 

私は銀行員時代、グループ全体の従業員数が30万人以上になったことがありました。

 

さすがに拡大しすぎたのか、2008年の金融危機を経て従業員数は激減し、現在も縮小傾向にあります。

 

大企業病という言葉があるように組織が大きくなり過ぎると、様々なチャレンジが出てくるのは古今東西同じようですね。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「自虐めいた」 = 「self-deprecating

 

今回出てきた「自虐めいた」の英訳は、「self-deprecating」になります。

 

「自虐めいた言葉」を英語で表現する場合、「Self-deprecating words」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,674 "Adapting to a new environment"
 

I go for teeth cleaning once every three months.

 

Since this month, I've been working in the office on weekdays, so I can only go to the dentist on Saturdays.

 

My dentist works alone on Saturdays, and when there are no other patients, we sometimes have business discussions for about an hour.

 

This dentist runs his own electric bicycle business and has various transactions with Taiwanese vendors.

 

When I told my dentist that I had started a new job, he commented, "You're adapting well to a new environment."

 

The other day, a friend of mine who works at a large company told me something similar.

 

In my case, I worked as a self-employed consultant for two years starting in 2016.

 

Perhaps because of this, I seem to have a tolerance for "going to places where no one knows about me," and is enjoying at my current new workplace.

 

Since I left bank in 2016, both my business partners and my employers have been venture companies.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,673「言葉の違いは文化の違い」/ "Differences in language are differences in culture"

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PDCA日記 Vol. 1,673「言葉の違いは文化の違い」

 

インドに滞在経験がある方であればご存じと思いますが、北と南では言葉も文化も食習慣も違い、別の国のような感じです。

 

インドは日本の9倍の国土を持つ広大な国であり、北部にある首都のニューデリーから南部の主要都市であるチェンナイまで2,200kmも離れています。

 

札幌から鹿児島までの距離が2,300kmですので、ニューデリーとチェンナイの文化が違う背景には気候があったりしますね。

 

私が住んでいたチェンナイでは、タミル語という現地語が公用語になっています。

「インドの公用語ヒンディー語ではないのか?」と思った方がいるかもしれませんが、インドでは州によって公用語が異なります。

インドは1947年にイギリスから独立したのですが、当時は英語の役割が減少すると予想されていたそうです。

独立後、英語に代わってヒンディー語を唯一の公用語にする計画がありました。

ただ、ヒンディー語以外の言語を使っている諸民族の反対によって実現に至っていません。

この話を聞いて、私はエスペラント語のことを思い出しました。

エスペラント語は、世界共通の補助語として人工的に作られた言語です。

ただ、エスペラント語公用語にする国は現れませんでした。

エスペラント語が広がらなかった理由として、「文化がなかったから」という意見があります。

それ以前に、「新しい言葉を覚えたくない」というもっと分かりやすい理由があるような気が私はしています😊。

 

今回紹介する資料「インド超特急!カオス行き」は、インドを鉄道で旅したジャーナリストの力作で、「インドの言語問題」のフレーズが印象的でした。

 

「インドには地域言語が800もあると言われていて、気が遠くなるしわけがわからなくなる。

 

だからインド人は大声で話し、人に迷惑をかけても気にしないでクラクションも遠慮なく鳴らす。

 

国土が大きく、人口が多く、人種、言語がこれほど多彩だと、大人しくしていたら誰も気が付いてくれないし、損をする、人生に負けてしまうのだと思う。

 

日本人とは何もかも違いすぎるのだ。」(引用終わり)

ーーー

 

「人に迷惑をかけてはいけない」が日本社会のキャッチフレーズですが、インド社会は「人に迷惑をかけてもいいが、迷惑をかけられても文句を言うな」という感じでした。

 

今回紹介した資料の著者がいうようにインドと日本は真逆の社会ですが、お互いを理解しようとする気持ちは重要です。

 

そのために日本人ができることは英語を勉強し、英語で直接インド人と話をすることですね。

 

「言葉の違いは文化の違い」ですので、ビジネスの共通言語である英語の重要性が改めて浮き彫りになっている時代です。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「人工的に」 = 「artificially

 

今回出てきた「人工的に」の英訳は、「artificially」になります。

 

エスペラント語は、世界共通の補助語として人工的に作られた言語」を英語で表現する場合、「Esperanto is a language created artificially as a universal auxiliary language」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,673 "Differences in language are differences in culture"
 

I was in Chennai, India, where the official language is Tamil.

You may be wondering, "Isn't Hindi the official language of India?"

In India, the official language differs from state to state.

India became independent in 1947, and at that time it was expected that the role of English would decrease.

After independence, there was a plan to make Hindi the only official language instead of English.

However, it has not come to fruition due to opposition from ethnic groups using languages other than Hindi.

When I went to northern India such as Delhi, I heard Hindi.

If you are studying Hindi, you will know that "yesterday" and "tomorrow" are expressed by the same word "kal".

Interestingly, "the day before yesterday" and "the day after tomorrow" are the same word “parso”.

From the perspective of those who use Japanese or English, I think, "Isn't it confusing?"

However, when I asked a person whose native language is Hindi, she said, "We can understand whether it was yesterday or tomorrow in the sentence, so there is no problem."

Learning a foreign language is learning new ways of thinking, and it is very interesting that yesterday and tomorrow are the same word in Hindi.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,672「対話の中でセリフは生まれる」/ "Lines are born in dialogue"

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PDCA日記 Vol. 1,672「対話の中でセリフは生まれる」

 

去年までフルリモート環境で働いており、今年からオフィス勤務になっています。

 

周りから言われたこととして、「服装が変わった」ということがあります。

 

当たり前ですが、オフィス勤務では毎日違う服を着ることになります。

 

フルリモートの場合、オンライン打合せでも服装までは分からないため、1週間ジャージで過ごしていたことも結構ありました。

 

オフィス勤務になって気づいたことですが、服装によって人間の気持ちはリセットされています。

 

「服装の乱れは心の乱れ」という名言(迷言?)を聞いたことがありますが、ジャージの時よりも外向けの服装の方が打合せの時の発言がしっかりしているような気がしています。

 

フルリモートの場合、24時間365日メールやチャットに追われていました。

 

オフィス勤務になって、職場を出た後はメールやチャットを追わないことにして、このことは心の平穏につながっているような気がしています。

 

今回紹介する資料「シェイクスピア劇の登場人物も、 みんな人間関係に悩んでいる」は、「作品から学ぶ言葉の力」をキャッチフレーズにしており、「対話の中でセリフは生まれる」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「セリフは相手との関係のなかで生まれ、変化し、流動的です。

 

ダイアローグ、つまり対話のなかで生じています。

 

ひとり語りというモノローグではないからこそ、対話では相手にどのように反応したのかが鍵となります。

 

その際に誤読や誤解もたくさんあり、とりわけコメディでは、そうしたすれ違いが笑われます。

 

ボケとツッコミがセットでないと笑えないようなものです。」(引用終わり)

ーーー

 

フルリモートの環境で働いていた時、「雑談がしたいです」と連絡をしてきてくれる同僚がいました。

 

他の人と話をすることが人間にとって最大の楽しみであり、雑談がある職場は創造性が豊かであるとも感じています。

 

利益が出ている組織ほどスタッフが出社して仕事をしている傾向があり、その背景には雑談があるような気がしています。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「対話」 = 「dialogue

 

今回出てきた「対話」の英訳は、「dialogue」になります。

 

「対話の中でセリフは生まれる」を英語で表現する場合、「Lines are born in dialogue」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,672 "Lines are born in dialogue"
 

The material introduced today "All the characters in Shakespeare's plays also struggle with human relationships" has the catchphrase "Learn the power of words from the works" and the following phrases were impressive in the section of "Lines are born in dialogue".

 

"Lines are born, change, and fluid in the relationship with the other person.

 

It takes place in a dialogue.

 

Because it is not a monologue, the key to dialogue is how you react to the other person.

 

There are many misreadings and misunderstandings, and especially in comedy, such misunderstandings are often laughed at." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,671「古事記と日本書紀の違い」/ "The difference between Kojiki & Nihon Shoki"

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PDCA日記 Vol. 1,671古事記日本書紀の違い」
 
 

古事記日本書紀を隅々まで読んだ人は少ないと思いますが、色々な記述があって両書とも面白かったりします。

 

古事記 (岩波文庫)

古事記 (岩波文庫)

 
日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫)

日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1988/06/06
  • メディア: 文庫
 

 

今回紹介する資料面白いほどよくわかる!古事記は、「国の誕生から雄略天皇の即位まで、古事記の流れと要点がよくわかる」をキャッチフレーズにしており、「記紀の違い」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『古事記』とは、誤った伝承が語り継がれるのを恐れた第40代天武天皇が、正しい日本の神話と天皇の系譜を選定し直して、舎弟(とねり)の稗田阿礼(ひえだのあれ)に読み覚えさせたのがはじまり、それを学者の太安万侶(おおのやすまろ)に書き取らせ、712年に第43代元明天皇へ献上され、歴史書として成立した。

 

構成は上・中・下の3巻構成になっており、神代から第33代推古(すいこ)天皇までを記す。

 

神話が3分の1を占めるほど重く扱われており、天皇と神々の血縁を明らかにすることで、国内に向けた天皇の権威づけを目的としている。

 

一方、『日本書紀』は、『古事記』成立の8年後である720年に完成した日本最初の正史だ。

 

全30巻から成り、神話の時代から第41代持統天皇までの事績が記されている。

 

また、神話に関する割合は8分の1程度。

 

古事記』では多くを語られていない天皇の系譜も詳細に記され、国外に向けて日本の正当性を主張するものであった。」(引用終わり)

 

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マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: Kindle
 

 

P.S. 古事記日本書紀も1300年以上前に記された書物ですが、現在でも読むことができるということは素晴らしいことだと思います。

 

ビジネス書の紹介が多いPDCA日記ですが、古くから読み継がれている資料についても、時々お伝えできればと思っています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「古くから」 = 「since ancient times

 

今回出てきた「古くから」の英訳は、「since ancient times」になります。

 

「古くから読み継がれている資料」を英語で表現する場合、「Materials that have been read since ancient times」とすればよいですね😊。

 

マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

マンガ 面白いほどよくわかる!古事記

  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: Kindle
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,671 "The difference between Kojiki & Nihon Shoki"
 

The material introduced today "Introduction to Kojiki (Japanese only)" has a catchphrase of "Understanding the flow and points of Kojiki from the birth of Japan as a country to the throne of the emperor" and the following phrases were impressive.

 

"In the Kojiki (Records of Ancient Matters), the 40th Emperor Tenmu, who feared that the wrong tradition would be handed down, re-selected the correct Japanese mythology and the genealogy of the emperor, and started to prepare the material.

 

The Kojiki was dedicated to the 43rd Empress Genmei in 712, and was established as a history book.

 

The composition of Kojiki consists of 3 volumes: upper, middle, and lower, and describes from ancient times to the 33rd Emperor Suiko.

 

Myths are so heavily treated as to make up one-third of Kojiki, and aim to empower the emperor towards the nation by revealing the kinship between the emperor and the gods.

 

Nihon Shoki (The Chronicles of Japan), on the other hand, is Japan's first orthodox history completed in 720, eight years after the establishment of Kojiki.

 

It consists of 30 volumes, and records the history from the mythological era to the 41st Empress Jito.

 

The ratio of myths is about 1/8.

 

In the Nihon Shoki, the genealogy of the emperor, who was not explained much in the Kojiki, was also described in detail, asserting the legitimacy of Japan abroad." (Unquote)

 

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Kojiki, the Birth of Japan: The Japanese Creation Myth Illustrated

Kojiki, the Birth of Japan: The Japanese Creation Myth Illustrated

  • 作者:Kazumi Wilds
  • 出版社/メーカー: チャールズ・イー・タトル出版
  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: ハードカバー
 
The Nihon Shoki (Nihongi): The Chronicles of Japan (English Edition)

The Nihon Shoki (Nihongi): The Chronicles of Japan (English Edition)

  • 作者:Anonymous
  • 出版社/メーカー: Library of Alexandria
  • 発売日: 2012/12/20
  • メディア: Kindle
 

PDCA日記 / Diary Vol. 1,670「西郷隆盛は写真嫌いだった?」/ "Did Takamori Saigo hate photography?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,670西郷隆盛は写真嫌いだった?

 

1868年の明治維新は、世界史の中でも珍しく犠牲が少ない革命であったと考えられています。

 

天皇の存在や坂本龍馬の活躍など、色々な背景が語られていますが、一番大きな要因は西郷隆盛がいたことであるとする識者が多いようです。

 

明治維新以降、廃藩置県など、武士社会を根本的に変革する出来事があっても、ほとんど暴動が起きなかったのは西郷の力があったとされています。

 

そんな西郷ですが、著書を残していません。

 

また、西郷は写真を極度に嫌っていたことでも知られています。

 

写真があると、顔や背格好を特定されやすくなります。

 

写真が出回ることによって、暗殺される可能性が高くなると西郷は考えていたとも言われています。

 

西郷には著書がないため、彼の考えを語録として残したのが今回紹介する資料「大西郷遺訓」です。

 

最後は西南戦争という謎の行動を起こし、自分が整備した明治新政府軍に敗北するという皮肉な結果になった西郷ですが、現在でも彼が慕われている理由が本書から感じられます。

 

今回紹介する資料「大西郷遺訓」は、およそ150年前に日本で起こった革命を感じられる貴重な本ですね。

 

組織変革を起こそうと考えている人は、一度手に取ってみましょう😊。 

 

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大西郷遺訓 (中公クラシックス)

大西郷遺訓 (中公クラシックス)

  • 作者:西郷 隆盛
  • 発売日: 2017/10/05
  • メディア: 新書
 

 

P.S. 日本が太平洋戦争に敗北した理由の一つとして、明治の元老たちがいなくなり、政府を統括できる人間がいなかったことがあるとされています。

 

日露戦争の時、「どうやって戦争を終わらせるか」ということを考え抜いた日本政府首脳の多くは、明治維新で実際の戦闘を経験していました。

 

明治維新の前に、幕府軍との戦いをどのように終わらせるかと常に考えていた明治の元老たちは、その後の外国との戦争においても、終わらせ方を意識して人員配置、資金集めをしていたようです。

 

ビジネスにおいても、色々なことを始める人は多いですが、終わらせ方まで意識しているケースは少なかったりします。

 

やめ時を意識しながらビジネスを行うことで、いつもとは違う景色が見えたりします。

 

新しいことを始めようとしている人は、「どうなったらやめるか」ということを決めておくとサンクコストにとらわれるリスクも軽減することができますね😊。

 

古くはナポレオン、旧日本軍が辞め時を決められず敗北し、現在でもサンクコストから逃れられず、ずるずると不採算業務を続けている企業は後を絶ちません。

 

私が自営を始めた際、2年連続で赤字になったら撤退ということを決めており、これが辞め時だったことになります。

 

自営の良いところは、サンクコストにしばられる前に事業継続が困難になるため、辞め時を決めず、いつまでも不採算業務を継続することができないというメリットがあります。

 

戦略は日本史から学べ」という本は、「壬申の乱から関ヶ原の戦いまで『戦い』のシナリオを紐解く」をキャッチフレーズにしており、「姉川の戦い」のキーコンセプトを「勝利のための逃走」としていることが印象的でした。

 

1570年の姉川の戦いでは、織田信長が味方だった浅井長政の裏切りを確認するやいなや、「わずか10人あまりの供回りだけを連れて飛ぶように逃げた」ことで知られています。

 

戦略は日本史から学べ」によると、「(信長の逃げる)その速さは、参陣していた徳川家康さえ気付かなかったほど」で、織田信長は辞め時を誰よりも理解していた武将だったのでしょう。

 

辞め時を間違えない方法としては、「こうなったら撤退する」という目安をあらかじめ決めておくことです。

 

「こうなったら撤退する」という目安を周りに宣言しておくことで、サンクコストにとらわれず合理的な判断が下しやすくなるのではないかと考えています。

 

戦略は日本史から学べ

戦略は日本史から学べ

 

  

< Mr. PDCAのボンジュール英語「犠牲」 = 「sacrifice」>

 

今回出てきた「犠牲」の英訳は、「sacrifice」になります。

 

明治維新は、犠牲が少ない革命だった」を英語にする場合、「The Meiji Restoration was a revolution with few sacrifices」とすればよいですね😊。

 

大西郷遺訓 (中公クラシックス)

大西郷遺訓 (中公クラシックス)

  • 作者:西郷 隆盛
  • 発売日: 2017/10/05
  • メディア: 新書
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,670 "Did Takamori Saigo hate photography?"

 

The Meiji Restoration is believed to have been a rare and few sacrifices in world history.

 

Various backgrounds have been mentioned, such as the presence of the Emperor and the activity of Ryoma Sakamoto, but many intellectuals believe that the biggest factor was the presence of Takamori Saigo.

 

Saigo did not write any books.

 

It is also known that Saigo hated photography extremely.

 

It is also said that he thought that having a photo would make it easier to identify the face and the appearance, increasing the possibility of assassination.

 

Because there is no book written by Saigo, his idea was left as a transcript in the material introduced today "Introduction of Great Saigo (Japanese only)".

 

If you're thinking about making an organizational revolution, you had better get this book now and learn from Saigo😊.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,669「快には二種類ある」/ "There are two types of pleasure"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,669「快には二種類ある」

 

最近、ドストエフスキーの偉大さを改めて感じています。

 

ドストエフスキーは数々の名言を残していますが、「人間はどんな環境にも慣れる」が一番有名かもしれませんね。

 

ブラック企業という単語があるのは日本だけと言われますが、環境への慣れが問題の放置につながる可能性もあるため、外部の知り合いとの接点が重要になってきます。

 

今回紹介する資料「これも修行のうち。」は、「実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活」を解説しており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「仏教的には、快には二種類あるのです。

 

①欲を満たして満足するという快と、②心に苦痛がない(とらわれ・わだかまりがない)心地よさとしての快です。

 

そもそも、どんな快も、長続きしません(心は無常)。

 

また、ひとつ反応すれば、別の妄想やら欲望が数珠つなぎに出てきます(心は止まらない)。

 

となると、『快楽を求めよう』『人生は楽しまないと』という発想は、世間で強調されているほど、正しいとはいえないのです。」(引用終わり)

ーーー

 

私は最初の仕事が富裕層向けの金融商品販売(プライベートバンカー)だったのですが、お金持ちほど「他人より儲けたい」という欲が強かった記憶があります。

 

都心のタワーマンションや高級な外国車、腕時計など、資本主義はあらゆる欲望をマーケティング経由でかき立てます。

 

食欲や睡眠欲などとは違って、金銭欲は上限がありません(いくらあっても、まだ足りないと思ってしまう)。

 

自分に何が必要か知っておくことが重要で、「足るを知る」という老子の名言は今を生きる我々にも参考になりますね。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「」 = 「pleasure

 

今回出てきた「快」の英訳は、「pleasure」になります。

 

「快には二種類ある」を英語で表現する場合、「There are two types of pleasure」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,669 "There are two types of pleasure"
 

The material introduced today "This is also part of my training,'' explains "Practice! A life that doesn't 'react' to all kinds of worries,'' and the following phrases were memorable.

 

"In Buddhist terms, there are two types of pleasure.

 

1) The pleasure of satisfying your desires and being satisfied, and 2) The pleasure of feeling free from pain.

 

In the first place, no amount of pleasure lasts long (the mind is impermanent).

 

Also, if you react to one thing, other delusions and desires will come out one after the other (your mind won't stop).

 

In that case, the ideas of "seek pleasure'' and "you have to enjoy life'' are not as true as they are emphasized in the world." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,668「モラルとは何か?」/ "What is moral?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,668「モラルとは何か?

 

最近は、モラルハラスメント(以下、「モラハラ」)という言葉が話題になることが多く、セクハラやパワハラ、スメハラなど、世の中にはハラスメントが溢れかえっています。

 

ハラスメントから解放される簡単な方法は、自分で生活できるようにすることであると私は考えています。

 

会社や国に頼ることなく生活ができるようになれば、飲み会などのアルハラ(アルコールハラスメント)からも逃れることが可能になります(これが、結構大きかったりするんだな😊)。

 

ハラスメントを分析する上で、「いじめとひきこもりの人類史」という本が参考になります。

 

いじめとひきこもりの人類史」は、「なぜ、ヒトの世界にだけ『いじめ』が成立するのか」という命題に取り組んでおり、「人類の定住化が『いじめ』を生み出した」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「いじめが社会問題化して以来、サルの研究を生業にしていると頻繁に浴びせられる質問が『サルの群れでも、いじめはあるのですか?』というものである。

 

『サル学者から見たいじめ』という題で、原稿を依頼されることも珍しくない。

 

ただし、その頃の私の問いへの回答は『ノーです』と、相手の期待を裏切る素っ気ないものだった。

 

なぜなら『野生の動物は不快と認識するものには近づこうとしないし、危険を感じれば逃げる』からである。

 

このいたって単純な行動原理は、人類を除くおよそあらゆる動物の野生生活に貫徹している。

 

だから、いじめなど起こりようもない。

 

いじめは攻撃の被害対象とされているにもかかわらず、そこになおとどまるゆえに成立するものだから。

 

これでは、とりつくしまがない。

 

ただ、最近は少し考えが変わってきつつある。

 

『ノー』は『ノー』なのだけれども『かれらが野生下で暮らしている限り』と限定するようになった。

 

そんなサルでも野生でなくなると、人間並みにいじめもどきの行動をするようになることに気づいたからだ。

 

典型例が、餌付けされた群れである。

 

人間から生きるための糧をもらうようになると、彼らの社会性に変化が生ずる。

 

要は危険や脅威を感じてもその場からサルが立ち去らなくなるからにほかならない。

 

換言すると、どうして人類だけに、いじめは起きるようになったのかというと、われわれの祖先がある時から『不快と認識するものには近づこうとせず、危険を感じれば逃げる』という行動原理を捨てた生活をしだしたからなのだということになる。」(引用終わり)

 

いじめとひきこもりの人類史 (新潮新書)

いじめとひきこもりの人類史 (新潮新書)

  • 作者:正高 信男
  • 発売日: 2020/10/17
  • メディア: 新書
 

 

今回紹介する資料「モラルハラスメント あなたを縛る見えない鎖」は、夫婦、恋人、同僚、上司、部下などの人間関係におけるモラハラに関する説明を詳しく行っています。

 

私が金融機関に勤めていたころ、モラルハザードという言葉が出てきました。

 

モラルハザードとは、「倫理に反する行為」のことを指します。

 

モラハラも倫理に基づいて判断されるのでしょうが、倫理は人によって基準が違うという難しさがあります。

 

モラハラのことを詳しく知りたい人はもちろんですが、「モラルハラスメント あなたを縛る見えない鎖」は読み物としても面白い一冊です。

 

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P.S. 幸か不幸か、私はモラルハザードが発生した組織を幾つか見てきました。

 

モラルハザードが発生する組織の特徴として、財務基盤の悪化があります。

 

昇給停止や賞与の支払いが滞るような会社の場合、従業員の倫理観も低下しがちです。

 

「金の切れ目が縁の切れ目」とはよくいったもので、「金の切れ目が倫理の切れ目」と言い換えられるかもしれません。

 

高い倫理観を維持するためにも、組織の財務基盤は重要であると改めて感じる日々です。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「倫理に反する行為」 = 「unethical behavior」>

 

今回出てきた「倫理に反する行為」の英訳は、「unethical behavior」になります。

 

モラルハザードとは、倫理に反する行為を指す」を英語にする場合、「Moral hazard refers to unethical behavior」とすればよいですね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,668 "What is moral?"

 

Recently, the word “moral harassment” has become a hot topic in Japan, and harassment is overflowing in the business world, including sexual harassment.

 

The easiest way to get rid of harassment is to be able to live on your own, and if you can do it, you will be able to escape from alcoholic harassment such as mandatory drinking parties.

 

This material introduced today "Invisible Chains" explains in detail about moral harassment in relationships between partners, colleagues, bosses, and subordinates.

 

When I was working for a financial institution, the word "moral hazard" sometimes came out.

 

Moral hazard refers to "unethical behavior".

 

Moral harassment may also be judged on the basis of ethics, but there is the difficulty that ethics have different standards for each person.

 

This book is an interesting book to read, as well as anyone who wants to know more about moral harassment.

 

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Invisible Chains (English Edition)

Invisible Chains (English Edition)

 

PDCA日記 / Diary Vol. 1,667「明治という元号はくじで選ばれた」/ "The era name Meiji was chosen by lottery"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,667「明治という元号はくじで選ばれた」

 

過去の投稿で、足利幕府第6代将軍「足利義教」(あしかがよしのり)がくじで選ばれたことを紹介しました。

 

足利義教は「くじ引き将軍」と人々から揶揄されたそうですが、日本の政治ではくじが重要な局面で登場したりします

 

今回紹介する資料「おみくじの歴史」は「仏のお告げはなぜ詩歌なのか」という命題にチャレンジしており、「おみくじの平等性」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「明治改元にあたっては、明治という年号がくじで選ばれた

 

明治政府副総裁であった岩倉具視が菅原家ノ堂上に命じて奉らせた年号の中から学者の松平慶永が二、三の良案を選び、それを天皇に上奏した。

 

天皇は慶応四年(明治元年)九月七日の夜、宮中の賢所(かしどころ)でくじを引き、明治の号が選ばれたのだという。」(引用終わり)

ーーー

 

プロ野球のドラフト会議でも、くじが使われることがあります。

 

政治、経済、スポーツ等、色々なところでくじは顔をだしているのですね。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「元号」 = 「era name

 

今回出てきた「元号」の英訳は、「era name」になります。

 

「明治という元号はくじで選ばれた」を英語で表現する場合、「The era name Meiji was chosen by lottery」とすればよいですね😊。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,667 "The era name Meiji was chosen by lottery"

 

The material introduced this time, "History of Lottery,'' challenges the proposition, "Why are Buddha's prophecies written in poetry?'' and the following phrases in the "Equality of Lottery'' section were impressive.

 


"When the Edo era has ended, the year name Meiji was chosen by lottery.

The scholar Matsudaira Yoshinaga selected a few good ideas from among the era names ordered by Tomomi Iwakura, the vice president of the Meiji governmen and presented them to the Emperor.

It is said that the Emperor drew lots on the night of September 7th in 1868 in the Imperial Palace, and the Meiji name was chosen." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,666「『好きである』ことに勝るものはない」/ "What one likes, one will do well"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,666『好きである』ことに勝るものはない」】

 

PDCAカフェで、英語学習法がテーマになることがあります。

 

私の場合、家で英語のニュースを流していることから、聞いている量だけでは日本語より英語の方が多いような気がしています。

 

そのため、私は「英語を勉強している」という感じではなく、自然に耳に英語が入ってくる環境になっています。

 

分からない単語が出てくるたびに確認していますが、これを繰り返すことが語彙力の向上につながっていると感じています。

 

今回紹介する資料「英語 最後の学習法」は「英字新聞編集長が明かす「確実に効果の出る」メソッド」を解説しており、「振り返ってみて、一番大事だったのは…」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「いろいろ大切なことがあるのですが、結局一番大事なのは『英語が好きである』ということでしょう。

 

これなしでは、それなりに上達はできても、身につけたというレベルに達するのは難しいと思います。

 

ぜひ皆さんも『好き』という気持ちを持つようにしてください。

 

何も、英語の勉強が好きでなくてもいいと思うんですよ。

 

例えば、『洋楽や洋画が好き』のように、英語に関係したものが好きなら、それらを出発点にして学ぶことができるので、大きな武器になります。

 

僕自身の英語学習歴の中で一番の転換点になったのは、アメリカンプロセスや『Friends』などの海外ドラマにハマったことです。

 

 

単に見るだけでなく、海外の専門誌や関連する書籍を読み漁って、その結果、大きく英語力を伸ばすことができました。

 

こうした経験から、『好きである』ことに勝るものはないと断言できます。

 

どうしても好きにはなれない人には、裏技をご紹介します。

 

英語の勉強をするときは、大好きなドリンクを用意するとよいですよ。

 

英語学習をすると好きなドリンクを飲めるということを脳が認識すると、そのうち『学習 = 喜び』が頭の中でつながり、結果的に学習の時間が楽しみになっていきます。

 

ぜひお試しあれ。」(引用終わり)

 

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P.S. 今回紹介した資料「英語 最後の学習法」が述べている通り、「『好きである』ことに勝るものはない」はないため、まずは英語に対する苦手意識を取り除く必要があります。

 

誰でも好きな歌手や役者はいると思いますので、その人の作品を鑑賞することから始めると、「英語を好きになれる」確率を高められます。

 

好きな音楽や映画を何度も繰り返し観賞し、「フレーズを覚えてしまう」ことが手っ取り早いでしょう。

 

外国語能力は語彙力であり、語彙力は記憶力であるため、フレーズごと覚えてしまうことが英語力向上につながるというわけですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「断言できる」=「assure」>

  

今回出てきた「断言できる」の英訳は、「assure」になります。

 

「『好きである』ことに勝るものはないと断言できます」を英語にする場合、「I can assure you that "What one likes, one will do well"」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,666 "What one likes, one will do well"】

 

The material introduced today "Last English Learning Method (Japanese only)" explains "The method that the editor-in-chief of the English newspaper reveals surely effective" and the following phrases were impressive in the part "Looking back, the most important thing was ...".

 

"There are many important things, but in the end, the most important thing is that I like English.

 

Without this, even if you can improve to some extent, it will be difficult to reach the level that you have acquired.

 

Please make sure that everyone has a feeling of like.

 

I think you don't have to like studying English.

 

For example, if you like something related to English, such as 'I like Western music and movies', you can learn from them as a starting point, which is a great weapon.

 

The biggest turning point in my history of learning English was that I was addicted to the American process and overseas dramas such as 'Friends'.

 

I was able to improve my English proficiency significantly as a result of reading overseas specialized magazines and related books, rather than just looking at them.

 

From these experiences, I can assure you that 'What one likes, one will do well'.

 

For those who just don't like it, here are some tricks.

 

When studying English, it's a good idea to prepare your favorite drink.

 

When the brain recognizes that learning English allows you to drink your favorite drink, 'learning = joy' will be connected in your head, and as a result, you will be looking forward to the feeling of learning.

 

Please do try that out." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,665「フランス人女性は太らない?」/ "Are French women not fat?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,665「フランス人女性は太らない?

 

過去のPDCA日記をご覧の方はご存じだと思いますが、私は最後の学校がフランスであり、フランス政府から財政的な支援を受けたこともあって、かなりの親仏家です。

 

私がフランスに行って驚いたことは、フランス人女性の細さでした。

 

体型がスリムな割には、結構な量の食事をとるフランス人が多く、どうやって体重をコントロールしているのか不思議でした。

 

また、フランスはパンを中心に食事が美味しく、住んでいて楽しい社会でした。

 

私はアメリカにも合計4年滞在しましたが、色々な意味でチャレンジを感じていました。

 

今から考えますと、アメリカでの生活がチャレンジングだった背景には、「食事の味がいまいち」だったことがあるように感じています。

 

私が現在、日本で生活している最大の理由は、「食事がリーズナブルで抜群に美味しいこと」があります。

 

フランスの場合、パンやサンドイッチはリーズナブルなのですが、レストランで食事をすると結構高額だったりします。

 

フランスは農業大国でもあるため、街のあちこちに「マルシェ」と呼ばれる食料品調達用市場(いちば)があります。

 

首都パリだけでも80近くのマルシェがあり、郊外の小さな都市であっても、週末になると駅前にマルシェが登場したりします。

 

フランスに旅行をしたり、駐在、留学する予定がある人は、マルシェに足を運んでみるとよいでしょう。

 

トイレットペーパーや飲み物などはスーパーマーケットで購入し、肉や野菜、魚、チーズなどの生鮮食品はマルシェで買うのがフランス人の日常であるようです。

 

フランスのマルシェは、日本における商店街に近いのかもしれません。

 

ただ、常設されていないマルシェが多いため、厳密に言えば日本の商店街とは少し違いますね😊。

 

フランスの場合、「Carte Bleu(カルテ・ブルー)」と呼ばれるデビットカードで決済を行うことが一般的です。

 

小さなマルシェであっても、デビットカードが使えるため、基本的にフランスで現金は必要ないですね。

 

日本からフランスに旅行する場合、Visa か MasterCard のクレジットカードがあれば買い物には困らないでしょう。

 

パリでは現金を受け付けてくれない店も存在するため、クレジットカードは必須アイテムになりますね💳。

 

今回紹介する資料「フランス女性は太らない―好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣」を読んで、フランス女性が太らない理由が理解できたような気がします。

 

本書によると、体重を制御するポイントは、「自分をだますこと」だそうです。

 

どうやってだますかは、今回紹介する資料「フランス女性は太らない―好きなものを食べ、人生を楽しむ秘訣」を読んでいただいてからのお楽しみとして、簡単に作れるフランス料理のレシピもついているお得な資料です。

 

フランスに旅行に行く予定がある人などは一度目を通しておくと、より旅が楽しくなるであろう一冊です。

 

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P.S. もう一点フランスに行って驚いたこととして、タバコを吸う女性が多かったことです。

 

喫煙で体重を減らせるという考えがあるようで、授業中に「すごく素敵な人だな~」と思っていると、喫煙所で鼻からタバコの煙を吐いていたりします。

 

このような場面に遭遇すると、百年の恋も冷めるわけです(向こうは一瞬たりとも恋をしていないのですが)。

 

私からフランス人の友人に、「フランスではタバコを吸う女性が多いね」と尋ねると、以下の回答が返ってきました。

 

「あぁ、ダイエット目的でタバコを吸っているのだよ。タバコを吸うと、食欲が減退するからね。」(フランス人の友人コメント終わり)

 

肪酸たっぷりの食事が多いフランスで肥満が少ないことを、英語で「フレンチ・パラドックス(French paradox)」と言います。

 

そう言えば、2020年に新型コロナウイルス騒動が発生した時、主要国と比較して日本の罹患者が少ないことを「ジャパニーズ・パラドックス(Japanese paradox)」と海外メディアが報じていました。

 

科学では解明できない事象が出てくると、人間やメディアは「パラドックス」という言葉を使いたがるようですね😊。

 

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「ぽっちゃりしている」 = 「chubby」>

 

今回出てきた「太る」という表現よりも緩やかな表現を使いたい場合、「ぽっちゃりしている」を意味する「chubby」が使えます。

 

「フランスにはぽっちゃりしている人が少ない」を英語にすると、「There are few chubby people in France」となりますね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,665 "Are French women not fat?"
 

As you may have read from past PDCA diaries, I am a pro-French person, because I spent business school days in Paris.

 

What surprised me when I went to France was the thinness of French women.

 

Despite being slim, French people eat a good amount of food, and it was strange how they controlled their weight.

 

By reading the material introduced today "French women don't get fat (Japanese only)", I could understand why French women don't get fat.

 

According to this book, the point of controlling weight is "Cheating yourself".

 

It is a useful book that if you are going to travel to France.

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,664「知恵は古くならない」/ "Wisdom never gets old"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,664「知恵は古くならない」

 

私はニューヨークで働いていた時、ユダヤ人の同僚と色々な作業をしていました。

 

ユダヤ人は教育熱心なケースが多く、子供に最高の教育機会を与えようとすることが知られています。

 

私の元同僚のユダヤ人は、「知識は奪われない」とよくコメントしていました。

 

物は奪われるが知識は奪われないということのようで、勉強の大切さを分かりやすく示した興味深い考えだと思っています。

 

今回紹介する資料「モダンエルダー」は、「40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方」を紹介しており、「知恵は古くならない」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

ミケランジェロは90代の頃、アトリエのドアに『私はまだ学んでいる』と書いたそうだ。

 

私たちは皆この言葉を心に留める必要がある。

 

心理学者のビクトール・フランクルは『刺激と反応の間には余白がある。その余白で反応を学べる。反応の中に、あなたの成長と自由がある』と言った。

 

知恵もまた余白の中にある。

 

年長者は一歩引いた視点で物事を見られるからだ。

 

しかし、本当に影響があるのは、その視点を他者と共有できたときである。」(引用終わり)

ーーー

 

「本当に影響があるのは、その視点を他者と共有できたときである」という本書のメッセージは強烈ですね。

 

「アウトプットが影響力を持つ」と言い換えられると私は解釈しており、ブログ投稿は一番簡単なアウトプットだと考えています。

 

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< Mr. PDCAのボンジュール英語「知恵」 = 「wisdom

 

今回出てきた「知恵」の英訳は、「wisdom」になります。

 

「知恵は古くならない」を英語で表現する場合、「Wisdom never gets old」とすればよいですね😊。

 

親知らずは英語で、「wisdom tooth」と言います。

 

「知恵がついてきた頃、物事の分別がつく年齢になった頃に生えてくる歯」という意味があるようです。

 

日本語でも、 「親知らず」は別名「智歯」だそうで、バイリンガルブログを続けていると学ぶことが多いです。

 

「知識は奪われない」ということですね。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,664 "Wisdom never gets old"
 

The material introduced today "Wisdom at Work" explains "The Making of a Modern Elder" and the following phrases were impressive in the ``Wisdom never gets old'' part.

 

It is said that when Michelangelo was in his 90s, he wrote on the door of his studio, ``I am still learning.''

 

We all need to keep this word in mind.

 

Psychologist Viktor Frankl said, 'There is a space between stimulus and response. You can learn reactions in the margins. Your growth and freedom lies in your reactions.'

 

Wisdom also lies in the margins.

 

This is because older people can take a step back and look at things from a different perspective.

 

But the real impact comes when you can share that perspective with others." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,663「運ではなく準備」/ "Preparation rather than luck"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,663「運ではなく準備

 

過去のPDCA日記で、NETFLIXの戦略を紹介したことがあります。

 

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

 

 

NETFLIXのモットーに、「迅速でなければ、思いがけないニーズやチャンスに対応できない」ことがあります。

 

そうすると、ある方から「自分は夜型の生活をしているが、迅速に対応する方法はあるのか?」という質問を頂きました。

 

某総合商社が数年前に朝型生活を取り入れて、純利益が業界トップに躍り出るなど、ビジネス界は朝型にシフトしています。

 

2019年4月に新しい法律が施行されたこともあって、「早く来て早く帰る」生活の方が効率的であると考えていますが、海外オフィスとのやり取り等で夜型にならざるを得ない方もいるかと思います。

 

そんな方にお勧めなのが、ポストイットTODO管理です。

 

小さめのポストイットにやるべきことと終了目標時刻を書き、終わったら破って捨てることを繰り返すだけで、TODOを迅速に処理できます(破るところがポイント :-)。

 

オンラインTODOもよいと思いますが、ポストイットTODOの利点は机の上における量が限られていることです。

 

ポストイットが多い場合「仕事が制御不能な状況に陥っている」ことのサインであり、新しい業務をしばらく止める等の判断が必要であることが目の前で分かります。

 

今回紹介する資料「マーケティングの力」は、実際に企業が行ったマーケティング戦術を分かりやすく紹介していますが、営業のあるべき姿等も説明しており、あらゆるビジネスパーソンにとって役に立つ良書だと感じました。

 

本書によると、ビジネスにおいて重要なことは「常に準備しておくこと」であり、以下の内容が印象的でした。

 

「よく耳にするフリーターの言葉に『やりたい仕事が見つかったら働くよ』というものがあります。

 

この発言には、反面教師になる2つの教訓を含んでいます。

 

まず、働かない限りやりたい仕事は見つかりません。

 

頭の中の極めて少ない情報だけでは、仕事を選択するために必要な情報が絶対的に足りないからです。

 

2つ目の理由は、チャンスが来てから準備しても間に合いません。

 

海外の諺に『幸運の女神には後ろ髪がない』というものがあります。

 

前もって準備してきた人にだけチャンスが訪れるのです。

 

ビジネスでも家庭でも同様です。」(引用終わり)

 

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Why(なぜ)を考える!マーケティングの力

Why(なぜ)を考える!マーケティングの力

 

 

P.S. 今回紹介した資料「マーケティングの力」を読みながら、私がニューヨークに駐在していた頃の同僚(元軍人)が、「運が良い人はいない。準備した人がいるだけだ」と言っていたことを思い出しました😊。

 

軍隊では準備を怠ると、部隊の存続が脅かされます。

 

そのため、元軍人の同僚はビジネス界に入ってからも、「想定しうる全ての状況に備えて準備する」ことを徹底していました。

 

私自身もこれを心掛けていますが、特に難しいことではありません。

 

プロジェクト管理の場合は、「会合の5分前に到着して準備をし、アジェンダに基づいて迅速に議事録を作成する」だけです😊。

 

これができていない組織は多いため、経営者や管理職の皆様は、会社内や部署内で徹底してみてください。

 

きっと、大きな変化があることでしょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「制御不能」 = 「out of control」>

 

今回出てきた「制御不能」の英訳は、「out of control」になります。

 

逆に、「制御可能」を英語にする場合、「under control」とすればよいですね😊。

 

Why(なぜ)を考える!マーケティングの力

Why(なぜ)を考える!マーケティングの力

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,663 "Preparation rather than luck"
 

According to NETFLIX's strategy introduced in the PDCA diary, there is a quote that "If the organization cannot quickly respond, it cannot cope with unexpected needs or opportunities."

 

Regarding this part, I got a question from one participant at PDCA cafe by saying that "I am a night type person, but are there any ways to respond quickly?"

 

New laws were enforced in April 2019 in Japan, and I believe that an early bird life style is more efficient, but I can understand that some colleagues have to be night type, because of communication with overseas offices.

 

What I recommend is post-it TODO management.

 

This is quite simple, because you just need to prepare a small post it and fill in TODO.

 

When tasks are done, you can break and throw it in the dust box.

 

Online TODO is also good, but the advantage of post-it TODO is that there is a limited space on the desk.

 

When there are too much post-it, it is a sign of "Work is falling into an uncontrollable situation" and it is necessary to judge to stop a new work for a while.

 

The material to be introduced today "Marketing Power (Japanese only)" explains the marketing tactics with actual cases and the following phrases were impressive.

 

"There is a saying 'Take the Fortune by the forelock,' so opportunities come only to who have prepared in advance as well as in business and at home."

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. Contents of this book reminded me of a former soldier colleague in New York who was saying that "There are no lucky people, they just prepared for opportunities"😊.

PDCA日記 / Diary Vol. 1,662「カリスマ指導者は信奉者が作る?」/ "Are charismatic leaders created by followers?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,662「カリスマ指導者は信奉者が作る?」

 

私はカリスマ経営者が組織運営をしている会社にいたことがあり、色々な意味で興味深い経験ができたと思っています。

 

カリスマが存在している世界では、国でも企業でも宗教団体でも指導者の意向が絶対になりがちです。

 

カリスマが上手く組織運営してくれている間はよいのですが、世の中は結構チャレンジングだったりします。

 

武田信玄は、「勝ちすぎれば人は有頂天となり、平常心を失い、コツコツ積み上げる努力もしなくなってしまう」とコメントしたと言われています。

 

成功体験が大きい組織ほど軌道修正がチャレンジングなのは世界中どこでも同じで、そのような中でもベストを尽くすことがビジネスパーソンにとっては重要だったりします。

 

今回紹介する資料「宗教の起源」は、「私たちにはなぜ神が必要だったのか」という命題にチャレンジしており、「カリスマ指導者」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「カリスマ指導者とは何だろう。

 

何が人をカリスマにするのか。

 

その答えははっきりしない。

 

なぜならカリスマ性は本人の特性というより、信奉者によって与えられることがおおいからだ。

 

カリスマ性のある人にはたしかに周囲から賞賛されて、信奉者を惹き付ける何かがある。

 

だが具体的にその人のどこがとなると、かならずしも明確ではない。

 

それでも聖俗に関係なくカリスマ性のある人には、たがいに関連する二つの特徴がある。

 

それは宗教、政治、スポーツ、軍事などの分野で(ときにはたんに肉体的魅力のこともある)、自分には特別な能力あるいは使命があると確信していること。

 

そしてそれをある意味自信を持って提示できることだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊https://twitter.com/MPdca 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「カリスマ指導者」 = 「charismatic leader

 

今回出てきた「カリスマ指導者」の英訳は、「charismatic leader」になります。

 

「カリスマ指導者は信奉者が作る?」を英語で表現する場合、「Are charismatic leaders created by followers?」とすればよいですね😊。

 

英語で「charisma」は「カリズマ」と発音し、「ズ」が濁音になります。

 

「Chaos」の発音が英語では「ケイアス」になるように、日本語との違いを学ぶことができるのもバイリンガルブログ作成の良い点ですね。

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,662 "Are charismatic leaders created by followers?"
 

The material introduced today "How Religion Evolved" challenges the proposition, "Why do we need God?'' and the following phrases in the "charismatic leader'' section were impressive.

 

"What is a charismatic leader?

 

What makes a person charismatic?

 

The answer is not clear.

 

This is because charisma is often bestowed by followers rather than a characteristic of the person himself/herself.

 

There is certainly something about charismatic people that makes them admired by those around them and attracts followers.

 

However, it is not always clear what exactly that person is.

 

Nevertheless, charismatic people, both sacred and profane, have two characteristics that are related to each other.

 

Believing that you have a special ability or calling, whether in religion, politics, sports, military, etc. (and sometimes just physical attractiveness).

 

And being able to present it with a sense of confidence." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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