PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 554「日本で戸別訪問ができない理由」/ "Why we can't visit door to door in Japan"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 554「日本で戸別訪問ができない理由」】

 

日本で選挙が近づくと、駅前やスーパーの前など、人が集まるところで、候補者が街頭演説を行います。

 

一方、海外で生活をしてみると、日本のような街頭演説に遭遇する機会は、ほとんどありません。

 

アメリカの大統領選挙においては、スポーツ会場やコンサート会場などの大勢が集まれるところで、「ラリー」と呼ばれる集会を開催することはあります。

 

しかしながら、アメリカの場合は候補者や支援者が有権者の自宅を訪問し、投票を呼びかける戸別訪問が中心だったりします。

 

ただし、戸別訪問と言いながらも、候補者や支援者が有権者の自宅に入ることは、原則としてありません。

 

銃社会におけるアメリカでは、他人の自宅に上がることがリスクであり、有権者の自宅を訪れては玄関先で投票を呼びかける、という短時間の作業を候補者や支援者は延々と続けることになります。

 

今回紹介する資料「こんなときどうする?選挙運動150問150答」は、「選挙実務に関わる具体的なQ&Aを通じて、どのような選挙運動が合法なのか・違法なのかを学ぶ必携の1冊」をキャッチフレーズにしており、「訪問する家の間隔を空ければ、戸別訪問にあたらないか」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「戸別訪問とは、①特定候補者の投票を得る目的で、②2戸以上連続して訪問する意思をもって、③有権者の個々の住宅又はこれに準ずる場所を訪問することをいいます。

 

公職選挙法では、誰であっても選挙に関連して戸別訪問をすることを全面的に禁止しています。

 

告示日(公示日)以降、候補者が有権者と直接話して投票依頼することは有権者にとっても有益ですが、最高裁判所は一貫して、戸別訪問を禁止している規定(公選法138条1項)について合憲であるとの判断を繰り返しています。

 

最高裁判所は、戸別訪問を認めると買収や利害誘導等の温床になりやすい、選挙人の生活の平穏を害することになるなどの理由をもって戸別訪問が許されないとしています。

 

過去にも戸別訪問を解禁するべきだという政策が提言されたことがありますが、法改正がない限り、今後、最高裁判所の合憲判断が覆る可能性は限りなくゼロに近いといえ、選挙運動に関連する戸別訪問が解禁されることはないと考えられます。

 

候補者に限らず、何人たりとも、選挙運動として戸別訪問をした場合には刑事罰が科されることになるので、くれぐれも戸別訪問をしないようにしましょう。

 

ただし、禁止されているのは選挙運動としての戸別訪問であって、有権者のお宅を訪問すること自体(個々面接)が禁止されているわけではありません。

 

選挙運動中であったとしても、別の用件で他人の家を訪問したときに、話のついでで投票を依頼することは許されます。

 

なぜなら、訪問する目的が投票依頼ではないからです。

 

ほかにも、街頭・電車・集会などで偶然出会った人に投票を依頼することも許されますし、自分の家や事業場等を訪ねてきた人に投票を依頼したり、同じ職場の同僚に投票依頼することは何ら問題がありません。

 

また、選挙期間以外に、政治活動用ポスターを有権者のご自宅に貼ってもらうため個々のお宅を訪問したり、市内の死餌国ついて語るタウンミーティングなどの開催を告知するために有権者の自宅を訪問することは許容されます。

 

これらはいずれも投票を依頼するための訪問ではなく、明確に別の用件による訪問だからです。

 

当選を得ることを目的とした自宅の訪問は、公職選挙法が禁ずる『個別訪問』ですが(同時に事前運動でもあります)、政治活動用ポスターを貼ってもらうべくお宅をお伺いするのは目的が異なるので許容されるのです。

 

訪問して、政策について意見を交わすことも差支えありません。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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こんなときどうする?選挙運動150問150答

こんなときどうする?選挙運動150問150答

  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 日本では、街中で政治活動用ポスターを目にすることがあります。

 

日本の政治家や候補者、支援者は有権者の自宅を回って投票を呼びかける「戸別訪問」はできませんが、ポスター掲載のお願いはできるということですね。

 

私自身、選挙権を得てから全ての選挙に投票しており、海外にいた時でさえ、現地の領事館や大使館経由で選挙に参加していました。

 

今回紹介する資料「こんなときどうする?選挙運動150問150答」は、私が普段から不思議に感じていた選挙活動についての謎が解説されており、色々な意味で興味深い一冊でした😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「一貫して」=「consistently 」>

  

今回出てきた「一貫して」の英訳は、「consistently 」になります。

 

最高裁判所は一貫して、戸別訪問を禁止している規定について合憲であるとの判断を繰り返している」を英語にする場合、「The Supreme Court has consistently ruled that the provisions prohibiting door-to-door canvassing are constitutional」とすればよいですね😊。  

 

こんなときどうする?選挙運動150問150答

こんなときどうする?選挙運動150問150答

  • 発売日: 2020/10/28
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 554 "Why we can't visit door to door in Japan"】

 

The material introduced today "What to do in such a case? Election campaign 150 questions 150 answers (Japanese only)" has a catchphrase "Must-have book to learn what kind of election campaign is legal or illegal through specific Q & A related to election practice" and I was impressed with the following phrases.

 

"Door-to-door visit means (1) to get a vote of a specific candidate, (2) to visit two or more houses in a row, and (3) to visit each voter's individual house or a place equivalent thereto.

 

The Public Offices Election Act completely prohibits anyone from making door-to-door canvassing in connection with elections.

 

After the notification date (public announcement date), it is beneficial for voters to talk directly with voters and request votes, but the Supreme Court of Japan consistently prohibits door-to-door visits (Public Offices Election Act, Article 138, Paragraph 1) is repeatedly judged to be constitutional.

 

The Supreme Court says that door-to-door visits is not allowed because it tends to be a hotbed for acquisitions and interest induction, and it will hurt the peace of life of electors.

 

In the past, a policy has been proposed that the ban on door-to-door canvassing should be lifted.

 

Although door-to-door visits as an election campaign are prohibited, visiting voters' homes (individual interviews) is not prohibited.

 

It is unlikely that the relevant door-to-door visits will be lifted in Japan.

 

Not only candidates, but any number of people will be subject to criminal penalties if they make a door-to-door visit as an election campaign, so please do not make a door-to-door visit.

 

However, what is prohibited is door-to-door canvassing as an election campaign, and visiting voters itself (individual interview) is not prohibited.

 

Even during an election campaign, it is permissible to ask for a vote while talking when you visit someone else's house for another matter.

 

Because the purpose of the visit is not to request a vote.

 

In addition, it is permissible to ask people who happen to meet on the street, train, rally, etc. to vote, ask people who visit their own homes or offices to vote, or colleagues in the same workplace.

 

In addition, outside the election period, voters will visit individual homes to have them put up posters for political activities at their homes, and will announce the holding of town meetings to talk about the dead-feeding countries in the city.

 

All of these are not visits to request a vote, but visits with distinctly different requirements.

 

Visiting your home for the purpose of winning is an individual visit prohibited by the Public Offices Election Act (it is also a pre-exercise).

 

However, the purpose is to visit your home to have a poster for political activities posted. Is different, so it is acceptable.

 

It's okay to visit and discuss policies." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 553「民間医療保険が不要な理由」/ "Why private health insurance is unnecessary"

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PDCA日記 Vol. 553「民間医療保険が不要な理由」】

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私は民間の年金保険や医療保険に一切入っていません。

 

日本の場合、公的な年金や医療制度が整備されており、民間の保険会社が提供する商品やサービスを購入する必要性を感じないからです。

 

 

元々、保険はギャンブルから発生していますが、巧妙なマーケティング戦略によって、多くの人は「民間の保険に入ることが常識」であるように感じています。

 

アインシュタインは、「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」という名言を残しました。

 

私は、「常識」という言葉を信用していません。

 

「それは常識だ」と言われた時には、「それは偏見だ」と捉えるようにしています😊。

 

 

今回紹介する資料「図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ」は「社会保険を構成する医療保険公的年金介護保険のしくみと手続きを平易に解説」をキャッチフレーズにしており、「高額医療費」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「病院や診療所で医療サービスを受けた場合、少ない負担でより良い医療を受けられる反面、長期入院や手術を受けた際の自己負担額が高額になることもあります。

 

自己負担額が一定の基準額を超えた場合に被保険者に給付されるのが高額療養費です。

 

高額療養費は、被保険者や被扶養者が同じ月に同じ病因などで支払った自己負担額が、高額療養費算定基準額(自己負担限度額)を超えた場合、その超えた部分の額が高額療養費として支給されます。

 

高額療養費算定基準額は、一般の者、上位所得者、低所得者によって、計算方法が異なっています。

 

上位所得者ほど自己負担額が高額になります。

 

高額療養費が支給され、最終的な負担額が軽減されても、医療機関の窓口で一度支払いをしなければなりません。

 

したがって金銭的な余裕がないと、そもそも医療を受けることができないこともあります。

 

そのため高額療養費の現物支給化の制度を利用することができます。

 

申請は、国民健康保険の場合は市区町村の窓口、協会けんぽの場合は各都道府県支部、それ以外の医療保険に加入の場合は勤め先の健康保険組合に、限度額適用認定証の申請を行います。

 

これを医療機関に提示することで、自己負担限度額のみの支払いですみます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ

図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ

  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 高額療養費の制度は認知度が低いようで、政府や行政機関も積極的な発信を行っていません。

 

また、高額療養費が適用される場合でも、病院やクリニック側はそのことを伝えてくれません。

 

全額自己負担で患者が支払ってくれれば、病院やクリニックにはお金がすぐに入ることになります。

 

一方、高額療養費の制度を利用されると、病院やクリニックへの入金タイミングが数か月遅れるため、自己負担での支払いへ誘導するインセンティブが働いていることになります。

 

この辺りのことを知っておくだけで、医療費を抑えることができます。

 

今回紹介する資料「図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ」は、色々な観点からよくまとまっている書籍であると感じました😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「不要な」=「unnecessary」>

  

今回出てきた「不要な」の英訳は、「unnecessary」になります。

 

「民間医療保険が不要な理由」を英語にする場合、「Why private health insurance is unnecessary」とすればよいですね😊。  

 

図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ

図解で早わかり 最新 医療保険・年金・介護保険のしくみ

  • 発売日: 2020/11/21
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 553 "Why private health insurance is unnecessary"】

 

The material introduced today "The latest medical insurance, pension, and long-term care insurance mechanism that is easy to understand with illustrations (Japanese only)" has a catchphrase "A simple explanation of the medical insurance, public pension, and long-term care insurance mechanisms and procedures that make up social insurance," and the following phrases were impressive in the part "High-cost medical expenses".

 

“If you receive medical services at a hospital or clinic in Japan, you can get better medical care with less burden, but you may have to pay a lot for long-term hospitalization or surgery.

 

High-cost medical expenses are paid to the insured when the out-of-pocket amount exceeds a certain standard amount.

 

High-cost medical expenses are the amount of the excess amount if the insured or dependents paid for the same cause in the same month exceeds the high-cost medical expenses calculation standard amount (self-pay limit).

 

The calculation method for the high-cost medical expenses calculation standard differs depending on the general public, high-income earners, and low-income earners.

 

The higher the income, the higher the out-of-pocket cost.

 

Even if a large amount of medical expenses are paid and the final burden is reduced, you still have to pay once at the medical institution window.

 

Therefore, if you cannot afford it, you may not be able to receive medical care in the first place.

 

Therefore, you can use the system of in-kind payment of high medical expenses.

 

To apply, apply for a certificate of limit application to the municipal office in the case of National Health Insurance, each prefecture branch in the case of Japan Health Insurance Association, or the health insurance association at your place of employment if you have other medical insurance. I will do it.

 

By presenting this to the medical institution, you only have to pay the self-pay limit." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 552「火災保険の補償内容は広い」/ "Fire insurance compensation coverage is wide"

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PDCA日記 Vol. 552「火災保険の補償内容は広い」】

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私は必要最小限の保険にしか加入していません。

 

 

私が加入している数少ない保険(唯一)として、賃貸物件に対する火災保険があります。

 

ただ、不動産会社が推奨してくる年間数万円の保険料がかかる火災保険ではなく、年間2,000円程度の一番安い火災保険を利用しています。

 

 

賃貸物件に住んでいる人の多くは、不動産会社が勧めてくる火災保険を使っていると思いますが、共済であればコストを劇的に下げることが可能です。

 

不動産会社が保険を強要することは独占禁止法で禁じられているため、「共済の火災保険に入ります」と堂々と伝えましょう。

 

それをするだけで、年間2万円近いコストが浮くことになります😊。

 

今回紹介する資料「自然災害に備える! 火災・地震保険とお金の本」は「あなたの身を守るために『保険』と『お金』を考えなおそう」を解説しており、「火災保険の補償内容は広い」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「火災保険といってもその原因が『火災』に限定されているわけではありません。

 

『火災』に加え、『落雷』による損害や『破裂・爆発』により生じた損害も補償します。

 

これらに加え、自然災害の『風災・ひょう災・雪災』や大雨や河川の氾濫などによる『水災』も補償の対象にすることができます。

 

また、日常生活リスクについても『盗難』だけでなく、給排水設備が壊れた際の『水ぬれ』、『物体の落下・飛来・衝突』、『騒じょう等(暴力・破壊行為)』、突発的な事故による『破損・汚損』といったように、住まいで発生するさまざまな損害を補償とすることができるのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介する資料「自然災害に備える! 火災・地震保険とお金の本」の中でもう1点面白かったのが、「洪水で現金が流された!保険金支払いの対象になる?」部分です。

 

結論から言えば、自宅にあった現金が洪水で流されても、保険金支払いの対象になりません。

 

本書は、補償対象に含まれないものについて、以下のように述べています。

 

「火災保険および地震保険では、家財のうち、次のものは補償の対象には含まれません。

 

そのため洪水や津波で現金が流されても補償されません。

 

①通貨、有価証券、預貯金証書、印紙、切手(通貨、預貯金証書の盗難は一定額のみ補償)

②自動車、船舶

③商品、営業用什器・備品その他これらに類する物

④稿本、設計図、図案、証書、帳簿その他これらに類する物」(引用終わり)

 

私がミニマリストであることは、このPDCA日記でも伝えていますが、現金や有価証券は家に置いていません。

 

日本の場合、タンス預金がかなりあると言われていますが、洪水がやってきて流されてしまっても、保険では補償されない仕組みになっています。

 

このことを知らない人は多いかもしれないため、自宅にタンス預金がある人は洪水や地震がやってきた時、どう対応するか考えておいた方がよいかもしれませんね。

 

地震保険もそうですが、社会全体が壊滅的なダメージを受けた時は、補償されないものがほとんどのようです。

 

今後も私は、健康保険や賃貸物件の火災保険など、必要最小限の保険にしか入らない予定にしております😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「補償」=「compensation」>

  

今回出てきた「補償」の英訳は、「compensation」になります。

 

「火災保険の補償内容は広い」を英語にする場合、「Fire insurance compensation coverage is wide」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 552 "Fire insurance compensation coverage is wide"

 

The material introduced today "Preparing for natural disasters! Fire / earthquake insurance and money book (Japanese only)" explains "Let's rethink 'insurance' and 'money' to protect yourself" and the following phrases were impressive in the part "Fire insurance compensation coverage is wide".

 

"Fire insurance does not mean that the cause is limited to 'fire' only.

 

In addition to 'fire', fire insurance also compensate for damage caused by 'lightning strike' and damage caused by 'burst / explosion'.

 

In addition to these, natural disasters such as 'wind, hail, and snow disasters' and 'water disasters' caused by heavy rains and flooding of rivers can also be covered.

 

Regarding daily life risks, not only 'theft' but also 'water wetting' when water supply and drainage facilities are broken, 'falling / flying / collision of objects', 'noisy (violence / vandalism)'.

 

It is possible to compensate for various damages that occur in your home, such as 'damage and stains' caused by an accident." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 551「政治家は戦略家でなければならない」/ "Politicians must be strategists"

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PDCA日記 Vol. 551「政治家は戦略家でなければならない」】

 

トランプ元大統領は、アメリカの大統領として色々な意味で異色の存在でした。

 

「見習い(The Apprentice)」というテレビ番組でトランプ元大統領は有名になり、「お前はクビだ!」の名台詞で一世を風靡しました。

 

また、トランプ元大統領は過去に政治家としての経験がなく、アメリカ軍でのキャリアもありませんでした。

 

過去のアメリカ大統領は、政治家もしくは軍人としての経験を持っていました。

 

政治と軍事というバックグランドを持っていなかったトランプ元大統領は、従来の常識を気にせず様々な公約を実現しようとしていたと言えるのかもしれません。

 

今回紹介する資料「戦時リーダーシップ論」は「歴史をつくった九人の教訓」を解説しており、「ドワイト・D・アイゼンハワー:1890年~1969年」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

ローズヴェルトが1944年1月、アイゼンハワーを最高司令官に選んだのは、彼が生来の指導者であると同時に並外れた政治的直観を兼ね備えた人物だったからである。

 

将軍は政治家であることが必要であり、戦時には政治家は戦略家でなければならない。

 

そのわけは、近代戦争においては古代と同様に、政治と戦略の間に明確な区別はないからだ。

 

紀元前5世紀のアテネストラテゴス、すなわち将軍のポストは、陸軍あるいは海軍と同時に政治上のリーダーシップを意味した。

 

大統領職としての成功も示しているように、アイゼンハワーは両方の役割において理想的だった。

 

ナポレオンやチャーチルその他の人びとに見たように、優れた兵士に必要な資質は、優れた政治家のそれとしばしば補完関係にあそれもドワイト・アイゼンハワーのなかに融合していたのである。」(引用終わり)

 

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戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

 

 

P.S. 過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私の前職のアメリカ系金融機関では、元軍人が色々な分野で活躍していました。

 

金融機関に限らず、アメリカの企業では、軍隊出身者を幹部候補として採用するケースが少なくありません。

 

日本でも、自衛官を経験してから、民間企業で活躍するビジネスパーソンが出てきています。

 

国や地域を問わず、軍隊経験者は規律を重んじ、チームワークで作業する癖がついているため、企業としては管理職で雇いたいという意欲が出てくるのでしょう。

 

日本の場合、伝統的な企業であるほど、未だに「体育会採用枠」というものが残っているようです。

 

大学の体育会スポーツクラブで全国上位に入った有力な選手であれば、在京キー局のテレビ・アナウンサーとして採用されたり、大手総合商社やメガバンクに先輩が多数いることから、「就職には困らない」と考えているケースもあるようです。

 

体育会の学生が好まれる背景には、「上司の命令に忠実であり、口答えをせずに言われたことを率直に実行する」ことがあるようです。

 

日本経済が右肩上がりの状況であれば、体育会の学生ばかりであっても、企業は成長を続けられたのでしょう。

 

ただ、最近は「言われたことを素直に実行する」だけでは、イノベーションを生むことがチャレンジングな局面になっています。

 

大きな組織に入って働くことも一つですが、インターネットの登場によって、自分ひとりでも容易にビジネスを開始できるようになりました。

 

このことは、非常に歓迎すべきことですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「直観」=「intuition」>

  

今回出てきた「直観」の英訳は、「intuition」になります。

 

「彼が生来の指導者であると同時に並外れた政治的直観を兼ね備えた人物だった」を英語にする場合、「He was a natural leader and at the same time had extraordinary political intuition」とすればよいですね😊。  

 

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 551 "Politicians must be strategists"】

 

The material introduced today "Wartime Leadership Theory (Japanese only)" explains "Lessons of the nine people who made history", and the following phrases were impressive in the part "Dwight D. Eisenhower: 1890-1969".

 

"Roosevelt chose Eisenhower as commander-in-chief in January 1944, because he was a natural leader and at the same time had extraordinary political intuition.

 

The general needs to be a politician, and during the war the politician must be a strategist.

 

That is because in modern warfare, as in ancient times, there is no clear distinction between politics and strategy.

 

The Strategist of Athens in the 5th century BC, the post of the general, meant political leadership as well as the army or navy.

 

Eisenhower was ideal in both roles, as evidenced by his success as president.

 

As seen by Napoleon, Churchill and others, the qualities needed for a good soldier were often complementary to those of a good politician, also fused in Dwight Eisenhower.

" (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 550「宗教の役割とはシステム化」/ "The role of religion is systematization"

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PDCA日記 Vol. 550「宗教の役割とはシステム化」】

 

私がアメリカで働いていた時、休暇でアリゾナ州グランド・キャニオンを観光をしたことがありました。

 

グランド・キャニオンアメリカ国内からの観光客も多く、英語で色々な話をしたことを覚えています。

 

ある観光客が私に対して、「あなたはどこで仕事をしているのか?」と聞いてきました。

 

私が「ウォール・ストリートで働いています」と答えると、その人は「ああ、虚業(fictitious business)ですね」とつぶやいたことを今でもよく覚えています。

 

今回紹介する資料「改革か革命か 人間・経済・システムをめぐる対話」は「資本主義は続けるべきか、終わらせるべきか」を議論にしており、「カオスとホモ・エコノミクス」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ある意味で科学、そして宗教の役割とはシステム化することです。

 

つまりカオスを減らし、脱神話化することです。

 

それがちょっと行きすぎたのではないかと私は思います。

 

私たちは、すくなくとも経済学者は、ひょっとしたら他の人もですが、自分たちはカオスをコントロールできている、と考えているのではないかと思います。

 

社会科学に存在したあらゆる難問を取り除き、型に収め、安全に隔離できていると。

 

言い換えると、あらゆる問題はすでに出揃っている、少なくとも、何を知らないかは知っていると考えている。

 

実際どうだったかというと、知らないことを知らなかった多くのことが存在するのです。

 

スティーブ・ジョブズビル・ゲイツ以上に資本主義のシンボルと言える人物です。

 

ビル・ゲイツは多くの時間とお金を慈善に費やしています。

 

ジョブズは一銭も寄付しなかったことで知られています。

 

でもまあ、ジョブズは少なくとも何かを創造したでしょう。

 

ウォール・ストリートは何もつくっていません。

 

資本主義のいくつかの部分は行きすぎだし、間違った方向に進んでいる、そういう言い方には同意できます。

 

でもすべてが、ではありません!

 

明らかに私たちは iPhone のようなものを享受しています。

 

うまくいっていれば、人々はそのトリクルダウンを受け入れます。

 

ジョブズはとんでもない金持ちになりましたが、彼が私たちに与えてくれたものを考えれば、それは許せます。

 

これは現実にあったトリクルダウン効果です。

 

私たちは素晴らしいものを手に入れた、だから彼が億万長者だということも認められます。」(引用終わり)

 

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P.S. 今回紹介した資料「改革か革命か」は、「ウォール・ストリートは何もつくっていません」と金融業界で働く人たちに対して、辛辣な意見を述べています。

 

ウォール・ストリートで働く投資銀行家たちに言わせれば、「私たちはお金をつくっている」と主張するかもしれませんね。

 

今回紹介した資料「改革か革命か」は、「資本主義は続けるべきか、終わらせるべきか」を議論していますが、私は資本主義が続くべきであると考えています。

 

民主主義の仕組みは色々なチャレンジに直面しているようですが、2020年に新型コロナウイルス騒動が全世界で勃発した際、資本主義のルールに基づいてビジネスの上手い人たちは生き残っています。

 

資本主義が様々な課題を抱えていることは確かでしょうが、共産主義よりマシであることは歴史から見ても明らかでしょう。

 

資本主義の象徴と言える銀行で私は働いていましたが、他の業界でも資本主義はきちんと機能しているように思えますね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「システム化」=「systematization」>

  

今回出てきた「システム化」の英訳は、「systematization」になります。

 

「宗教の役割とはシステム化」を英語にする場合、「The role of religion is systematization」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 550 "The role of religion is systematization"】

 

The material introduced today "Revolution oder Evolution: Das Ende des Kapitalismus?" discusses "Whether capitalism should continue or end", and the following phrases were impressive in the part "Chaos and homoeconomics".

 

"In a sense, the role of science and religion is to systematize.

 

In other words, reduce chaos and demythologize.

 

I suspect it went a little too far.

 

We suspect that at least economists, perhaps others, think they are in control of chaos.

 

We were able to remove all the difficult problems that existed in the social sciences, put them in a mold, and isolate them safely.

 

In other words, I think we already have all the problems, at least we know what we don't know.

 

In fact, there are many things that you didn't know.

 

Steve Jobs is more of a symbol of capitalism than Bill Gates.

 

Bill Gates spends a lot of time and money on charity.

 

Jobs is known for not donating any money.

 

But well, Jobs has created at least something.

 

Wall Street doesn't make anything.

 

I agree that some parts of capitalism are overkill and going in the wrong direction.

 

But not everything!

 

Obviously we are enjoying something like the iPhone.

 

If all goes well, people will accept the trickle down.

 

Jobs has become ridiculously rich, but given what he has given us, that is forgiving.

 

This is a real-life trickle-down effect.

 

We got something great, so it's admitted that he's a millionaire." (Unquote)

 

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Revolution oder Evolution: Das Ende des Kapitalismus?

Revolution oder Evolution: Das Ende des Kapitalismus?

 

PDCA日記 / Diary Vol. 549「人事の鉄則は、迷ったらやめる」/ "The iron rule of hiring is to stop if you are bewildered"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 549「人事の鉄則は、迷ったらやめる」】

 

会社員と自営業者の違いとして、人事評価の有無があります。

 

会社員の場合、1年か半年に一度人事評価が行われ、上司からのフィードバックを受けます。

 

一方、自営業者は人事評価などなく、顧客からフィードバックを受けることもほとんどありません。

 

会社員として組織にフィットしていない人の場合、自営業者で全ての責任を負う立場になってみるとよいかもしれません。

 

会社組織に不平不満を持ちながらビジネスをやるよりも、自営業者として仕事をすることで、新たな発見がきっとあるはずですよ😊。

 

今回紹介する資料「今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書」は「V字回復、最高売上を叩き出す最強の経営ソリューションパッケージ」をキャッチフレーズにしており、「人事の鉄則は、迷ったらやめる!」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『人は人を評価できない』という前提のもと、極めて慎重に人を評価したり、採用していかなければいけません。

 

だから、原則は人事に関しては『迷ったらやめる』ということです。

 

事業は迷っても、思い切ってやってみることで活路が開けることもあります。

 

失敗から学ぶこともあります。

 

しかし人事では、それをしてはいけません。

 

採用などでは、もし面接をして採用を迷うなら、もっと多くの情報を取る必要があります。

 

何か引っかかるところが解消するまで、何度も面談すべきです。

 

時間をかけてリファレンスをとってみる。

 

もし可能なら試用期間を設けて、6ヵ月後に正社員にするかどうか判断する。

 

本当のところは、実際に一緒に働いてみないと、その人の能力や人間性はわからないものです。

 

焦る必要はないのです。

 

じっくりと見極める。

 

ゆっくり慎重に考える。

 

昇進に関しても慎重にすべきです。

 

同じように何か懸念点があるなら、その旨を本人にフィードバックして、その部分を改善してもらう。

 

常に、自分の目は節穴だぐらいに思ったほうがいいのです。

 

それが、人事の鉄則だと思っています。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書

今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書

  • 作者:岩田松雄
  • 発売日: 2020/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 日本企業の場合、試用期間で解雇されるケースはほとんどありません。

 

一方、私の前職である外資系金融機関では、試用期間中に解雇される人が結構います。

 

日本の法律では、正当な理由があれば試用期間中に解雇することが認められています。

 

外資系企業では目にする光景であるため、実際にそのような立場になっても悲観する必要はありません。

 

単純にその企業とフィットしなかっただけであり、別の職場を探せばよいだけです。

 

というわけで、チャレンジングなことがあっても気にせず、次のことを考えるようにしましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「迷う」=「be bewildered」>

  

今回出てきた「迷う」の英訳は、「be bewildered」になります。

 

「人事の鉄則は、迷ったらやめる」を英語にする場合、「The iron rule of hiring is to stop if you are bewildered」とすればよいですね😊。  

 

今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書

今までの経営書には書いていない 新しい経営の教科書

  • 作者:岩田松雄
  • 発売日: 2020/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 549 "The iron rule of hiring is to stop if you are bewildered"】

 

The material introduced today "New management textbook that has not ever been written in the management books (Japanese only)" has a catchphrase "V-shaped recovery, the strongest management solution package that hits the highest sales", and the following phrases were impressive in the part "The iron rule of hiring is to stop if you are bewildered".

 

"We must evaluate and hire people very carefully on the premise that people cannot evaluate others.

 

Therefore, the principle is to 'stop if you are bewildered' when it comes to the hiring process.

 

Even if you get lost in your business, you may be able to open your way by taking the plunge.

 

Sometimes we learn from our mistakes.

 

But in case of hiring, don't do that.

 

For hiring, etc., if you are uncertain about hiring after an interview, you need to get more information.

 

You should meet again and again until something goes away.

 

Take the time to get a reference.

 

If possible, set a trial period and decide whether to become a full-time employee after 6 months.

 

The truth is, you can't know a person's abilities or humanity without actually working with them.

 

You don't have to rush.

 

Carefully identify.

 

Think slowly and carefully.

 

You should also be careful about promotion.

 

Similarly, if you have any concerns, give feedback to the person and ask them to improve the part.

 

You should always think of your eyes as a knot hole.

 

I think that is the ironclad rule of hiring." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 548「ひとつの製品を究める」/ "Pursue one product"

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PDCA日記 Vol. 548「ひとつの製品を究める」】

 

過去のPDCA日記でも紹介していますが、フランスの高級ブランドが販売しているカバンと日本のカバンメーカーが製造しているカバンであれば、「後者(日本製カバン)の方が明らかに質は高い」と某高級ブランド出身のフランス人教授がよく言っていました。

 

 

それでも、日本製カバンより質が劣る(?)フランスの高級ブランドのカバンを買い求める人が後を絶ちません。

 

これは、フランスにおける高級ブランドのマーケティング努力の賜物だと思います。

 

前述のフランス人教授によると、「高級ブランドの商品は毎年値上げをしている」ともコメントしていました。

 

ダイヤモンドや化粧品は、「高い方が売れる」という不思議な商品ですが、高級ブランドの商品も同じ特性を持っているということですね😊。

 

今回紹介する資料「「売る力」が身につく最強マーケティング図鑑」は「シンプルだけど一度覚えればビジネス現場で一生使えるマーケティングの成功鉄則」をキャッチフレーズにしており、「ひとつの製品を究めることで広がる世界 ~江崎グリコ ポッキーの場合~」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「『ポッキー』といえば子どもから大人まで誰もが知っている”国民的お菓子”ですが、その歴史は古く1966年に遡ります。

 

当初は子ども向けに、先行商品である『プリッツ』にチョコをコーティングして発売し好評でしたが、70年代に入って売り上げに陰りが見える中、松田聖子さんのCMとともに『旅にポッキー』『ポッキー・オンザロック』など食べ方やシーンの拡張を訴求、また『アーモンド・ポッキー』『いちごポッキー』など新製品の開発を行います。

 

さらに80年代には発売当時の子どもたちが大人になるにつれてターゲットを全世代に拡げ、付加価値の高い製品開発とともに『四姉妹物語』などストーリー性あるCMを通じてさらなる定着を図ります。

 

観光地のお土産とコラボした『地元ポッキー』も開発します。

 

最近では『家族でポッキー』『ポッキー何本分話そうかな』などのCMで、人と人とのコミュニケーションの場面づくりのアイテムとしてのポッキーを打ち出しています。

 

『持つところのあるライトなチョコスナック』という商品コンセプトから、ターゲットもラインも、シーンも拡張することでロングセラーになったポッキーの歴史は、『マーケティングの力』を感じさせる取り組みといえるでしょう。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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「売る力」が身につく最強マーケティング図鑑

「売る力」が身につく最強マーケティング図鑑

  • 作者:草地 真
  • 発売日: 2020/07/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. アメリカでは日本と同じ「ポッキー」という商標で販売されていますが、ヨーロッパでは「MIKADO」というブランドで売られています。

 

また、国や地域の気象条件に合わせて、チョコレートの融点を変えるなど、色々な経営努力をしているようです。

 

気温が高いタイでは、日本のポッキーよりも融ける温度が高いチョコレートを利用し、バンコクなどの高温多湿の都市で融けにくいポッキーが楽しめるようになっています🍫。

 

さらに、2020年10月に「2019年に世界で最も売れたチョコレート・コーティング・ビスケット」としてポッキーがギネス認定され、お菓子業界では話題になったようです。

 

最近はポッキーを手にしていなかったため、今度スーパーに行った時に探してみたいと思いました😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「究める」=「pursue」>

  

今回出てきた「究める」の英訳は、「pursue」になります。

 

「ひとつの製品を究める」を英語にする場合、「Pursue one product」とすればよいですね😊。  

 

「売る力」が身につく最強マーケティング図鑑

「売る力」が身につく最強マーケティング図鑑

  • 作者:草地 真
  • 発売日: 2020/07/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 548 "Pursue one product"】

 

The material introduced today "The strongest marketing pictorial book that you can acquire (Japanese only)" has a catchphrase "Simple but once you learn it, you can use it for a lifetime in the business field", and the following phrases were impressive in the part "In case of Ezaki Glico Pocky".

 

"'Pocky' is a 'national sweet' in Japan that everyone from children to adults knows, but its history goes back to 1966.

 

Initially, it was popular for children by coating its favorite product "Pretz" with chocolate and selling it, but in the 1970s, sales were declining, and along with Seiko Matsuda's CM, "Travel Pocky" and "Travel Pocky".

 

They promoted the expansion of eating styles and scenes such as 'Pocky on the Rock', and develop new products such as 'Almond Pocky' and 'Strawberry Pocky'.

 

Furthermore, in the 1980s, as the children at the time of launch became adults, the target was expanded to all generations, and along with the development of high-value-added products, they worked to further establish it through story-like commercials such as 'Four Sisters Story'.

 

They also developed 'Local Pocky' in collaboration with souvenirs from tourist spots in Japan.

 

Recently, in commercials such as 'Pocky with my family' and 'How many Pocky can I talk about?', Pocky has been launched as an item for creating scenes of communication between people.

 

The history of Pocky, which has become a long-selling product by expanding the target, and it can be said to be an initiative that makes you feel the power of marketing." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 547「鉄道と不動産」/ "Railroad and Real Estate"

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PDCA日記 Vol. 547鉄道と不動産」】

 

私が今住んでいる街の周りには、色々なマンションが建設されているのですが、いつも「こんなに建てて人が入るのだろうか?」と心配になってしまいます(大きなお世話?)。

 

私の家を出てすぐのところに東急建設が建てているマンションがありますが、東急建設はその名の通り東急株式会社が筆頭株主になっています。

 

鉄道会社が建築ビジネスを手掛けているのは日本の特徴ですが、これには歴史的な背景があります。

 

そんなことを考えている時に、今回紹介する資料「不動産業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」に遭遇しました。

 

本書は「国内総生産の1割を占める不動産業は、「開発・分譲」「流通」「賃貸」「管理」「証券化」の5つに分けられます」と解説しており、「分譲事業は東急電鉄阪急電鉄がリード」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「分譲事業の歴史は、私鉄会社による郊外沿線開発の歴史ともいえます。

 

明治時代末期の都市地域の拡大によって私鉄が路線を郊外に延ばしていき、宅地や一戸建てを分譲していくことで、沿線に住む人を増やし、乗客を生み出していく構造です。

 

土地を安く買って開発し、高く売ることで利益を得ていく分譲事業の原型は、この時代につくられました。

 

最初の分譲事業は、東京では1913(大正2)年に分譲が始まった東京信託株式会社(現:日本不動産株式会社)による玉川田園都市計画、関西では1909(明治42)年の箕面(みのお)有馬電気軌道(現:阪急電鉄)の沿線開発事業です。

 

箕面有馬電気軌道の開発事業は『関西の私鉄王』ともいわれた小林一三が計画したもので、大阪府池田氏豊中市箕面市で開発を進め、池田氏室町では土地の分譲と建売住宅(200戸)の月賦販売(分割で支払うこと)を行いました。

 

このように、明治初期に生まれた不動産業は明治末から大正時代に開発、分譲事業が花開きました。

 

月賦販売:不動産を購入するのに月単位で分割で支払うこと。現代では割賦払いともいう。明治や大正時代にはローンがなかったため、不動産を購入する際は、売主に対して月払いで支払うことが多かった。」(引用終わり)

 

今回紹介する資料「不動産業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」を読んで、明治や大正時代にローンがなかったことを初めて知りました👀。

 

今の時代に家を買うと、ローンを使って一括で売主に支払いを行い、毎月銀行に返済をする方法が一般的ですね。

 

明治や大正時代には、不動産の買手が売主に毎月支払いを行っていたようで、売主が銀行的な役割もしていたことになりますね。

 

このようなことを知ることができるため、読書は本当に楽しくてためになります😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 現在、大学のキャンパスがある場所は鉄道会社が関わっているケースが結構あったりします。

 

元々、慶應義塾大学は三田キャンパスしかありませんでしたが、1929年に東急の創業者である五島慶太氏が日吉東口駅前の土地約72,000坪を慶應側に寄付し、1934年に日吉キャンパスがオープンします。

 

五島氏が日吉の土地を慶應に寄付した背景には、ビジネス上の判断がありました。

 

まず、神奈川県の郊外に位置している日吉キャンパスには、東京都から東急を使って学生が多数通学しています。

 

従来、東京行の上り電車は混雑しており、日吉行の電車はガラガラの状態でしたが、慶応義塾大学の日吉キャンパスが誕生したことにより、日吉行の電車の利用率が上昇したのです。

 

また、慶応義塾大学のブランドが周辺地域の価値を高めることになり、日吉キャンパスが開学した1934年4月、日吉の分譲地の売上は一気に10倍以上に跳ね上がりました。

 

東急と慶應の関係とは少し違いますが、阪急が最寄り駅の関西学院大学上ヶ原キャンパス(兵庫県西宮市)の周辺地域は、関西で屈指の高級住宅街になっています。

 

この辺りのことを考えながら電車に乗ると、色々と面白いビジネスのアイデアが生まれるかもしれませんね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「ゆっくりする」=「slow down」>

  

今回出てきた「ゆっくりする」の英訳は、「slow down」になります。

 

「ゆっくりすることの意味」を英語にする場合、「The meaning of slowing down」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 547 "Railroad and Real Estate"】

 

The material introduced today "A textbook that clearly understands the mechanism and business of the real estate industry in this one book (Japanese only)" explains "The real estate industry, which accounts for 10% of the gross domestic product, can be divided into five categories: development / sales, distribution, leasing, management, and securitization", and the following phrases were impressive.

 

"The history of the condominium business can be said to be the history of development along the suburbs by private railway companies.

 

Due to the expansion of the urban area at the end of the Meiji era, private railways extended the route to the suburbs, and by selling residential land and single-family homes, the number of people living along the railway line increased and passengers were generated.

 

The prototype of the condominium business, in which land is bought cheaply, developed, and sold at a high price to make a profit, was created in this era.

 

The first sales business is the Tamagawa Garden City Planning by Tokyo Trust Co., Ltd. (currently Japan Real Estate Co., Ltd.), which began sales in 1913 in Tokyo, and along the Minoh Arima Electric Orbit (currently Hankyu Railway) in 1909 in Kansai.

 

The development project of Minoh Arima Electric Orbit was planned by Ichizo Kobayashi, who was also called 'Private Railway King of Kansai', and development was promoted in Ikeda, Toyonaka, and Minoo in Osaka Prefecture.

 

Monthly installment sales (payment in installments) of built-for-sale houses (200 units) were carried out.

 

In this way, the real estate industry, which was born in the early Meiji era, was developed from the end of the Meiji era to the Taisho era, and the sales business flourished." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 546「辞書は読みこむもの」/ "Dictionary is what to read"

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PDCA日記 Vol. 546「辞書は読みこむもの」
 
 
PDCA日記では、「ボンジュール英語」というコーナーがあり、毎回英単語を1つずつ紹介しています。
 
「ボンジュール英語」を作成するため、私は毎日辞書を引いているのですが、その際に「こういう意味もあるのか!」という発見が結構あったりします。
 
日本語でもそうですが、英語の場合、「知らない単語がなくなる」ということは基本的にありません。
 
今後も私は辞書と付き合うことになりそうです😊。
 
PDCAカフェに来る人の中で、「英語が苦手」とコメントするケースがあります。
 
過去のPDCA日記でも紹介しましたが、「英語が得意」という人は基本的にいません。
 
同時通訳をしている人であっても、「英語が得意」であったわけではなく、「英語をたくさん使った」だけの話です。
 
この点は重要であり、「英語が苦手」という人は「英語を使っていない」と考え直し、今日からYouTubeなどで英語を聞くようにしましょう😊。
 
YouTubeなどで英語を聞いていても、最初は何を言っているのか分からないケースが多いでしょう。
 
そんな場合、日本語字幕をつけてくれている英語動画などもありますので、使ってみましょう。
 
私のお勧め動画は、アメリカ軍の特殊部隊で隊長を務めていたジョッコ・ウィリンク(Jocko Willink)氏のスピーチです(テーマは「戦場のリーダーシップ論」)。
 
ウィリンク氏はゆっくりとはっきりした発音で英語を話しているため、英語が母国語ではない人にとっても分かりやすい内容になっています。
 

 

ウィリンク氏は除隊後、コンサルティング会社を起業し、様々なビジネスを展開しています。

 

ウィリンク氏は「Extreme Ownership」という有名な本を執筆しており、リーダーシップの解説書としてアメリカでベストセラーになりました。

 

Extreme Ownership」は読みやすい英語で書かれていますので、海外に行く機会があれば、是非本屋で買ってみてください😊。

 

 

もう一つのお勧め英語動画は、アメリカの著名なモデルであるキャメロン・ラッセル(Cameron Russell)氏の「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」です(面白いテーマでしょ😊)。

 

ラッセル氏は早口で英語を話していますが、「美しさとは何か」という人類が求める永久のテーマを題材にしており、多くの方が興味深く聞くことができるでしょう😊。

 

 

 

ラッセル氏は、アメリカのランジェリー・ブランドである「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」のモデルでもありました。

 

ヴィクトリアズ・シークレットは日本で展開していませんが、ハワイのアラモアナ・ショッピングセンターには店舗があります(実はハワイにも住んでいたことがある私🌴)。

 

ヴィクトリアズ・シークレットは、マーケティングに長けている会社として知られています。

 

ヴィクトリアズ・シークレットのモデルは、「エンジェル」と呼ばれています。

 

ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルに選ばれることで、トップモデルへの道を約束されることになります。

 

日本でも有名なスーパー・モデルであるミランダ・カー(Miranda Kerr)氏も、ヴィクトリアズ・シークレットの元エンジェルです。

 

カー氏はアメリカ西海岸のイメージが強いかもしれませんが、実はオーストラリア出身であり、2008年にオーストラリア人として、初めてヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルに選ばれました。

 

マーケティングや広報の仕事をしている方は、「『ヴィクトリアズ・シークレット』が全米の女性に愛されるワケ」という本を読んでみるとよいでしょう😊。

 

 

今回紹介する資料翻訳地獄へようこそは、「翻訳の奥深さ面白さがじわじわ伝わってくる一冊」をキャッチフレーズにしており、「翻訳者にとって辞書は引くものではなく読みこむものである」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「私たちは辞書は引くものだと思っているが、読み物として最初のページから読んでいくと、一生目にする機会がなかったはずの単語と出会うことができる。

 

辞書は引くだけではなく、読むものである、というのは、翻訳者なら痛感したことがあるだろう。

 

いずれにしても、辞書を『読む』人は、もっと踏みこんだ訳文をつくることができるだろう。」(引用終わり)

 

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翻訳地獄へようこそ 宮脇孝雄シリーズ

翻訳地獄へようこそ 宮脇孝雄シリーズ

 

 

P.S. 今回紹介した資料「翻訳地獄へようこそ」が唱えている「辞書は引くだけではなく、読むものである」ということは、翻訳者に限らず、ブロガーである私も感じています。

 

最近はウェブ上で辞書を引くことがほとんどですが、本書を通して、読み物として辞書に向き合っていくことの重要性を改めて考えるようになりました。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「辞書」 = 「dictionary

 

今回出てきた「辞書」の英訳は、「dictionary」になります。

 

「辞書は読みこむもの」を英語で表現する場合、「Dictionary is what to read」とすればよいですね😊。

 

翻訳地獄へようこそ 宮脇孝雄シリーズ

翻訳地獄へようこそ 宮脇孝雄シリーズ

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 546 "Dictionary is what to read"
 

The material to be introduced today "Welcome to Translation Hell (Japanese only)" has a catchphrase of "Book that gradually conveys the depth of translation and fun" and the following phrases were impressive in the part "Dictionary is what to read".

 

"We consider dictionaries to be checked, but as you read from the first page, you'll find words you wouldn't have had a chance in your lifetime.

 

Translators may have noticed that dictionaries are not only for lookups, but also for readings.

 

Either way, those who are reading the dictionary will be able to create more sophisticated translations." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 545「報連相のテーマは上司が決めている?」/ "Are bosses deciding on the theme of report, note, discuss?"

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PDCA日記 Vol. 545報連相のテーマは上司が決めている?」】

 

日本企業で働く外国人が直面するチャレンジとして、報連相があります。

 

日本に本社がある海外拠点の外国人が働く場合でも、報連相が軋轢のきっかけになります。

 

PDCA日記リーダーの方で、外国人の部下を持ったり、海外で働く予定がある場合、「基本的に報連相はない」と割り切ることをお勧めします。

 

国や地域にもよりますが、海外では「結果主義」で業務が行われることがほとんどです。

 

そのため、数字や目標を達成している限り、上司が部下に細かく報連相を求める文化がないのです。

 

きちんと結果を出している外国人の部下に対して、日本人の管理職が細かい報連相を求めると、「マイクロマネジメントによって、あなたは私の時間をムダにしている」とはっきり言われることすらあります。

 

それでも報連相を求める場合、部下やチームメンバーにどのようなことを期待しているかについて、週次の1on1などで繰り返し伝えていくしかありません。

 

ただ、私自身、海外で働き、外国人の上司、部下と業務を行ってきましたが、外国人に報連相を求めるのは非効率であると思っていますね。

 

今回紹介する資料「IT人材が輝く職場 ダメになる職場」は「問題構造を解き明かす」をキャッチフレーズにしており、「IT職場の勝ちパターン3 コミュニケーション」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「旧来製造業型の組織では、いわゆる報連相(報告、連絡、相談)型のコミュニケーションが良しとされる。

 

報連相は部下から上司にするものなので一見するとボトムアップスタイルに見えるが、報連相のテーマは上司が決めていたり、報連相をするタイミングやお作法も上司の気分に左右されたりするので、実情はトップダウン型のコミュニケーションスタイルである。

 

コラボレーション型の組織では、『雑相(ザッソウ)』が効果的である。

 

雑相とは、全社員リモートワークで有名なソニックガーデンの社長、倉貫義人さんの発案で、『雑談と相談』あるいは『雑な相談』を意味する。

 

上司と部下、あるいはエンジニア同士のちょっとした雑談や相談、ラフな相談から、問題解決の道筋が生まれたり、新しいサービスやプロダクトが生まれたりするという。

 

ITツールに目を向けると、メールは報連相型に適したコミュニケーションツール、Slackなどのビジネスチャットは雑相に適したツールだ。

 

コラボレーション型へのシフトが求められるIT職場において、メールよりもビジネスチャットに分があるのは、そのような背景もある。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「IT人材が輝く職場 ダメになる職場」が、「報連相をするタイミングやお作法も上司の気分に左右されたりする」と指摘していますが、私は日本の銀行でこの光景に何度も遭遇してきました。

 

私が以前いた日本の銀行では、部下が上司に話しかける際、「今、少しお時間宜しいでしょうか?」と断りを入れる習慣がありました。

 

私はこの習慣が嫌いであり、チームメンバーには「断りを入れる必要はないですよ」と伝え、いつでも話しかけてもらえるようにしていました。

 

まず、断りを入れなければならない上司は、話しかけにくいのです。

 

つまり、報連相をしにくい上司であり、管理職に向いていないと言えるでしょう。

 

私自身は、自分からチームメンバーに報連相をしていたため、「どちらが上司か分かりませんよ」と冗談を言われていたくらいです。

 

日本企業が海外進出をする際にチャレンジに陥る背景として、スタッフの英語不足がありますが、日本式の報連相を外国人に求めてしまうこともあるのではないかと、密かに私は分析しています。

 

この辺りは業界によっても違いがあると思いますので、面白い方法を採用しているところがあれば、是非お知らせください😊。

 

P.S.2 今回紹介した資料「IT人材が輝く職場 ダメになる職場」に登場しているソニックガーデンは、雑相以外にも様々な面白い取り組みを行っており、社員全員が在宅勤務をしながら業績を拡大しているIT企業です。

 

過去のPDCA日記で、ソニックガーデンの運営方法を紹介したことがありますので、テレワークが中々進まない職場で働いている人は、一度参考にしてみるとよいでしょう😊。

 

リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「報連相」=「report, note, discuss」>

  

今回出てきた「報連相」の英訳は、「report, note, discuss」になります。

 

報連相のテーマは上司が決めている?」を英語にする場合、「Are bosses deciding on the theme of report, note, discuss?」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 545 "Are bosses deciding on the theme of report, note, discuss?"】

 

The material introduced today "Workplace where IT human resources shine, workplace where it becomes useless (Japanese only)" has a catchphrase "Understanding the problem structure", and the following phrases were impressive in the part "IT workplace winning pattern 3 communication".

 

"In traditional manufacturing-type organizations in Japan, so-called 'report, note, discuss' type communication has been considered to be good.

 

At first glance, 'report, note, discuss' looks like a bottom-up style, because subordinates are supposed to report, note, discuss with his or her boss.

 

However, the theme of report, note, discuss is decided by his or her boss, and the timing and manner of report, note, discuss also depends on boss's mood.

 

Therefore, the reality is a top-down communication style.

 

In a collaborative organization, 'chat, discuss' type communication is effective.

 

This idea is made by Mr. ​​Yoshito Kuranuki, the president of Sonic Garden, which is famous for the company where all employees are working from home.

 

It is said that a way to solve problems and new services and products are born from small chats, discussions, and rough discussions between bosses and subordinates, or engineers.

 

Looking at IT tools, email is a communication tool suitable for report, note, discuss, and business chat such as Slack is a tool suitable for chat, discuss aspects.

 

That's why business chat is more important than email in IT workplaces where a shift to collaboration is required." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 544「英文契約書ははっきりさせることが重要」/ "It is important to clarify the English contract"

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PDCA日記 Vol. 544「英文契約書ははっきりさせることが重要」】

 

私は最初の職場が外資系金融機関でしたが、一つ良かったことに英文契約書を大量に読み込んだことがあります。

 

当然ながら、法務部や弁護士がサポートしてくれますが、どのような内容にするかという根本の部分は銀行員が判断する必要があります。

 

私は社会人2年目に、審査の仕事をしたのですが、ここで色々な英文契約書と触れることになりました。

 

今でも、英文契約書を見ることは得意であり、海外の取引先とも英文契約書を取り交わすこともあります😊。

 

今回紹介する資料「初歩からきちんと英文契約書」は、初級者が英文契約書実務の第一歩を踏み出すための基礎的な事項を、英文表現上の実例で示しながら解説しており、「どのように読むか」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「英文契約書の読み方には、『英文』としての読み方と『契約書』としての読み方がある。

 

『英文』として読むとは、書いてあるとおりに正確に理解することである。

 

このために必要なのは語学力に尽きる。

 

『契約書』として読むとは、内容上の問題を指摘し改善を目指すことである。

 

『英文』として読んで内容が理解できただけでは不十分であり、契約書としての問題点を発見し改善を提案できなければならない。

 

『契約書』として読む力を養うには、多くの契約書を読み、考え、議論するしかない。

 

契約書を読む場合に、まず頭に入れておくべき根音的な注意事項を、『ひとこと』でまとめておく。

 

①気を楽にする『ひとこと』:分からないこともある

 

何を言っているかというと、『相手が提示してきた契約書の条文は、分からないこともある』ということである。

 

英米の弁護士が書いたものでさえ、誤りや不明な箇所がある。

 

専門家でない人やネイティブでない人が書いたものは、なおさらである。

 

交渉中の契約書はいくらでも修正できるということを忘れてはならない。

 

②もっとも重要な『ひとこと』:はっきりさせる

 

これは契約書を読む場合の考え方の基本中の基本である。

 

紛争の多くは、契約書の条文が不明確であることから生じていると言っても過言ではない。

 

およそ契約書を読む場合には、『はっきりさせる』姿勢が最重要である。

 

③言ってはならない『ひとこと』:後でこういう主張ができる

 

ある条文についていろいろな解釈が可能な場合、『争いになったら、こちらに有利なこういう主張ができるから、このままでよいではないか』という意見が出ることがある。

 

しかし、こちらに有利な『主張ができる』ということは、逆に相手も相手に有利な主張ができるということであり、紛争が生じる。

 

それを最終的に決着するには裁判などによらなければならず、勝てる保証はない。

 

そして、たとえ勝ったとしても、多大な手数、時間、費用がかかる。

 

問題に気づかずに不明確なまま契約書を結んでしまい後で紛争になった場合は、こちらの有利になるような議論を考えなければならない。

 

しかし、これから契約を締結しようという場合には、いくらでも直せるのであるから直すべきであり、『後でこういう主張ができる』と考えて不明確なままにしておいてはいけない。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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初歩からきちんと英文契約書(第2版)

初歩からきちんと英文契約書(第2版)

 

 

P.S. 今回紹介した資料「初歩からきちんと英文契約書」が述べている通り、英文契約書を「英文」として読むためには、語学力が必須になります。

 

「自分は日本企業で働いているし、今後も日本で生きていく予定であるため、英語は勉強しない」と宣言するビジネスパーソンに会うことがありますが、この考え方では成功は難しいでしょう。

 

日本企業であっても、株主が外国人になったり、取引先が海外企業になることもあります。

 

日産自動車のように、経営者がフランスから送り込まれてくるケースもあるため、英語の勉強は必要不可欠です。

 

皆様も英語の勉強を始めて、続けられる仕組みを構築しましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「~を目指す」=「aim for~」>

  

今回出てきた「~を目指す」の英訳は、「aim for~」になります。

 

「内容上の問題を指摘し改善を目指す」を英語にする場合、「Point out content problems and aim for improvement」とすればよいですね😊。  

 

初歩からきちんと英文契約書(第2版)

初歩からきちんと英文契約書(第2版)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 544 "It is important to clarify the English contract"】

 

The material introduced today "English Contract 100 (Japanese only)" explains the basic matters for beginners to take the first step in English contract practice, showing examples in English expression and the following phrases were impressive in the part "How do you read the English contract?"

 

"There are two ways to read an English contract, one is as English and the other is as a contract.

 

To read as English is to understand exactly as it is written.

 

All that is needed for this is language skills.

 

Reading as a contract means pointing out problems in content and aiming for improvement.

 

It is not enough to read it as English and understand the contents, and it is necessary to be able to discover problems as a contract and propose improvements.

 

The only way to develop the ability to read as a contract is to read, think, and discuss many contracts.

 

When reading a contract, first of all, the basic notes to keep in mind are summarized as follows.

 

1. Tips to ease your mind: Sometimes you don't understand

 

What I'm saying is, 'Sometimes you cannot understand the text of the contract presented by the other party'.

 

Even those written by British and American lawyers have mistakes and uncertainties.

 

What is written by non-experts and non-natives is even more so.

 

Keep in mind that the contract under negotiation can be amended indefinitely.

 

2. The most important tip: Clarify

 

This is one of the basics of thinking when reading a contract.

 

It is no exaggeration to say that many of the disputes arise from the unclear text of the contract.

 

When reading an English contract, the clarification attitude is of utmost importance.

 

3. Tips you are not supposed to say: I can make such a claim later

 

When various interpretations are possible for a certain article, there may be an opinion that 'if there is a dispute, we can make such a claim in our favor, so it is okay to keep it as it is'.

 

However, being able to make an advantageous claim here means that the other party can also make an advantageous claim to the other party, and a dispute arises.

 

In order to finally settle it, it must be done by trial, and there is no guarantee that it will win.

 

And even if you win, it takes a lot of effort, time, and money.

 

If you sign a contract unclear without noticing the problem and later have a dispute, you must consider a discussion that will give you an advantage.

 

However, if you are going to conclude a contract from now on, you should fix it because you can fix it as much as you want, and do not leave it unclear because you think that you can make such a claim later." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 543「読まれる文章は最初の1行で決まる」/ "Text to be read is determined by the first line"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 543「読まれる文章は最初の1行で決まる」】
  

PDCA日記マニア(?)の方の中には、私が忘れている投稿の詳細を質問されるケースがあり、書いたことはきちんと覚えておかなければならないと日々感じています😊

 

PDCA日記は、『ある日のPDCAカフェで』という形で始まることが多いですね」とコメントされる方もいますが、これは偶然ではありません。

 

繰り返しお伝えしていることですが、文章は「とりあえず書き出す」ことが重要であり、「ある日のPDCAカフェで」とタイピングを始めることで、参加者のコメントを思い出すという効用があります。

 

今回紹介する資料「一秒で捨てろ! 」は、「人生がときめく「逆転の整理術」」を解説しており、「読まれる文章は最初の1行で決まる」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ともかく最初の1行を書き始めるのだ。

 

全体の構成やら落とし所を考えないほうがいい感じの文章になると思っている。

 

私の場合、フェイスブックに投稿してからも、平均5回以上書き直している。

 

文章は書いて、直しての繰り返し。

 

訓練しかない。

 

要するに、とりあえず書いてみて、見直す。それを繰り返しアップデートしていく。

 

成功するスタートアップのフローによく似ている。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 「まずはやってみる」ことの重要性を本書は強調しており、「これは文章だけじゃなく、仕事や人生などすべてに通じるコツなのかもしれない」とも述べています。

 

PDCAカフェで、「こういうことをやってみたいが始められない」と悩んでいる方がいますが、私からは「とりあえず始めてみてはどうですか」と勧めています。

 

感覚的には、本当に行動する人の割合は5%程度であると考えています。

 

言い換えると、20人に1人しか「本当に動かない」ことになり、「まずはやってみる」だけでもかなり成功確率を上げることができます。

 

「ブログを書いてみたい」と話していた人には、「今日から始めましょう」と言いましたが、始めていなかったですね。

 

「何かやってみたい」と思っている人は、「実際に動く人はほとんどいない」ことを知っておくだけで、「じゃあやってみるか」となるかもしれませんね😊。

 

実際に動くためのコツとしては、何かを「やってみたい」と言うのではなく、「やってみます」と表現することです。

 

例えばですが、皆様が私から「ヨガをやりませんか?」と聞かれた時、どう答えるでしょうか?

 

「やってみたいです」という回答では、「いつやるか分からない」と言っていることと、基本的に同じです。

 

一方で、「やってみます」と答えれば、私から「では、来週の日曜日午前中はどうでしょうか?」と具体的に提案をすることが可能です。

 

「やってみたい」と「やってみます」の違いは、2文字しかありませんが、皆様の人生において大きな差異をもたらします。

 

私自身、友人や知り合いに誘われた時、「やってみたい」という答え方をしないようにしています。

 

「やりません」か「やります」の2通りであり、「やります」の場合は具体的に「いつやるか」という話に移ることになります。

 

今後、新しいことを始めたいと考えている場合、「やってみたい」という表現をご法度にしてみましょう。

 

小さなことであると感じるかもしれませんが、これだけでも皆様の人生やビジネスに大きな可能性を与えることになると私は思っています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「読まれる文章」=「text to be read」>

  

今回出てきた「読まれる文章」の英訳は、「text to be read」になります。

 

「読まれる文章は最初の1行で決まる」を英語にする場合、「Text to be read is determined by the first line」とすればよいですね😊。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 543 "Text to be read is determined by the first line"】

 

Some PDCA diary readers ask me the detailed questions of posts I have forgotten, and I feel that I have to remember what I wrote😊.

 

Some commented that "PDCA diaries often begin in the form of 'At a PDCA café on a certain day'", but this is not accidental.

 

As I have said repeatedly, it is important to write out the text for the time being, and starting typing "At a PDCA cafe one day" has the effect of reminding participants' comments.

 

The material to be introduced today "Discard it in one second! (Japanese only)" explains "the life-throbbing rearrangement technique" and the following phrases were impressive.

 

"I start writing the first line anyway.

 

I think it's better to not think about the whole structure or where to drop it.

 

In my case, I wrote on Facebook more than 5 times since I posted it.

 

Writing, fixing and repeating.

 

There is only training.

 

In short, write for the time being and review. Update it repeatedly.

 

Much like the flow of a successful startup." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 542「1番抵当権をとっていても税金には勝てない?」/ "Can't you beat the tax even if you have the first mortgage?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 542「1番抵当権をとっていても税金には勝てない?」】

 

私は銀行員時代、審査の仕事をやっていたことから、不動産の抵当権設定手続きを結構やっていました。

 

抵当権設定手続きは中々興味深く、色々な意味で勉強になったことを覚えています。

 

今回紹介する資料「債権回収基本のき」は、「新型コロナ下における『新常態』において企業の債権管理・法務担当者に必要な知識と動作を平易に示す」を解説しており、「1番抵当権をとっていても税金には勝てない?」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「抵当権(根抵当権)の対抗要件は登記です。

 

同じ不動産に複数の抵当権(根抵当権)を設定することができますが、その優先順位は登記の順位で決まります。

 

つまり、1番最初に抵当権を登記した人(1番抵当権者)は、2番目、3番目に抵当権の登録をした人に優先して、その不動産から債権を回収することができます。

 

しかし、1番抵当権の登記をしているからといって安心してはいけません。

 

1番抵当権の登記をしたときにすでに債務者が税金を滞納しており、その後その不動産が差し押さえられたときは、税金の方が1番抵当権よりも優先してしまうからです。

 

税金の滞納による差押えは、税金の支払期限(『法定納期限』といいます)から1年程度経過してから行われるのが通常です。

 

したがって、抵当権を設定するときに登記簿謄本を調べて税金の滞納による差押えがなされることもありますから注意しましょう。

 

なお、抵当権の設定登記をした後に債務者が税金を滞納した場合には、抵当権の方が税金に優先します。」(引用終わり)

 

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債権回収基本のき〔第5版〕

債権回収基本のき〔第5版〕

  • 作者:権田 修一
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 私は金融商品開発の仕事もしていたため、株式や債券などの伝統的な金融資産だけではなく、デリバティブなどの金融商品派生商品に対しても、担保(質権)を設定する仕組みも構築していました。

 

一番革新的だったのは、株式を保有している顧客にプット・オプションを購入してもらい、そのプット・オプションに対して質権を設定した仕組みです。

 

専門的な分野ですが、この仕組みによって顧客が保有している株式価値が下落しても、担保価値が大きく棄損することなく、融資を受けられる仕組みになっていました。

 

興味のある方は、PDCAカフェで詳しく説明できますので、お気軽にご質問ください😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「抵当権」=「mortgage」>

  

今回出てきた「抵当権」の英訳は、「mortgage」になります。

 

「1番抵当権をとっていても税金には勝てない?」を英語にする場合、「Can't you beat the tax even if you have the first mortgage?」とすればよいですね😊。  

 

債権回収基本のき〔第5版〕

債権回収基本のき〔第5版〕

  • 作者:権田 修一
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: 単行本
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 542 "Can't you beat the tax even if you have the first mortgage?"】

 

The material introduced today "Basics of Credit Collection (Japanese only)" explains "In the new normal under the new corona, this book simply shows the knowledge and actions necessary for corporate credit management and legal affairs personnel", and the following phrases were impressive in the part "Can't you beat the tax even if you have the first mortgage?"

 

"The application of mortgages (maximal mortgages) is registration.

 

Multiple mortgages (maximal mortgages) can be set for the same real estate, but their priority is determined by the order of registration.

 

In other words, the person who registered the mortgage first (the first mortgagee) can collect the claim from the real estate in preference to the person who registered the mortgage second and third.

 

However, don't you worry just because you have registered your first mortgage?

 

This is because if the debtor is already delinquent in tax when the first mortgage is registered and the property is subsequently seized, the tax will take precedence over the first mortgage.

 

Foreclosure due to tax delinquency is usually done about one year after the tax payment deadline (called the 'statutory payment deadline').

 

Therefore, be aware that when you set up a mortgage, you may have to check the copy of the register and be seized due to tax delinquency.

 

If the debtor fails to pay the tax after registering the mortgage, the mortgage will take precedence over the tax." (Unquote)

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 541「家賃が据え置きの理由」/ "Reasons why the rent price keeps the status quo"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 541「家賃が据え置きの理由」】

 

最近は、東京都の人口が減少していることが話題になっています。

 

新型コロナウイルスの影響でテレワークが普及し、都心のオフィスに通勤する必要性が薄れ、近隣の神奈川、千葉、埼玉などの郊外に引っ越す人が増加したためです。

 

経済状況や社会情勢に応じて引っ越しができるようにしておくことは、リスク管理の観点からも合理的であると私は考えています。

 

今回紹介する資料「イラスト六法 わかりやすい賃貸住宅」は「賃貸建物の貸主・借主の直面するトラブルを即解消!」を解説しており、「家賃をめぐるトラブルと問題点」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「家賃をめぐるトラブルといえばまず、家賃の滞納です。

 

滞納があれば、家主は契約違反を理由に契約を解除することができます。

 

しかし、1、2カ月の滞納では契約解除は認められない場合が多く、3カ月以上が目安となっているようです。

 

次に多いのが家賃の値上げ、または値下げの要求です。

 

どちらの場合も不当な要求には応じる必要はありませんが、話し合いがつかなければ裁判所の調停で解決することになります。

 

賃料の増減についての事件は、いきなり訴訟で争うのではなく、まずは調停で解決をはかることになります(調停前置主義)。」(引用終わり)

 

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P.S. 日本の場合、賃貸住宅の家賃が更新時に上昇するケースはほとんどないようです。

 

私自身、2013年から8年以上に渡って今の家に住んでいますが、更新時に「家賃を上げたい」と家主から要求されたことはありませんでした。

 

逆に、私から「家賃を下げて欲しい」と言ったことはありますが、「周辺地域の家賃は上昇している」と拒否されたことを覚えています。

 

アメリカでは、更新時に家賃を上げるケースが多く、特に私が以前住んでいたニューヨークの家賃は高騰を続けています。

 

数十年前はマンハッタンのマンションを借りていた人であっても、家賃高騰に耐え切れず、クイーンズやブルックリンなどに引っ越した人が結構いたりします。

 

日本の場合、借主の権利が強く、この背景には借地借家法があります。

 

借地借家法によって、借主の権利が保護されており、主に以下の3つがあるとされています。

 

借地借家法の借主保護内容>

1. 借主は権利主張を容易にできる。
2. 借主にとって不利な特約は無効になる。
3. 簡単に賃貸契約を終了できない。

 

また、フリーランスや自営業者の場合、賃貸住宅に住んでオフィスを兼用にしていれば、家賃を按分処理して経費にすることが可能なのです。

 

自分でビジネスをやっている人が賃貸住宅に住んでいるのは、税務優遇を受けるためだったりします。

 

私がアメリカやイギリスに住んでいれば、住宅購入を検討したかもしれませんが、日本の場合は借主の権利が強いことと自営業者の税務優遇があるため、これからも賃貸住宅に住み続ける予定です。

 

最近は、東京の賃貸住宅であっても、フリーレントがついていたり、更新料なしの物件が出てきています。

 

これからも、日本の借主は強い交渉力をつけていくような気が私はしていますね😊

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「据え置く」=「keep the status quo」>

  

今回出てきた「据え置く」の英訳は、「keep the status quo」になります。

 

「家賃が据え置きの理由」を英語にする場合、「Reasons why the rent price keeps the status quo」とすればよいですね😊。  

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 541 "Reasons why the rent price keeps the status quo"】

 

The material introduced today "Illustration Six Code: Easy-to-understand rental housing (Japanese only)" explains "Immediately solve the troubles faced by the lessor / lessee of the rental housing!", and the following phrases were impressive in the part "Troubles and problems related to rent".

 

"The first problem with rental housing is rent delinquency.

 

If there is a rent delinquency, the landlord can cancel the contract because of a breach of the contract.

 

However, in many cases, contract cancellation is not permitted for one or two months of delinquency, and it seems that three months or more is a guideline in Japan.

 

The next most common request is to raise or lower rent.

 

In either case, it is not necessary to respond to unreasonable demands, but if there is no conclusion in discussion, it will be resolved by court conciliation.

 

The case of increase or decrease in rent should be settled in the imperial court first, rather than in a proceeding in a proceeding (Conciliation First Principle)." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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PDCA日記 / Diary Vol. 540「リバースモーゲージは相続人がいない人のための制度」/ "Reverse mortgages are a system for people without heirs"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 540リバースモーゲージは相続人がいない人のための制度」】

 

過去のPDCA日記で、日本の建物が下落する仕組みについて紹介しました。

 

日本の場合、土地の価格は上下しますが、その上にある建物は購入と同時に下落する仕組みになっています。

 

日本で新築物件が異様に多い背景には上記仕組みがあると考えており、中古物件が中心のアメリカやイギリスで建物の価格が下落しにくい環境とは逆になっています。

 

今回紹介する資料「おひとり様の相続[4つの対策]」は「まず『死後事務委任契約』を!」をキャッチフレーズにしており、「『リバースモーゲージ』は相続人がいない人のための制度やで!」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

保有する自宅不動産を生前に売却し、売却益が出て所得税・住民税が増えることになるのは嫌だ。

 

かつ一々転居するのが面倒くさいという人には、『リバースモーゲージ』の制度を利用する手もある。

 

リバースモーゲージ』とは、保有する自宅不動産を担保にして、老後の生活費などを一括または定期金の形で借りられる貸付制度のことで、各銀行、都道府県社会福祉協議会住宅金融支援機構などが実施している。

 

主に55歳または60歳以上の中高年齢層が利用できる(年齢上限がないものもある)。

 

担保にできる自宅不動産は、多くは一軒家(土地及び建物が自己所有)だが、債権者によっては分譲マンションなどでも可能な場合もある。

 

リバースモーゲージの仕組みは、債権者である銀行等が、借入人の自宅不動産に根抵当権を設定し、借入人は極度額の範囲内(融資枠)で融資を受ける。

 

リバースモーゲージの融資枠は、契約時の不動産評価額に応じて決定される。

 

担保評価は、経年劣化しない土地を中心に評価し、土地評価額の50パーセントから70パーセント以内とする銀行等が多い。

 

一般的な『住宅ローン』と似ているが、住宅ローンは最初に借り入れた額を毎月返済していく制度であるのに対し、リバースモーゲージは、融資枠内の額を借り続けることができ、生きている間の返済は原則不要である。

 

借入人の死後に、根抵当権に供された自宅不動産が売却されることによって一括返済となる(返済の方法は債権者により異なる)。

 

リバースモーゲージのメリット>

 

債権者ごとに、あるいは債権者の提案するプランごとに内容は若干異なるので一概には言えないが、リバースモーゲージには、次のようなメリットがある。

 

特に、次の⑥については、相続人が全くいない人にとっては、大きなメリットである。

 

①生きているうちは自宅に住み続けることができ、面倒な転居の必要がない。

 

②借入人ごとに設定された融資枠内で、必要な時に、必要な額の借り入れができる。

 

③生きている間は、(利息も借入額に組み入れられている場合は)月々の返済は不要、あるいは、利息分のみの返済でいい。

 

④住宅ローンの残債がある高齢者は、リバースモーゲージに借り換えることで返済負担を大幅に解消できる場合もある。

 

⑤資金使途は自由型と限定型があり、条件ごとに異なる。自由型であれば、生活資金に限らず旅行代、グルメ代、趣味娯楽のための費用、老人ホームなどの入居一時金などにも使える。しかし、たとえ自由形であっても、事業目的や投資目的での借り入れは不可である。

 

⑥借入人が死亡して、相続が開始し、相続人(たち)に帰属した自宅不動産を売却することによって銀行等への弁済に充てることになる。

 

相続人(たち)はその家に住むことができなくなる上に、売却益が生じれば譲渡所得税・住民税の納税義務を相続人(たち)が負うことになる。

 

このように、リバースモーゲージは、多かれ少なかれ相続人に不利益を与えるため、相続人がいる高齢者がリバースモーゲージを申し込む際には、借入人の相続人(たち)の同意が必要となる。

 

しかしながら、相続人が全くいない人にとっては、如上(じょじょう)の手間も一切ない。

 

こういった理由から、しばしば相続人が全くいない人には、リバースモーゲージの利用が『向いている』と言われる所以である。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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おひとり様の相続[4つの対策]

おひとり様の相続[4つの対策]

 

 

P.S. 日本では余り普及していないリバースモーゲージですが、アメリカでは幅広く利用されています。

 

日本とは事情が異なり、アメリカのリバースモーゲージの9割近くが、米国連邦政府の保険制度に基づいて実行されています。

 

アメリカには、「住宅資産転換融資制度(Home Equity Conversion Mortgage:以下、HECM)」があるため、連邦政府の保証に基づいて、リバースモーゲージが期中返済不要・追加返済不要が可能になっているのです。

 

アメリカの建物は経年劣化がしにくい仕組みに元々なっているのですが、HECMの保証によって、リバースモーゲージの担保割れリスクを回避でき、安心して利用できる仕組みが用意されているわけですね。

 

また、日本のリバースモーゲージで必須になっている相続人の合意も不要であるため、アメリカのリバースモーゲージ市場は拡大しています。

 

「自由の国」というイメージが強いアメリカですが、過去のPDCA日記で紹介した新築物件の供給量を制限する「ゾーニング」やHECMの存在など、不動産市場については色々な政府の関与がありますね😊。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「相続人」=「heir」>

  

今回出てきた「相続人」の英訳は、「heir」になります。

 

リバースモーゲージは相続人がいない人のための制度」を英語にする場合、「Reverse mortgages are a system for people without heirs」とすればよいですね😊。  

 

おひとり様の相続[4つの対策]

おひとり様の相続[4つの対策]

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 540 "Reverse mortgages are a system for people without heirs"】

 

The material introduced today "Inheritance for Singles: 4 measures (Japanese only)" explains how singles should cope with inheritance in Japan" and the following phrases were impressive in the part "Reverse mortgages are a system for people without heirs".

 

"In case you don't want to sell your real estate before you get a profit from the sale, which will increase your income tax and residence tax.

 

And for those who find it difficult to move, there is a way to use the reverse mortgage system.

 

The reverse mortgage is a loan system that allows you to borrow living expenses for old age in a lump sum or in the form of a fixed payment, using your real estate as collateral.

 

Each bank, prefectural social welfare council, Japan Housing Finance Agency, etc. are implementing reverse mortgage in Japan.

 

It is mainly available to middle-aged and older people aged 55 or 60 and over (some institutions have no age limit).

 

Most real estates that can be used as collateral is a house (owned by the land and building), but depending on the creditor, it may be possible to use a condominium.

 

In the reverse mortgage system, the creditor (bank, etc.) sets a root mortgage on the borrower's home real estate, and the borrower receives a loan within the maximum amount (loan facility).

 

The reverse mortgage loan facility is determined according to the real estate valuation at the time of contract.

 

Many banks evaluate collateral mainly on land that does not deteriorate over time in Japan, and make it within 50% to 70% of the land evaluation value.

 

Similar to a general mortgage, but a mortgage is a system that repays the first borrowed amount every month.

 

While a reverse mortgage allows you to continue to borrow the amount within the credit line. In principle, no repayment is required during life.

 

After the borrower's death, the home real estate provided for the revolving mortgage will be sold for lump-sum repayment (the method of repayment depends on the creditor).

 

<Advantages of reverse mortgages>

 

The content is slightly different for each creditor or each plan proposed by the creditor, so it cannot be said unconditionally, but reverse mortgages have the following merits.

 

In particular, the following (6) is a great advantage for those who have no heirs.

 

1. You can continue to live at home while you are alive, and there is no need for troublesome relocation.

 

2.You can borrow the required amount when and when you need it, within the loan facility set for each borrower.

 

3. While you are alive, you do not need to repay monthly (if interest is also included in the loan amount), or you can repay only interest.

 

4. Elderly people with mortgage debt may be able to significantly reduce their repayment burden by refinancing with a reverse mortgage.

 

5. There are two types of use of funds, free type and limited type, which differ depending on the conditions. If it is a freestyle, it can be used not only for living expenses but also for travel expenses, gourmet expenses, expenses for hobbies and entertainment, and lump-sum payments for elderly homes. However, even if it is freestyle, it is not possible to borrow for business or investment purposes.

 

6. When the borrower dies, the inheritance begins, and the real estate belonging to the heir will be sold, which will be used for repayment to banks.

 

The heirs will not be able to live in the house, and if there is a gain on sale, the heirs will be obliged to pay the transfer income tax and residence tax.

 

In this way, reverse mortgages are more or less detrimental to the heirs, so older people with heirs need the consent of the borrower's heirs to apply for reverse mortgages.

 

However, for those who have no heirs, the above hassle is not at all.

 

For this reason, people who have no heirs are often said to be "suitable" for using reverse mortgages." (Unquote)

 

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